こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「強迫性障害(4)」


私が落ち着いたところで、棚田克彦先生は
こう尋ねられました。

棚田先生:
「おばあちゃんに、何か言いたいことは
ありますか?」

私:
「はい。
おばあちゃんは、いつも
周りの人に怒りをぶちまけていました。
気に食わない所を指摘して、攻撃していたのです。

でも、おばあちゃんだって、相当酷かった。
おばあちゃん自身が、大きな問題を抱えていました。

「あんたは不足ったらしい顔をしている!」
と言われている時、私は、
「おばあちゃんの顔の方が、
よっぽど不足ったらしいで!」

と思っていました。

おばあちゃんには、人の事をとやかく言うより、
自分自身と向き合って欲しかったです。」


棚田先生:
「じゃあ、それをおばあちゃんに言ってみて。」


私:
(おばあちゃんの椅子に向かって)
「おばあちゃん、人の事をとやかく言うより、
自分自身のことを見て下さい。」


棚田先生:
「もう一回言ってみて。」


(強めに)
「おばあちゃん!
人の事をとやかく言うより、
自分の問題と向き合って下さい。」


棚田先生:
「じゃあ、おばあちゃんの椅子を遠くに
片づけて下さい。」


私は、おばあちゃんの椅子を、
セミナー室の一番後ろまで運びました。

遠く離れたおばあちゃんは、
もう怖くありませんでした。


そこでセッションは終了しました。

私は、体中が安心感に包まれてる感覚を
覚えていました。


エンプティチェア






私のセッション後に、棚田先生は、
セッション内容の解説、
特に「恐怖を感じた時の反応」について
説明をして下さいました。


動物が恐怖を感じる時。
それは、自分より強い動物に襲われて
生命の危機を感じる時です。

自分の命を守るために、その敵と戦うか、
敵が強すぎる場合は、
その場から逃げなければいけません。

いずれにせよ、
身体を緊張させて、心拍数を上げ、
すぐに動ける態勢を作らねばならない状況です。
そのため、身体は震え、呼吸も早くなります。

全力で戦った後や敵から逃げ切った後は、
緊張から放たれ、心拍数は落ち着き、
呼吸の乱れも戻ります。
この一連の流れの中で、恐怖の感情は
完全に消化され、この感情から解放されるのです。

でも、この消化の過程のどこかで
流れが止められてしまうと、
恐怖の感情は、未消化のまま、
自分の中に蓄積されていくそうです。


「強迫性障害(6)」へ、つづく。



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