読書セラピー(幸せのページ)

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木に吹いた風が緑色になるように
花に吹いた風が芳香を運ぶように
風に言葉を託して届けます。

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「この先、社会はどうなります?
もちろん、100%当たる予測は
不可能だってことくらい、
理解してますよ。
でも、ある程度予測できるなら、
準備しておきたいんです」

と不安げに語るFさん。

「お気持ちはわかりますが、
不安対策として未来を
予測するのは、お勧めしません。

なぜなら、いまある世界は
人々の意思決定の集積によって
出来上がったもので、
はじめから決まって
いたわけでないからです」

「う~ん・・・」

「そもそも、予測は外れる
確率も高いもの。

例えば、いま日本では、
少子化による人口減少が
問題になっていますね。

しかし、過去、他国における
少子化による人口減少の予測は
ほとんど外れました」

「えっ?」

「よく、このままでいくと
何十年後かに○○になると
予測しますが、
そうならない可能性も高いと
いうことです」

「じゃあ、外側に答えを求めても
正解はないんですね」

「仰る通り。
他人の下す予測を盲信するより、
『自分は未来をどうしたいか』
という問いのほうが重要でしょう。

『こうなったらいいな』
『○○があったらいいな』
というビジョンを描き、
実現のため行動する。
それが本当の未来です」

出典:『武器になる哲学』(山口周、KADOKAWA、pp.347-348)


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「今度、カルチャースクールで
刺繍を習うことにしたんです。

でも、私、極度の緊張しいなので
心配になってきました。
もともと口下手で周りの人たちと
雑談できるかどうか・・・」

「であれば、早目に教室に
着くようにしましょう」

「他の人より早く行くんですね」

「はい。

人には心理的な
縄張り意識である、
『パーソナル・スペース』
というものがあります。

すでに数人集まっている
ところへ入っていくとき、
何となく気後れしませんか」

「ああ・・確かに」

「それは相手の
パーソナル・スペースに
踏み込んだような気がして、
委縮するから。

一方、先に着いていると
そこがホームグランドのように思え、
気分的に優位になれます」

「早く行くだけでいいなら、
私にもできそう♪」

「教室に着いたら準備をし、
余裕を持って過ごしてくださいね」

出典:『面白いほどわかる! 他人の心理大事典』(おもしろ心理学会、青春出版社、p154)


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「よく旅行や飲み会のとき、
集合写真を撮ります。
そのとき、いつも真ん中の
一番いいポジションを
陣取るEさんって
一体、どういう心境なんでしょう」

「心境?」

「ええ。
どの写真を見返しても
Eさんが主役の位置に
いるんだもの。
たまには遠慮して他の人に
譲ればいいのに・・・」

「Eさんはよく話しかけますか?」

「ああ・・・誰彼なく、
しょっちゅう話かけていますね」

「であれば、寂しがり屋なので
真ん中に行くのでしょう。
真ん中にいれば、
両隣に人がいて
寂しくないからです」

「写真を撮るわずかな時間でも、
周りに人がいないとダメなの?」

「たぶん。
人を押しのけたいとか、
目立ちたいとかといった
理由ではないと思いますよ」

「そうですか。
じゃあ、気にしないでおこう・・・」

出典:『面白いほどわかる! 他人の心理大事典』(おもしろ心理学会、青春出版社、p85)