こんにちは、タロット占い師・守田のり子です


さて、今日は久しぶりに、
「親子共依存」の話に戻りたいと思います。

このシリーズは、
30歳以上で、独身で実家暮らし。
(しかも、収入が少ない)

の方々へ向けて書いています。

 

 

でも、実は結婚している人にも
当てはまる場合があるので、
既婚者の方も、
一応、読んでおいて下さい。

 

 

 

話に戻る前に、まず復習です。

これから、
親子間のコンセントについて書きますので、
コンセントが何か分からない方は、
先にコチラを読んで下さいませ。
「コンセントって何?





今日は、ちょっと厄介なケースについて
書かせて頂きます。

 

それは、
ご両親から「自分の望んだようには愛されず」に、
「甘やかされて」育った方々です。
そういう方々には、共通する特徴があります。

 

それは、

・自分は親から愛されて育ってきた。
私の子供時代は、幸せだった。
私は可哀相な子なんかじゃなかった。
「思い込んでいる」ということです。

 

 

そして、そう思い込んでいるために、
ご本人は「親との関係には何の問題もない」
と思っていらっしゃいます。

 

でも、もし、それが本当なら、
思春期にコンセントを外して、
一人の大人として、とっくに自立しているはず。
そして、今、幸せに暮らしているはずです。


また、このケースには、結婚している方も多いですが、

「結婚したのに幸せじゃない」と
感じている方は要注意です。

 

この方たちは、
自分が、「子供時代不幸だった」と
感じている人たちより、
実は、コンセント外しが困難です。

 

何故なら、本人が、
親とのコンセントを外す必要を感じていないから。

“ご本人が十分な危機感を持っていない”と、
と言い替えてもいいでしょう。


そういう人たちが

「自分は愛されて育って来た」と思い込んでいるのは、
ご両親が、あなたを“
可愛がってきた”からです。


あまり違いが無いように見えますか?


でも、
「愛すること」と「可愛がること」は
全くベツモノです。


愛する事は、相手に必要なものを与えること。
可愛がるのは、自分が与えたいものを与えること。



親は子供を愛して当たり前。
子供を愛していない親なんていない。
などど、よく言われたりしますね。

でも、本当にそうでしょうか?


私が、鑑定を通して感じているのは、

「子供を愛せない親も居る」
という事です。

もちろん、それは子供のせいではありません。

「子供のあなたが悪いから、愛されなかった」
のではないのです。


お父さん・お母さんが、
自分の親から、望む形では愛されなかったため、
「愛し方が分からない」まま
大人になってしまったせいです。

でも、自分の子供は愛さないといけないと思う。
でも、出来ない。

 

その代わりに、可愛がるのです。
“甘やかす”と言い換えてもいいかもしれません。


子供が本当に欲しいのは、『愛』なのに、
与えられたのは『甘やかし』。


この場合、大人になっても
「愛して欲しい」という親への無意識の執着が、
取れていないことが多いです。


そのため、結婚しても親離れができず
・親にベッタリとか、
・パートナーより親を優先する、
という状態に陥ります。

 

では、どうすれば良いんでしょうか?

 
 

「共依存からの脱出ー子供を甘やかす親(2)」へつづく。

 


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