こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

先日の続きです↓
「あなたが嫌いです(4)」

 
(補足)
この記事や、FBに頂いたコメントやメッセージを読んで、
“記事の内容がだいぶ誤解されているなぁ”
“違う意図で解釈されているんだなぁ” ^_^;
と感じました。

私の書き方が分かりにくかったようです。
誤解を与えてしまった方々、すみません。

私は、
「タダで占ってくれ」という方が
嫌いなのではありません。
「お金がない、お金を払いたくない」と言えない方が
嫌いなのです。

実際、プロの占い師になってから、
“タダで占ってくれ”と直接言われた事はないですし、
鑑定料を支払って頂けなかったこともありません。

「タダで占って下さい」
「無料でタロットを教えて下さい」と
ハッキリ言われたら、むしろ、気持ち良いです。
それなら、こちらも、「嫌です!」と
ハッキリ断れますので。

 
これで伝わったでしょうか?


 
 

 
それでは、先日の続きです。

「お金が無いって言えないのは、実は私です。
お金を払いたくないって言わないのは、実は私です。
ゴメンなさい。」


この言葉を言い始めた途端、私の頭の中に、
もの凄いスピードで、過去の記憶が蘇ってきました。
何かのエネルギーに身体が押されて、
後ろに倒れそうになる位の衝撃がありました。

その時、私は、たくさんの出来事を
一瞬で思い出していました。
長らく忘れてしまって、記憶の底にあった事です。


何を思い出したか?

それは、子どもの頃、うちの家が貧しかったこと。
そして、それが言えなかった事です。

 
私は母子家庭で育ちました。
私が3歳になる前に、父が借金を残して
失踪したのです。
当時、母は弟を身ごもっていました。

母は、女手ひとつで、仕事をしながら
私と弟を育ててくれました。
残された借金を返しながらの二人の子育て。
経済的に、かなり苦しかったはずです。


私は、いつも母から、
「“あそこの家の子は、お父さんが居ないなら
ダメなんだ”と言われないように、ちゃんとしていなさい。」
と言われていました。

このことで、
『人からダメだと思われてはいけない』
『ダメな自分では愛されない』
という思い込みが、私の中に
出来上がったのかもしれません。

 
母からは、「お金が無い」という言葉を
聞いた覚えはありません。
しかし、子供心に、薄々、うちは貧乏なのだと
気がついていました。

そして、
『お金がないのはダメなこと。恥ずかしいこと。
うちが貧乏な事が、周りの友達にバレてはいけない』
と、私は思っていたのです。

だから、私は子供の頃、ずっと
『貧乏じゃないフリ』をしてきました。

 
いくつか思い出した出来事の中で、
一番印象に残っているのは、
なかなか自転車を買って貰えなかった事です。

近所の子たちは、小学校に上がる前位に
自転車を買ってもらい、練習していました。

でも、私は買ってもらえない。。。

「のりちゃんは、どうして自転車に乗らないの?」と
友達に聞かれても、
「うちは自転車を買うお金がないねん。テヘ。」
とは言えずに、なんやかやと理由をつけて
誤魔化していました。
「別に必要ないし」みたいに。

子供の頃、自転車に乗る練習が出来なかった私は、
未だに自転車に乗れません(>_<)
それもカッコ悪いと思って、
なかなか人には言えません(~_~メ)
 
 
次は、高校時代の記憶です。
当時の大阪府の公立高校は、
授業料その他の費用が必要でした。
でも、うちにはそのお金がなかったのです。

そのため、私は、大阪府の育英資金を借りて
高校に進学しました。
育英資金の手続きのために、定期的に
高校の事務室に行かねばなりませんでした。

もう、それが嫌で嫌で(>_<)

クラスメイトにバレないよう、
こっそり事務室に行ってました。
もちろん、自分が育英資金を借りて
高校に来ているなど、誰にも話していませんでした。
一番仲の良かった親友にさえも。


今から思えば、
家にお金がないのは、私の責任ではありません。
育英資金も、貰うのではなく、
社会人になってから返済するのですから、
堂々と借りればいいのに。

友達に話したとしても、誰も私を
バカにしなかったはずです。
でも、私は誰にも言えませんでした。

 
そして、大人になった今でもそうです。
現在の私は、お金が無いわけではありません。
むしろ、かなり豊かな状態だと思います。
 
でも、何か高額な商品を勧められて、
“それ要らんわ~。
その商品に、それだけのお金は払いたくないわ。”
って思っても、それが言えないのです。

だからと言って、
勧められるままに購入するという訳ではなく
「お金を払いたくない」以外の、
何か別の理由をつけて断っていました。


私は、
「その商品にこれだけのお金は払いたくない。」
と言えない自分を、今回発見しました。


これには、心底驚きました。

無意識にやってきた事ですし、
私にとってはそういう態度が当り前で、
自分にこんな『抑圧された部分』があるとは
気付いていませんでした。

でも、今回の件で、私は
自分の中に無意識の抑圧がある事、
そして、それが、子供の時から
私の人生に問題を作り続けてきたという事に
やっと気付く事が出来たのです。


「お金が無い。お金を払いたくない。」
言えない人が嫌いな理由が、
腑に落ちました。




さて、棚田先生のライブセッション講座
参加した事で、『嫌いな人が現れた時』は、
自分の中の抑圧やブレーキに気が付く、
絶好のチャンスだと、私は知りました。


「あなたが嫌い!」と感じた時は、
嫌だ、キライだと、感情を出して終わらせるのではなく、
さらにその先があること。

自分の『抑圧されたものは何か』を見るツールとして、
『嫌いな人』を使う事を学んだのです。


さて、これからどんな『嫌いな人』に
出会うんだろうか、私。

『嫌いな人』が現れることで、
自分の中の見えない面を知る事が出来るなら、
ちょっと楽しみでもあります。

OSHO禅タロット・統合




これからは、『嫌いな人』を簡単に飛ばさずに
観察してみよう(^_-)-☆

 
おわり。



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