「いっぺん死んでみる」
なんてふざけている訳ではないのですが
医師が監修しておられる誘導のワークで
「死」という尊厳のある行為を感じてみることで
「今」を見つめなおす
というワークを受けたことがあります。
「死」というと
避けるべき話題と捉える方もおられますが、
わたし自身の生死感は
割と肯定的なんですね。
身内の死、不慮な死
自分の子供の死も経験し、
看取りもしてきました
死は怖いもの、嫌なもの、可愛そうなものとは思えなくて
死んだらまた別のステージへ行けると信じています。
逝く時はたくさんの菩薩様が迎えにきてくれますし
何より
生後5日でお空に逝った子にも会えると
本気で思っているので
すんなりこのワークも受け入れらました
いっぺん死んでみるワークでは
まず
自分が死ぬ時の状況を細かく思い描いてみます。
わたしの場合
76歳(なぜかこの数字が出てきたけどまだ早いな)
季節は春、温かい日差しの午前中
自宅で、庭が見える部屋のベットの中から
桜が散り始めているのを眺めている。
(桜が植えてある家、理想や〜)
家族は家にいて向こうで気配を感じているだけれど
今はベットの上でひとりの時間を過ごしているわたし。
いよいよ最後を感じたわたしは
「幸せやったわぁ〜ありがとう」と口にして
少し微笑んで眼を閉じて最後の瞬間を迎えます。
そしてわたしを迎えにきたのは
賑やかに楽曲を奏でながら雲に乗ったたくさんの菩薩さまたち
そして大好きだった祖母や祖父
先にお空で待っていた次男くんも!
わぁ嬉しい!って
少しの恐怖も感じずに
むしろ温かく、懐かしくて幸せな気持ちで
ひとりで静かに逝きました。
という設定にしました。
そのあと、講師の誘導ワークにはいります。
今度は、結構痛くてリアルな死にむかっていきます💦
あらかじめ、20枚の紙に書いておいた
大事だと思っていたモノ、コト、こだわりや思いなど
誘導に沿って
自分の心に従い嘘はつかず
ひとつひとつ手放していきます。
この手放す作業が、また悩ましく。。。
最後のひとつは選べずに辛かったのですが
最後は命がなくなるので
結局は全て手放すことになる
最後まで残っていたものが
自分が本当に一番大切にしたいもの、コト、想い
なのです。
人生最大のデトックス(?)をしたら
それがクリアになりました。
その大切なものに対して
今生きているわたしは本当は何をするべきか
特に残された子供たちには
幸せで豊かで、安心して、
生きていてよかった!って思える人生でいてほしい。
だからこそわたし自身が
日々、生きていることが幸せで豊かを感じていたいなぁ〜
と改めて思ったのです
元気でかわいいおばあちゃんになりたいし♡
そしてワークの最後
死んでみてからすぐに自分の想いを遺書として書いたのですが
命をいただいて、今生きていること自体が
尊くて、愛に溢れていて
ほんまなんてありがたいことやーって想いが溢れていたので
書いている言葉のほとんどが「感謝」「ありがとう」
でした。
今は普段「死」を考えることは無いという
本当にありがたい現状ですが
それは明日かもしれないし
まだ先かもしれないし
いざ「死」を目の当たりにした時は
どうしたいのか、を考えたり。。
家族に迷惑をかけたくないなぁとは思いました(笑
産まれるのも死んでいくの自分では選べないけれど
死に様を予め決めておく事はできると知りました。
いっぺん死んでみて
なんだか、新しく蘇った気持ち!!
暗い気持ちではなく
むしろ清々しかったです。
まさにこれからの春
新しく生まれ変わった気持ちで
スタートする気持ちになりました。