内田さんのお話の後は、いよいよ、
ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士のご登壇です。
ユヌス博士は英語でお話されるので、
会場には、同時通訳のイヤホンセットが用意されていました。
さすが、国際会議場!
しかし、私は、ご本人の言葉から、直接何かを感じ取りたい!
と思っていたので、最初の内は、イヤホンなしで
博士の英語を聴いていました。
しかし、専門用語や固有名詞が出てくると、
途端に分からなくなり断念。。。
トホホ(ノД`)・゜・。
英語を勉強しなおそう!
さて、ユヌス博士のお話の中で、私が衝撃を受けたのはここです。
バングラディッシュの女性は、
自分が女に生まれたことを申し訳なく思って、
(思い込まされて)育っているので、
『人生は怖いもの』として生きているそうです。
つまり、自己重要感が、めちゃめちゃ低いってことです。
自分で決めることも、お金を借りることも、怖いこと。
だとしたら、「豊かになれる」とも、「幸せになれる」とも
思えなくて当然です。
バングラディッシュでも、
個人ビジネスを始めたい人は、担保を預けて、
銀行からお金を借ります。
しかし、なかなか借金を返済する事が出来ず、
結局、元々もっていた担保や財産も、
銀行に取り上げられてしまう事が多いそうです。
お金を借りることで、余計に貧しくなってしまうのですね。
そんな状況を見て矛盾を感じたユヌス博士は、
「自分のお金を、無担保・低金利で貸し付ければええやん!」
と思いついたそうです。
そうして始まったのが、グラミン銀行です。
グラミン銀行の担保は、家や財産ではなく、
『信用』だそうです。
相手を信じて、お金を貸すってことです。
パネルディスカッションでは、
仕事に関して、こんな意見も出ていました。
●誰かに、どこかに雇われようとするのではなく、
自分で仕事を創る
●「ないもの」を準備するのではなく、「あるもの」で始める
●自分ひとりで始めるのではなく、
師匠・友人・家族など、誰かと一緒にする。
なるほどなぁ、と思う事ばかりでした。
私、ここらあたりで、ピンと来てしまいました!
占い師をしていた頃、
「やりたい事があるのに、なかなか始められない」
というお客様のご相談の中で、
一番問題になるのは、『お金』でした。
・お金がないから、勉強できない。
・お金がないから、資格が取れない。
・お金がないから、起業出来ない。
・お金がないから、嫌な仕事を辞められない
などなど。
だったら、そんな人たちに、無担保・無利子・無期限で
お金を貸してあげればいいだけやん!っと。
これで問題は、あっさり解決だ!!!
なんて簡単なんだ!!!
「内田さんとユヌス博士のお話から(4)」へつづく。
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