こんばんは、守田矩子(のり子)です。

先日の続きです↓

「部分最適と全体最適

(「自然栽培パーティ全国フォーラムin滋賀」に参加して(3))」

 

 

「自然栽培パーティ全国フォーラムin滋賀」
2日目は、4班に分かれての分科会でした。

私が参加したのは、 「自然栽培現場の実態」
という分科会です。

ファシリテーターは、
・自然栽培パーティ・理事長である
社会福祉法人・無門福祉会の磯部竜太さんと
・副理事である
特定非営利活動団体・縁活おもやの杉田健一さんです。




会場は満席で、8割以上の方が、
農業従事者ではなく、福祉施設の方々でした。

こんなに多くの福祉関係の方々が、
自然栽培に興味を持ってくださっている事実が

私にとっては、新鮮な驚きでした。



農業を知らない方が殆どだったので、分科会は、

「自然栽培とは何なのか?」についてのお話から
スタートしました。


自然栽培というものに、明確な定義はありません。
生産者それぞれ、自分の考え方があるようです。

一般社団法人・自然栽培パーティでは、
・農薬

・肥料(化学肥料・たい肥等の有機肥料を含む)

・遺伝子組み換え作物
を使わない農法
を、「自然栽培」と定義しているそうです。



「農薬」を減らした方が良さそうだというのは
誰が考えても分かりそうですが、
なぜ、たい肥などの「肥料」さえも使わないのか?
が理解されにくいらしい。


磯部さんは、
農薬や肥料を否定しているのではなく、
・農薬を使わなくても野菜は育つ
・肥料を使わなくても野菜は育つ

なら、私はどちらも使わない方を選択する
とおっしゃっていました。



磯部さんは、肥料を使わなくても野菜が育つ理由を
分かりやすく教えてくださいました。


無農薬・無肥料で、こんなに大きく育った人参を手に
解説してくださる磯部さん↓

 

IMG_20200208_210416521.jpg





まず、「肥料を使わなくても野菜が育つ理由」
を理解するために、
野菜を食べちゃう、いわゆる『害虫』について
理解しておく必要があります。


「自然栽培の野菜は、虫に喰われない」と言いますが、
虫が来る場合があるそうです。


虫が来るのは、以下の2パターン。

①土の中に、残肥がある場合
(自然栽培パーティでは、
耕作放棄地を利用して作物を作っていますが、
前に使用していた農家さんが
肥料を使って居た場合、
その成分が土に残っている場合があります)

未分解の養分があると、虫が来ます。


②日照不足の場合
お日様の光が足りないと、代謝不足となり
虫が来るそうです。


つまり、作物が健康なら虫は来ない。
弱っている時に、虫が来るのだということ。



そもそも、野菜というのは、排泄ができません。

体内の過剰な窒素(栄養分)を
野菜は、どうやって排出するかというと、

・『実』を落とす か
・『葉』に過剰窒素を持たせて、虫に食べさせるか
だそうです。

なるほど~~~~!


ちなみに、実を落とすものが、
トマト・ナス・カボチャなどの「果菜」、
葉を喰わせるのは、
キャベツ・ホウレン草・水菜などの「葉菜」です。




このスライドがめちゃめちゃ分かりやすかったので

引用させて頂きます↓

IMG_20200208_210242055.jpg




肥料を与えると。。。

①窒素過多になった野菜の、
余分な栄養分を食べに虫が来てくれる。
虫がくるので、農薬で駆除しなければいけなくなります。

②すぐ近くに養分があるため、
野菜は、根を張らなくてもよくなります。

③土中の成分のバランスが崩れて、

連作障害が起きやすくなります。

※連作障害とは、
同一作物(同じ科の野菜)を
同じ場所で繰り返し作り続けることによって
生育不良となり、収量が落ちてしまう
現象のことです。



肥料を与えない自然栽培はこの逆で
①虫が来ない⇒農薬が要らない
②根の張りが良い⇒台風などに強い
③連作障害が起きにくい
などのメリットがあります。


あれ?
良いことだらけじゃない??

ちなみに、野菜のえぐみは、
過剰な窒素の味だそうです。


磯部さんの解説で、野菜を育てるのに
肥料が要らない理由が、よく理解できました。


それにしても、虫さんは
野菜を健やかに成長させるために、
余分な栄養を食べに来てくれていたのですね。

健気じゃないですか?

私は、自然栽培に取り組み始めてから、
虫が全然、怖くなくなりました。




次に、おもやの杉田さんのお話。

土づくりや種まきの方法など、
実務的なお話を沢山聴かせてくださいました↓


IMG_20200208_210525172.jpg





中でも、私が感動したのは、種まきのエピソードです。

おもやさんでは、畑に種まきをするとき、
3粒づつ蒔くそうです。

・ひとつは、鳥のため。

・もうひとつは、虫のため。
・最後のひとつは、人間のため。
だそうです。

種や作物を食べる鳥や虫を、

『敵』とみなさず、
共に生きて行こうという姿勢に、
感動しちゃいました!



杉田さんは、障がい者さんと共に
自然栽培に取り組む中で、
・支援する側

・支援される側
という境界線意識がなくなっていたそうです。

ともすれば、支援する側は、
・「これをしなければ」

・「させなければ」

という気持ちになるそうです。


しかし、『晴耕雨読』の気持ちを持って
自然栽培に取り組むことで、
「畑の中では誰でも対等である」
という意識が芽生え、

どんどん柔軟になっていかれたそうです。


ですので、畑仕事が出来ない時に、
「ゆっくり時間をつぶせる」という事が、
力になる。

けれど、いわゆる健常者には、
これが出来ない人が多いのだとか。


あーーーー、私もそうだ( ;∀;)
つい、何かしたくなってしまう。。。


「ゆっくり時間をつぶせる力」という言葉が

刺さりました。

杉田さんは、自然栽培について、

「目的を決めてやるのではなく、

楽しんでいくうちに広がる」と
最後に締めくくられました。


あぁ、ここでも、「結果を動機としない」人が
結局、成果を出しているんだなぁと痛感しました。



 

杉田さん(左)と磯部さん(右)、
貴重はお話をありがとうございました↓







今回、杉田さんからのお声がけで、
私が、おもやさんの野菜を使って、
フォーラム受付のアレンジメントを
活けさせて頂きました。
(実は、私、元・フラワーデザイナーです!)


器にしたのは、バターナッツカボチャ↓







普通、アレンジでカットしたお花の茎は
その場で捨ててしまいますが、
今回は、カットしたお野菜を
パクパク食べながらのアレンジ(*^^)v

自然栽培のお野菜は、
そのままでも安心だし、
なによりめちゃめちゃ美味しくて、
とても幸せな時間を頂戴しました。


自然栽培パーティの皆さま、
素晴らしい時間と学びを
ありがとうございましたヽ(^o^)丿

私たちも、4月の農学校開校に向けて
頑張ります♪

このおふたりも、いつか招致したいなぁ(#^^#)




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