こんばんは、守田矩子(のり子)です。
昨年4月に、こんな記事を書きました↓
この無罪理由を聞いて、私は驚きと怒りで身体が震えました。
この裁判長は、虐待を受けてきた人の心理状態を
全く理解していないのだな、と感じたからです。
懲役10年の有罪判決が出たそうです。
※参考文献↓
NHK NEWS WEBより
被害者弁護人「判決で初めて涙が出た」
被害者の弁護人の岩城正光弁護士は
「弁護士として30年余りたつが、
判決で涙が出たのは今回が初めてです。
被害者のつらかった気持ちが、
1審では厚い司法の壁で受け入れられることはなかったが、
きょうの判決は被害者の気持ちに沿った
常識的かつ良識的なものだった」と話しました。
専門家「妥当な判断」
元刑事裁判官で、
早稲田大学大学院法務研究科の稗田雅洋教授は
「1審判決は、有罪の要件にあてはまるかどうかを
かなり限定的に解釈していたが、
2審判決は、これまでの裁判の実務に従ったもので、
妥当な判断だと思う」と話しています。
そのうえで
「裁判官は、法律の解釈にあたって、
幅広い人の意見に耳を傾け、
常識的な判断ができるように努力していくべきだ」
と指摘しています。
1.私は、実の父親からこのような被害を受けて
とても悔しい気持ちでいっぱいです。
「逃げようと思えば逃げられたんじゃないか。
もっと早くに助けを求めたら
こんな思いを長い間しなくて良かったんじゃないか・・・」。
そう周りに言われもしたし、
そのように思われていたのはわかっています。
でも、どうしてもそれができなかった一番の理由は、
幼少期に暴力を振るわれたからです。
「だれかに相談したい」、「やめてもらいたい」
と考えるようになったときもありました。
そのことを友達に相談して友達から嫌われるのも嫌だったし、
警察に行くことで弟達がこの先苦労するのではないかと思うと、
とても怖くてじっと堪え続けるしかありませんでした。
次第に私の感情もなくなって、まるで人形のようでした。
被害を受けるたび、私は決まって泣きました。
「私にはまだ泣ける感情が残っている」ということ、
それだけが唯一の救いでした。
私が一人っ子だったら、
何も迷わずにもっと早くに訴えられていたかもしれません。
やっぱり大切な弟たちのことが心配だったのです。
そんな弟たちと離れなくてはいけなくなること、
生活が大変になるかもしれないこと、
ただそれだけを考えると、
嫌でも仕方なくてじっと我慢するしかできませんでした。
今も弟たちに会いたい。
話したい。
その気持ちでいっぱいです。
今も会えないのは苦しいです。
途中略
4.私が訴え出て、行動に移すまでに
いろいろな支援者につながりました。
しかし、「本当にこんなことがあるの?」
と信じてくれる人は少なかったです。
失望しました。
疑わずに信じてほしかったです。
支援者の皆さん、
どうか子どもの言うことをまず
100%信じて聞いてほしいのです。
今日、ここにつながるまでに、
私は多くの傷つき体験を味わいました。
信じてもらえないつらさです。
子どもの訴えに静かに、真剣に耳を傾けてください。
そうでないと、頑張って一歩踏み出しても、
意味がなくなってしまいます。
子どもの無力感をどうか救ってください。
私の経験した、信じてもらえないつらさを、
これから救いを求めてくる子どもたちには
どうか味わってほしくありません。
転載、ここまで。
無罪判決からのこの1年、
彼女がどれだけ大変だったかを想像すると、
どうしようもない苦しさと憤りを感じます。
しかし、彼女は、この精神状態の中で、
控訴し、一審の判決に絶望しながらも、
再び裁判に挑まれました。
この方の勇気と強さを、心から尊敬しますし、
支援者の方々のご尽力に感謝します。
ほぼ同時期にこんな
審理やり直し命令も出たようです↓
「養女に性的暴行した罪 無罪取り消し審理やり直し命じる 福岡」
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