こんにちは、守田のり子です。

 

昨夜の続きです。

「共依存からの脱出―子供を甘やかす親(1)」


 

昨日は、
親から“(望む形では)愛されずに”育ったけど、
そのことに自覚がなく、「愛して欲しい」という
親への“無意識の執着”を持っているために、
なかなか親離れが出来ない人、について書きました。


そういう方々は、どうすれば良いのでしょうか?

 

 

 


その話を、より良く理解していただくために、
まず、正反対のケースについて、ご紹介します。


“自分は親から愛されていなかった”
と思い込んでいた方の場合です。


こうしたケースは、タロット鑑定によって、
客観的な視点を取り戻す事が可能です。

そして、もう一度、
親と自分との関係を見直した時、
“実は愛されていたのだ”と
発見することが多いです。

こうなると、親とのコンセントは外れます。

 

 


先日鑑定に来た下さったお客様(Mさん)から
メールを頂きました。

とても壮絶な内容だったので、全文は掲載できませんが、
ご本人の許可を得て、一部のみ引用させて頂きます。

 


以下引用。


 

こんにちは、自称不幸な女です。

コンセントシリーズが始まってから
「私には無関係~」と思っていたのに、
私と両親との関係が、私の2回の離婚に繋がっていたんですね。

幼少期は、ただただ、ひたすら寂しかったですね。

男の子が欲しかった両親、
死んだ弟への愛情は、私ではなく姉に注がれました。
私には無関心でした。


ー途中略ー

鑑定の後、子供を連れて何年かぶりに、
週末実家にごはんを食べに行きました。
朝に「今日夜ごはん食べに行くから~」と電話すると、
夕方に母から電話やメールがありました。


「何時に来るの?
雨降るから、お父さん車で迎えに行くゆーてるよ」って。

たった10分の距離やのに…。

私大事にされてるんやってわかりました。
あんなに両親のことが嫌いだったのに。

受け入れられなかった自分が、本当のバカだと思います。
これからは両親との距離を縮めていきたいです。
のり子さんと出会わなかったら、
一生気づかなかったかもしれません。
ありがとうございました。私は幸せ者です。


 

 

引用以上。

 


 

Mさんが初めて鑑定にこられた際に
引かれたカードがこれです↓

 

OSHO禅タロット・贅沢




 

OSHO禅タロットの「贅沢」 です。


 

私は、
「Mさんは恵まれていますよ。
でも、あなたはそれに気がついていない。」
とお伝えしたのですが、


Mさんは内心、
「えー!私こんなに不幸やのにー!」
って思ったそうです。


 

Mさんは、自分が愛されていないと思い込みながら、

幼少期を過ごされました。

メールにも書かれていますが、
自分は不幸なんだ、と心底思い込まれていたんです。

 


その思い込みの結果、恋愛・結婚を通して、
更に不幸な方向へと、
どんどん自分を追い込んでいきました。


でも、これから先のMさんは、
幸せになる方向に向かっていかれると、
私は確信しています。

 

 

 

さて、では、本題である、
「本当は愛されていなかった」方々についてです。


“自分は親から愛されていなかった”
と気づくのは、本当に辛い事です。


タロットカードにそう出ていても、
出来れば、私もお伝えしたくないのです。

でも、ご本人が、そこを理解できない事には、
いつまで経っても、
“親からの愛への執着”が取れません。

そして、原因を自覚しないまま、
いつまでも独身、
いつまでも実家暮らし、
いつまでも低収入、
結婚しても離婚する、
が続くのです。

 

 

 

昨日も書きましたが、そんな人たちの親は、
自分の親からの愛情を、
求め続けたのに与えられなかった、
“愛し方が分からない”親である
場合がほとんどです。


決して、あなたが悪いから、
愛されなかった訳ではないのです。



 

いったん、
親から愛される事を“諦めてもらう”のは、
こういう時です。
愛されようと努力しても、苦しいだけなので。


そのために、あなたは大人にならないといけません。


大人にならずに、
親からの愛情が欲しい欲しいと思いながら、
結婚し、子供を育て始めたら、
あなたも、ご自分の子供に、
親と同じことをしてしまう可能性があります。

 

“親”を変えることは出来ないかもしれませんが、
あなたが“あなたを”変えることは可能です。


そして、負の連鎖を、
あなたの代で止めて下さい。

あなたの子供たちのために。


大人になりましょう。

 


そのために、まずは、親との心理的・物理的な距離を
作ってみませんか?

 

あなたが本当の大人になれた時、
出来ることがあります。

 

子供や他人を愛せない自分の親であっても、
あなたが、代わりに愛してあげて欲しいのです。

 

親が切望している愛情を、
あなたが与えて欲しいのです。

“甘やかし”ではなく、本当の愛情を。

 


難しいですね。

自分自身が、自分の父親を愛せるんか?
って聞かれたら、非常に答えにくいです。

今はちょっと無理っぽい( 一一)


 

でも、不可能じゃないと信じたいです。
私も挑戦し続けます。



「共依存からの脱出-子供を甘やかす親(最終回)」へ、つづく。

 



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