こんばんは、タロット占い師・守田矩子（のり子）です。
昨日の続きです↓
例えば、鑑定に来られたお客様に、
「ある問題を解決したいのですが、
どうすればいいですか？」
と尋ねられて、アドバイスにこんなカードが出た時↓
（ウェイト版タロット「ワンド８」・逆位置）
あなたなら、どうお伝えしますか？
カードを正位置に戻して見てみましょう。
「ワンドの８」のカードには、人物は描かれていません。
このカードには、空中から飛んできた８本の棒が、
今まさに、地面に着地しようとするところが描かれています↓
このカードが出た時は、人の力が及ばないところで、
ものごとが完了していく時です。
この動きを、人はどうすることも出来ないのですね。
「逆位置」（逆さま）に出ているのは、
完了のエネルギーが下がり、動きが阻害される時。
つまり、ものごとが、なかなか完了しない時です。
だとしたら、アドバイスは、
「この問題は、自然に解決しますので、
何もしなくていいですよ。
ただし、解決には時間がかかるので、そのつもりで。」
とお伝えすればいいのですね。
しかし、
・問題は自分で解決できるはず
・問題があれば、自ら解決すべき
・何か有効な解決策を提示しなければ。。。
という考え（＝主観）を、占う側が持っていると、
『自分の考え』と『カードの結果』に整合性が見られません。
ですので、「あれ？おかしいな。。。」となり、
焦って頭の中が真っ白、
そして言葉が出ない、
という状態に陥ります。
その状態を、「タロットカードが読めない」と
勘違いするのですね。
プライベートな場面で、誰かに悩みを相談されたなら、
自分の主観や、自分の考えた解決策を
教えてあげれば良いでしょう。
でも、「占いの場」では、占う側の「考え」は必要ありません。
自分の主観を取っ払ってカードを見れば、
『整合性がない』と感じることはありませんので、
「タロットカードが読めない」という事態には陥りません。
「タロットカードが読めない時（３）」へつづく。
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