※本当の力(1)から始まります。
“もう一度、自分の人生を生きたい!”
気づけば、青木さんは着のみ着のまま、
家を飛び出し、電車に乗っていました。
所持品は、2万円と下着2枚。
代わりに借金500万。
真冬の寒い中、帰る家も行くあてもない。
外から見れば、不幸に映るこの光景。
ところが、彼女は心の底から
歓びを味わっていました。
“この人生の主人公は
・・・私だ! 私なんだ!
もう絶対に、誰にも
私の人生を渡したりしない”
30年間生きてきた中で最も幸せな時間。
青木さんは、自分を取り戻しました。
つづく
出典:『メンターのチカラ』(青木理子、サンクチュアリ出版、p.70)