for KUMAMOTO ~大分入り~ | めるの独り言

めるの独り言

いい事ばっかある訳ないよ
それでこそ my life




《2016年6月5日》

熊本から大分までの豊肥本線が
土砂崩れにより不通の為、
バスで移動。

バスのシートは大分仕様で可愛いが、
あの最高のスイッチバックが
見られないなんて…



何故大分へ向かうかというと、
ボランティアをするにあたって、
色々調べた結果、ほとんどが
熊本県内や市内の方に限る募集
だということ。

熊本市界隈の宿泊施設は住宅に
被害のあった地域の方に提供してる
から、外部から宿泊される程、
施設に余裕がない、またサービスが
困難だということ。

遠方から車で来られても、道路が
不通の地域もあり、渋滞が起こると
物資や救急車両まで遅れてしまう
から、迷惑になる恐れがあるから。


なるほど、ボランティアに来て欲し
くとも色々困難な事情があるのだな。


そういう状況の中、私が見つけたのは
熊本に隣接する、大分県竹田市が、
災害ボランティアベースキャンプを
設立し、竹田に集合してから比較的
空いてる大分側から人材をまとめて
輸送するというプロジェクト。


しかも遠方から支援しに来る人用に
宿泊施設を無料提供してくれると
いうもの。

私は車の運転出来ないし、正直、
単独で何が出来るのだろうと
思ってたから、これはとても
画期的なプロジェクトだと思って、
即登録をした。

しかも竹田といえば岡城訪問で
一度来たことがあるので、
少しの土地勘と安心感がある。

岡城は本当に素敵な石垣の山城だが、
街はコンビニも街灯もほとんどない
印象。事前知識としては充分である。


宿泊施設といっても体育館。
食べ物はもちろん持ち込み。

女子にとってはあまり良い環境では
ないが、そんなの覚悟上、来た。





そしてバスは阿蘇を迂回する

何かモンスターが出てきそうだよ。。

阿蘇は濃霧に包まれている為、
様子は見て取れず。




お風呂に入る為に懐かしの
豊後竹田で下車。あぁ、来たなぁ

バスは駅近くの温泉【花水月】さん
前で下ろしてくれるのでちょうど良い温泉

地震の影響で露天風呂は使用禁止に
なってたけど、駅やお風呂屋さんを
見る限り、被害らしき激しい損傷は
見て取れず、少し安心三毛猫

そして目的地の豊後荻へ移動

宮地行きの方向指示幕だが、終点は
豊後荻。その先は不通である。



終電を降り、初上陸の豊後荻。
豊後竹田より更に暗闇である。
阿蘇と同じく霧も深い。

さすがの私もここを歩くのは
チョットこわい。


10分程歩いて、無事、
竹田ベースキャンプへ到着。
施設は真っ暗・無音である。

…寝てるのかな?
誰も宿泊利用者は居ないのかな?
少しウロウロして貼り紙を発見。


え?宿泊場所が変更になっとる!!

マジか!!ホームページにはそんな
こと書いてなかったぞ!?

死んだ…
と同時に軽く雨も降ってきた。

体育館で雑魚寝する覚悟では来たが
霧雨の暗闇で野宿は想定外だった。。

今は21時過ぎ…
ご迷惑とは思ったが、記載されてた
担当者様へ恐る恐る電話してみた
ものの、出ない。マジか。。

途方にくれてぼーっとしてたら
担当者様から折り返しかかってきた!

しかもこれから迎えに来て下さる!

神!!


そして自宅から車で来て下さって
宿泊施設へ送って頂いたのだが、
そもそも私が到着した所はベース
キャンプ本拠地のみで、宿泊施設は
また別の所だという。そこには
男性宿泊者が居るから、ちゃんと
そこへ向かっていれば、とりあえず
女性は居なくても男性宿泊者に
案内してもらえただろうに。。

ふぁぁぁ、なんて迷惑な私!!
でも変更はリアタイで掲載
しといて欲しかった!
もう1週間経過してるんだし!


連行して頂いたnew女性宿舎は
何と普通のアパートの一室。

2DK?で風呂トイレ別。


最低限のマットと毛布も用意して
頂いてる!

こちらの物件は、不動産だか大家さん
だかが、竹田ベースキャンプの
活動を知り、力になりたい、と
空いている部屋を無償提供して
下さっているのだとか。

電気ガスもその為に通してくれて
いる。冷暖房にお湯も出る!


大分の助け合い精神に感動。


ちなみにこのアパート、隣にお墓が
あるので、それがコワイ!と
従来の男性が利用している体育館で
寝泊まりしている女性がいるらしく
この日はここに他の利用者は居らず。

めるさん、大分で独り暮らし開始
します!お墓は全然こわくないし、
電気とお湯と畳に感謝!!!!

結果的に温泉行く必要なかったが、
濡れたタオルを適当に干したら
何か卑猥な感じになった(笑)。

よーし、早起き苦手だが、明日から
ボランティアがんばるぞ!