こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。


昨日の続きです↓
「タロットはトリック?⑧」


タロットの勉強を始めたばかりの頃。
知り合いの70代男性・経営コンサルタントさんを
占わせて頂き、鑑定後、
「もし、今、全く同じ質問をしたら、
どうなるの?」と聞かれた私。


「現在の心の持ち方や、行動を変えれば、
未来は変わります。
なので、先ほどの鑑定で心境に変化があれば、
結果に出るカードが変わるはずです。

でも、何も変化がなかったのならば、
同じカードが出ると思います。

そして、本質や願望は、そう簡単には
変わりませんので
同じカードが出るはずです。」

とお答えしました。


すると、その男性コンサルタントさんは
「じゃあ、もう一回、占ってみて

と言われました。


心の中では、“えええ
Σ(゚д゚lll)”と
焦りましたが、
タロットを信じる気持ちも、強くありました

私自身も、果たしてどんな結果になるのか、
知りたいという好奇心もありました。



それで、
「分かりました。やってみます。」
とお答えし、
再び、『人格をみる』スプレッドで
その方を占ってみたのです。



結果は。。。



①本質(幼少期)
②現在の環境や気持ち
③望むもの・恐れるもの
この3枚は、先ほどの鑑定時と全く同じカード。

④の結果のみ、違うカードが出たのです。


自分で説明した通りの結果となり、
私は、冷静を装いながらも、
“タロット恐るべし
”と心の中でつぶやきました。


この男性も、さぞ驚くだろうと
思ったのですが。。。


「ふ~ん。なるほど。そういう事ね」
と、妙に納得されているのです。


“何かおかしいな”と私が思っていたら、
この男性はこう言われました。


「どうやって、同じカードを出しているの
」と。


私 :
んんん
???
「どうやってって、ご覧になったとおり、
シャッフルして、カットして、
カードを引いて並べただけですよ。」


男性 :
「え
トリックじゃないの


私 :
「ええ。タロットは、マジックじゃないので。」


そこで、その方、初めて驚かれました。
そして、私にこう言われたのです。


男性 :
「君~、お花は辞めて、占い師になりなさい



私は、ビックリしました。
そして、言い返しました。

私 :
「なにを仰るんですか

私は、お花の仕事の相談に、伺ったのですよ。

第一、占い師なんて、
まともな職業と違いますやん

そんなんで、食べていけませんよ


占い師の皆さん、すみませんm(_ _)m
その当時、私は占いに何の興味もなかったし、
占いがどんなものかも、理解していなかったのです。


( じゃあ、なんでタロットを勉強したの?
という方は、コチラを読んで下さいね↓
「タロットを始めたきっかけは?」 




すると、その男性コンサルタントさんは、
私を一喝しました。


男性 :
「何を言うてるんや
 
占い師は、立派な職業やで。
僕のクライアントさんの中に、占い師さんは
たくさん居るけど、皆、きちんと仕事してはるわ。
それに、みんな、あんたよりずっと稼いではるで。」


その男性は、さらに続けて言われました。

男性 :
「そんな事より、君、占い師に向いてるで。
きちんと結果も説明出来ているし、
内容も腑に落ちた


勉強を始めたばかりでここまで出来るなら、
占い師としてやっていけるはずや

ゴチャゴチャ言ってないで、とにかく、やってみなさい。」


この発言には、非常に驚きました。


“人生経験を積んで、成功しておられる
経営コンサルタントさんが、
そこまで言われるのなら、出来るのかもしれん。。。”
と私は思ったのです。


何より驚いたのは、『占い師』というものが、
職業として、きちんと成り立つのだという事実。


ちょっとやる気になった私に、
その男性は、更にアドバイスを下さいました。


男性 :
「どうせ占い師をやるなら、イメージカラーを決めなさい。
その色を見たら、君を思い出してしまうような。

…そやな~。
君、紫のメガネが似合っているから、紫で行き



と。。。
その場で、そこまで言われたのです。


私が紫をイメージカラーとして使っているのは、
元々好きな色だったというのもありますが、
このコンサルタントさんの言葉が大きな要因です。


そして、「君なら占い師としてやっていける」
という一言が、大きな自信に繋がって、
私を占いの道へと、後押ししてくれました。


もし、この時、この男性が、
タロットを『トリック』と勘違いしていなければ、
鑑定後のやり取りや、アドバイスは無かったでしょう。
そうしたら、私は、プロの占い師には、
なっていなかったかもしれません。


この一件とほぼ同時期に、私はミナミで、
ある女性に声をかけられました。
( その経緯は、コチラ↓
「あんた、占い師やろ?」 


そして、思いもよらない占い師への道を
歩み始める事になったのです。



人生って、どこでどうなるのか、
分からないもんですね(^_-)-☆



終わり。


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