ここまで考えていませんでした（本当のビジネスとは）

こんばんは、守田矩子（のり子）です。

私は、中田敦彦さん（オリラジあっちゃん）のオンラインサロン
【PROGRESS】のメンバーです。

そのオンラインサロン内で、
『ソーシャルアクション部』という部活を立ち上げ、
部長をさせて頂いています。

先日、『ソーシャルアクション部』の中で、
6/29に開催する【自然栽培のお話会】のことを

シェアしたのですね。

このお話会のゲストである佐伯康人さんが、
「平均3000円～12000円という障がい者の毎月のお給料を
自然栽培農業によって、5万円にまで引き上げられた」
というエピソードをご紹介したのです。

すると、あるサロンメンバーさんから、
こんなコメントを頂いたのです↓

5万円はすごい！
私たちもモノづくりで障がいや
なんらかの理由で働けない方たちへの
賃金アップの活動していますので、
その大変さに共感です！

私たちの活動は個人差ありますが、
まだだいたい三万ぐらいです。
（それでも数倍引き上げることに成功しました。）

へー！！！
モノづくりで障がい者へのお給料を3万円も

支払っている方がいらっしゃる！

どなたかしら？と調べてみましたら、
東京コレクションはじめ、国内外で活躍されている

ファッションデザイナーの村松啓市さんでした。

村松さんの専門は、ニットです。
静岡で、『AND WOOL』という
ニットのアトリエ兼ショップを運営されています。

私は、村松さんのブログを読んでいるうちに、
1枚の写真に惹きつけられました。

これです↓

ニットのウェディングドレス！

めちゃめちゃ美しくないですか？

この写真を見ながら、

村松さんは、本当にニットを愛し、

繊細で素敵な作品を生み出されているんだなぁと
感動したのです。

大好きな事を仕事にされているって素敵だな、と。

が、それだけではなかったんです。
なぜ「ニットウエディングドレス」を作り続けるのか？

ブログのインタビュー記事の一部を抜粋させて頂きます↓

■本当にやりたいことは「雇用創出」

村松さんは今、ニット制作の作業工程の一部を、

「内職」という形で外部の編み手職人さんに

発注するという仕組みを作っています。

これは、さまざまな事情から

「外に働きに出ることができない人」のために、

「在宅ワーク」の仕事を提供するプロジェクト

として行われていることです。

・お子さんが小さい主婦の方、

・高齢ですでにリタイアしたけど働きたい方、
・精神疾患などから人付合いが難しく外で働けない方、
などに雇用を提供しています。

活動は注目されて、「AND WOOL」には
「在宅ワーク」に関する問合せがたくさんきているそうです。

「ニットウエディングドレス」は
すべて手作業で作る「一点もの」のウエディングドレスです。

時間と手間をかけて作られるドレスは、
大変上質で高級なものです。
この作業の一部を、
在宅ワークを必要としている方たちにお願いしています。

このドレス、私たちが今取り組んでいる
「雇用創出プロジェクト」に非常に向いている製品なんです。
その理由は大きく2つあって、
「納期が長い」ということと
「対価を払いやすい」ということです。
関わる人全員を、幸せにしてくれるドレスなんです。。。

転載、ここまで。

なるほど！！！

ニットドレスの装飾品パーツなどを、
障がいを持つ方や、お年寄りなどに外注して作って頂き、
その対価をきちんとお支払いしているのですね。

オーダーで作るウェイディングドレスは
高価で、納期までもたっぷり余裕があるため、

障がいを持つ方にでも、
賃金をお支払いすることが出来るのだそうです。

ニットが好きだから、このお仕事をされているのかと思いきや、
本当にやりたいことは「雇用創出」
という言葉に、痺れました！

そして、わが身を振り返って、とても恥ずかしくなりました。

私は占い師時代、沢山のお客様を鑑定させて頂き、
結構な売上がありました。
占い師さんの育成にも力を入れてきました。

自分の事も、周囲の事も、
そこそこ上手く活かせたんじゃないかと思っていたのです。

しかし、自分で稼げる占い師さんを育てることは出来たものの、

『雇用創出』までは考えもつかなかったです。

しかも、「起業して、従業員さんを沢山雇う」
というレベルを越えて、障がいを持つ方や、
何らかの事情で外に出られない方の雇用を創ること。

私には、そこまでの意識がなかったです。

『好き』と『社会貢献』をこんな風に両立することが

できるのですね。
本当に素晴らしいなと思いました。

障がいや様々な事情を持つ方々に、
・ボランティアで手伝ってもらうとか、
・無給もしくは超低賃金で雇うのではなく、
出来るだけ利益の還元をされていらっしゃるのですもの。

こんな起業家さんが増えたら、世界は変わるだろうな～。

そもそも、ビジネスの本来の目的は、
『お金を稼ぐこと』だけではなく、

自分のビジネスを使って、

『社会の問題を解決すること』
のはずです。

・障がい者の雇用は、国や自治体が考えたらええやろう

・誰かが何とかしてくれるやろう
・「障がい者手当」でなんとかなるやろう
ではなく、自分のビジネスで課題解決をするという考え、

本当に尊敬します。

村松さんのこのブログ記事も読んでみてください↓

「はじめまして。茶畑の中のニット屋です。」

こんな素敵な村松さんの作品を、直にみられる展示会が
近々開催されるそうです。

■手仕事でつくるウエディングドレスの展示会■

（日時）　：2019年6月30日（日）　12：00-17：00

（会場）　：ＨＡＬＯ　スペース03
　東京都渋谷区恵比寿1-23-21 ヤマトハイツ1F
（入場料）　：無料
写真撮影もOKだそうです

私は、この日、佐伯さんのアテンドで、

畑の視察に同行するため、東京に行けませんが、
お近くの方は、是非、お立ち寄りください。

村松さんも会場にいらっしゃるそうですよ。

私も、出来るだけ早く、村松さんに会いに行こうっと(^^♪

皆様、こちらにも、是非、お越しくださいね。
病気や障がいを持つ方々の雇用と日本の食について、
一緒に語りあいましょう↓