初めてのこと… | 仙台市泉区プリザーブドフラワーのお店フルールブランシュ華子の日記

仙台市泉区プリザーブドフラワーのお店フルールブランシュ華子の日記

泉区にひっそりとお店を構え プリザーブドフラワーを扱ったお教室と販売をしています♪レッスンでの作品や華子のひとりごとを更新します

朝、
小学生の女の子がおばあちゃんらしき方とお店にきました。


オーナーが
『おっいらっしゃいませ!久しぶりだね。こんにちは!』

とあいさつしたので見てみると

6月ころにお母さんのお誕生日にとガーベラ1本を買いにきて


その一週間後にお父さんのお誕生日だとまた買いにきたのでした。


とてもしっかりした子だったので記憶にしっかりと残っていました。


その女の子がオーナーに
『お葬式にあげるお花をお願いしますっ』と。


じゃあ お願いしますと私にきたので


いつものように送る方の年齢や性別や希望のものを聞こうと

『贈られる方はどのような方ですか?』と聞いたら…

おばあさんらしき方が

『この子のお母さんなんです…』と言いました。

聞いた瞬間…
驚きで手が止まってしまいました。

だけど
『どんな感じのお花がいいですか?』と聞きました。
すると
『可愛くてきれいで華やかな感じに』って女の子が答えてくれました。

予算を聞いて…花材を選び準備している間涙をこらえるのがやっとでした…

作っている間待たせていてもと思い時間がありますかと聞いたら大丈夫だと言われたので

女の子をそばに呼びお花を作るのを手伝ってちょうだいと言って生けてもらいました。

女の子は初めてでしたが一生懸命考えながら生けてくれました。

そばではおばあさんらしき方が

『きれいだね…お母さん喜ぶね…上手だね』と小さな声で言ってました。

最後にリボンはしますかと聞いたら

お願いしますと女の子は
きれいな鮮やかなピンクのリボンを選びました。

一緒にリボンをつけて…

ちょっと笑みを浮かべて
ありがとうございました。と丁寧にごあいさつして帰りました…

女の子が帰ってから
涙が止まりませんでした…お母さんどうしたんだろ…

いろんなことを思いながら…

こんな気持ちでお花を生けたのは初めてでしたので…
辛かったです。