こんばんは、守田矩子(のり子)です。

・「私は占い師になれますか?」
・「占い師として食べて行けますか?」

 


これは、私が占い師時代に、

相談者様からよく受けた質問です。

 

当時は、もちろんタロットで占ってお答えしていました。
しかし、今なら、「それは分からない」と答えるでしょうね。



先日、中田敦彦さんの青山学院大学の講義を聴講していた時、

中田さんは、こんな話を聴かせてくださいました。

ミュージシャンのスガシカオさんが、ある若者に、

「俺はミュージシャンになれますか?」と相談されて
「分からない」と答えたのを聞き、中田さんは驚いた

というエピソードでした。

てっきり、「頑張ればなれるよ」みたいな励まし系の答えを
スガさんが言われるのかなと思ったからだそうです。


『分からない』の理由として、

「ミュージシャンになれるかどうかは、

自分ではなく、周りが決めることだから
とスガさんは言われたそうです。

た、確かに!


まずは、ミュージシャンになるためには、

周りに発信し続けること。

で、「君、音楽をやった方がいいよ」と誰かに言われたら
やればいい。

中田さんは、芸人も同じで、周りに発信を続けて
「君とコンビを組みたい」といわれたら、
きっと芸人になれるとおっしゃっていました。


中田さんの場合は、「君とコンビを組みたい」と言ってくれたのが

藤森慎吾さんだったそうです。
それで、『オリエンタルラジオ』というコンビが出来上がったのですね。












私の場合も、今から思えば、
タロットを勉強し始めたばかりの頃、
母の友人に頼まれて、その方のおうちで
タロット占いをさせて頂いたのですね。

すると、私の占いを見ていた、友人の旦那様(税理士さん)が

当時フラワーデザイナーだった私に

「あんたは、フラワーデザイナーよりも

占い師になったほうが良い」と言わはったのです。


当時は、「いやいやいや、占い師なんて怪しい仕事では

食べていけませんよ~」と拒否した私です。

しかし、税理士であるその旦那様は
「何を言うてるねん!
うちは、顧客に占い師さんは沢山おる。

そして、皆、あんたよりずっと儲けてるわ!」

と言って、私を笑い飛ばしました。


その際、
「あんた、個性が弱いから、『色』でブランディングしたらええ。

今、紫のメガネをかけてるから、それでいったらええわ。
身に付けるものを紫で統一して、ブランディングしなさい」
とアドバイスしてくださったのですよ(≧▽≦)

それを素直に受け入れた結果、私はそこそこ人気の
占い師になれたのです。

自分では、まったく、「占い師になりたい」と

思ったことはなかったのですが(笑)


よく紫色のものばかり身に付けているので

「紫がラッキーカラーなんですか?」と尋ねられますが、
私のラッキーカラーは紫ではありません。

その税理士さんの言葉を、そのまま聞いただけなんです(一一")



仕事は自分の好きな事をすれば成功するのではなく、

周りが認めてくれることをすれば、上手くいくのかなと思います。

私もそうでしたが、最初はその仕事が好きじゃなくても、

続けて行くうちに、スキルも上がって、面白く感じるように

なるのかもしれません。


「これやってみたら?」といわれたら

スルーしないで試してみて欲しいな。


あとひとつ。
例えば、あなたがまだ若いなら、早いうちにひとつの

仕事に決めてしまうのではなく、色々試してみてれば良いと思うのです。


先日の講義で、中田さんがこんなこともおっしゃっていました。

20代は『バラエティ』の時代

⇒何でもやってみる。

20代の頃は、時間・体力・夢があるから。

「やってみます!」「すぐやります!」と言って、即実行。

30代は『スペシャリティ』の時代
⇒20代で色々試していく中で、だんだん自分の強みが分かってくる。
強みが分かれば、自分に特化した仕事を突き詰めてみる。
ここは約10年かかる。

40代は『オリジナリティ』の時代

⇒ある分野のスペシャリストになっていく。
「あの人っぽいな~」と言われるようになる。

50代は『パーソナリティ』の時代
⇒人柄がすべて、となる。
何が出来る出来ないではなく、

「あの人が言うんだからしょうがないな」みたいな。


この話を聴いて、なるほどなぁと思いました。

50代の自分が、『パーソナリティ』の時代に

生きられているかどうかは分かりませんが、
若い人が、オリジナリティやパーソナリティで勝負するのは

まだ無理ってことなのです。

もしあなたが20代なら、好き・嫌いに関わらず、

「これやってみたら?」と言われた事に、

素直に取り組めばいいんじゃないかな、と思います。


占い師になるのは、色々な経験を経て、

オッサン・オバチャンになってからでも全然遅くない。

いや、むしろその方が良いのかもしれません。

そもそも、占い師には、年齢制限も定年もないですしね。

占い師になってから、転職するよりも、

色々な職業を経験してから占い師になった方が、
あなたの人柄や生き様に魅かれる人が、来てくださるかも。
 

Just Do It!

 

 

 

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