こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。
昨日の続きです↓
「タロットはトリック?②」
今日は、タロットの『トリック』を見破ろうと、
実力行使に出られたお客様の話です。
私が、まだタロットを始めたばかりの頃、
あるイベントで、ご夫婦二人を一緒に、
鑑定させて頂いた事がありました。
ちなみに、現在は、ご夫婦で来られても、
基本的に、別々に鑑定させていただきます。
相手に言えない事や、
知られては都合が悪い事も、
タロットには、ハッキリと出てしまうからです。
それを隠そうとされると、
問題の本質にたどり着けない鑑定になってしまいます。
ご本人が、それを望んでおられる場合
(つまり、本当の事は言われたくない場合)
もありますが、あまりオススメではありません。
「私たちは、お互い、
何の隠し事もしていないから、大丈夫です」
って言われるカップルもいらっしゃいます。
でも、それは顕在意識での話です。
潜在意識の中には、必ず、
“自分が自分に対して、隠しているもの”
があります。
ですから、「隠し事をしていない」というのは、
あまり信用できない言葉なのです。
さて、話がそれましたが。。。
この時鑑定に来られたご夫婦は、
一度離婚して、また同じ相手と再婚したという、
ちょっと珍しいカップルでした。
で、今後の二人の事を見てもらいたい、
というご依頼でした。
鑑定を始める前に、ご主人が、こう言われました。
「一度離婚したからって、
僕たちは、ケンカして別れたわけじゃありません。
円満離婚ってやつです
だから、また一緒になる事に
なんの支障もないんですけどね。」
で、まずはお二人に、離婚した当時、
お互いが、相手の事をどう思っていたのか、
それぞれ、カードを引いて頂いたのです。
ステラカードでみました。
ご主人が引かれたのは、
「ソードのナイト」↓
奥様が引かれたのが、
「ソードのクイーン」↓でした。
私は言いました。
「あらら 円満離婚っておっしゃいましたが、
お互い、刃物で切りつけあってますね。
お二人とも、“自分は悪くない、だから自分の筋を通す”
というスタンスです。
お互いに折れるつもりがないから、
当時は、かなり揉めただろうし、
傷つけあって、しんどくなって、別れたんですね。」
すると、
お二人とも、黙って、固まってしまったんです。
ん何かマズイ事言ったかな
と思っていると、
ご主人が、いきなり、
裏向きに並べていたカードを、
1枚1枚、全部、表に向け始めたのです。
占う前は、こんな感じでカードを並べて、
質問に対して、1枚づつ引いて頂くのですが。。。
次の質問もしていないのに、ご主人は
凄い勢いで、どんどんカードをめくり始めたのです
私は、慌てて言いました。
「ななな、何をされるんですか~」
ご主人 :
「なんで、そんな事が分かるねん
もめてた事は、誰にも話してないのに、
分かるはずないやろ
何か、トリックがあるはずや」
私 :
「トリックなんか、ないですよ~」
ご主人 :
「もしかしたら、これ全部、
同じ絵が描いてあるんちゃうんか」
私 :
「見て頂いたら分かると思いますけど、
1枚1枚、全部、違う絵が描かれているでしょ?」
ご主人 :
「う~ん。ホンマやな
おかしいなぁ。
なんか、仕掛けがあるはずやのに」
私 :
「仕掛けなんて、ないですから~。」
このやりとりの間、奥様は苦笑い。
その後、ご主人が納得されるのを待って、
もう一度、カードを並べ直し、鑑定を再開しました。
ここまでの実力行使をされる方は珍しいですが、
『トリック』を疑われるお客様は、
たまにいらっしゃいます。
鑑定後に、裏向きのカードを、
全部見せて欲しいとおっしゃるお客様とか。
特に男性に多いです。
男性は、目に見えないものを信じる事に、
抵抗があるのかな。
カードに出た結果を、
すぐには信用して頂けないお客様は、
他にも、いらっしゃいました。
続く。
昨日の続きです↓
「タロットはトリック?②」
今日は、タロットの『トリック』を見破ろうと、
実力行使に出られたお客様の話です。
私が、まだタロットを始めたばかりの頃、
あるイベントで、ご夫婦二人を一緒に、
鑑定させて頂いた事がありました。
ちなみに、現在は、ご夫婦で来られても、
基本的に、別々に鑑定させていただきます。
相手に言えない事や、
知られては都合が悪い事も、
タロットには、ハッキリと出てしまうからです。
それを隠そうとされると、
問題の本質にたどり着けない鑑定になってしまいます。
ご本人が、それを望んでおられる場合
(つまり、本当の事は言われたくない場合)
もありますが、あまりオススメではありません。
「私たちは、お互い、
何の隠し事もしていないから、大丈夫です」
って言われるカップルもいらっしゃいます。
でも、それは顕在意識での話です。
潜在意識の中には、必ず、
“自分が自分に対して、隠しているもの”
があります。
ですから、「隠し事をしていない」というのは、
あまり信用できない言葉なのです。
さて、話がそれましたが。。。
この時鑑定に来られたご夫婦は、
一度離婚して、また同じ相手と再婚したという、
ちょっと珍しいカップルでした。
で、今後の二人の事を見てもらいたい、
というご依頼でした。
鑑定を始める前に、ご主人が、こう言われました。
「一度離婚したからって、
僕たちは、ケンカして別れたわけじゃありません。
円満離婚ってやつです
だから、また一緒になる事に
なんの支障もないんですけどね。」
で、まずはお二人に、離婚した当時、
お互いが、相手の事をどう思っていたのか、
それぞれ、カードを引いて頂いたのです。
ステラカードでみました。
ご主人が引かれたのは、
「ソードのナイト」↓
奥様が引かれたのが、
「ソードのクイーン」↓でした。
私は言いました。
「あらら 円満離婚っておっしゃいましたが、
お互い、刃物で切りつけあってますね。
お二人とも、“自分は悪くない、だから自分の筋を通す”
というスタンスです。
お互いに折れるつもりがないから、
当時は、かなり揉めただろうし、
傷つけあって、しんどくなって、別れたんですね。」
すると、
お二人とも、黙って、固まってしまったんです。
ん何かマズイ事言ったかな
と思っていると、
ご主人が、いきなり、
裏向きに並べていたカードを、
1枚1枚、全部、表に向け始めたのです。
占う前は、こんな感じでカードを並べて、
質問に対して、1枚づつ引いて頂くのですが。。。
次の質問もしていないのに、ご主人は
凄い勢いで、どんどんカードをめくり始めたのです
私は、慌てて言いました。
「ななな、何をされるんですか~」
ご主人 :
「なんで、そんな事が分かるねん
もめてた事は、誰にも話してないのに、
分かるはずないやろ
何か、トリックがあるはずや」
私 :
「トリックなんか、ないですよ~」
ご主人 :
「もしかしたら、これ全部、
同じ絵が描いてあるんちゃうんか」
私 :
「見て頂いたら分かると思いますけど、
1枚1枚、全部、違う絵が描かれているでしょ?」
ご主人 :
「う~ん。ホンマやな
おかしいなぁ。
なんか、仕掛けがあるはずやのに」
私 :
「仕掛けなんて、ないですから~。」
このやりとりの間、奥様は苦笑い。
その後、ご主人が納得されるのを待って、
もう一度、カードを並べ直し、鑑定を再開しました。
ここまでの実力行使をされる方は珍しいですが、
『トリック』を疑われるお客様は、
たまにいらっしゃいます。
鑑定後に、裏向きのカードを、
全部見せて欲しいとおっしゃるお客様とか。
特に男性に多いです。
男性は、目に見えないものを信じる事に、
抵抗があるのかな。
カードに出た結果を、
すぐには信用して頂けないお客様は、
他にも、いらっしゃいました。
続く。