これも養生、のびのび経絡ストレッチ | アラフィフ世代の美養生習慣を作る体質改善セラピスト・京都・オンライン

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いよいよ4月に入りました。

しかし耳や目に入る報道に、気分は伸びやかにはなかなかなりませんね💦


春は万物伸びやかに成長する時期
そんな時期に伸びやかにできないと、凝り縮まってしまって心身辛いです。



今回のおすすめの養生は、経絡を巡らせる



外出控えで、お家でテレビやスマホを見たり
パソコン作業をされている方も多いことやろね。
(私もですてへぺろ


うーーんって伸びしたくなりますよね

ひとつの、身体の状態チェックの方法
作業や勉強をしていて伸びしたくなるのは「気滞」で
疲れたーと伏せてしまうのは「気虚」


伸びるのは経絡を流れる「気」が詰まっているから、と漢方を学びたての頃先生に教えていただいて、わかり易い!と思いました😉




さて
【経絡】というの耳にされた方も多いと思います。

(うちのサロンの経絡女子)


経絡とはざくっと言えば「気」の流れるルート

気が全身に流れる道筋みたいなもので、イメージし易いようによく電車の線路に例えられます。



新幹線のように主要都市部を走る路線(経脈)もあれば

山間部をのんびり走る線路や地下鉄(絡脈)など縦横無尽に日本中をくまなく巡っています。


経穴(ツボ)は駅の役目、人()の出入りするところ。東京駅や大阪駅のような大きな駅もあれば無人の小さな駅もあります。


線路が通る都市(臓腑)で人や荷物を届けたり受け取ったりして、全国(全身)を潤わせています。



ひとたび脱線事故やいろんなトラブルなどで電車が運行できないと、その先にお客さんや荷物(気血)を届けることができなくなります。


その状態を人でいうと「病んでいる」と考えて
痛みや臓腑の不調が現れます。


どこでトラブルが起こっている!というのも、
外から見えない場所の臓腑にトラブルが起こると経絡を通じてツボや身体の部分に変化がみられるので
それを観察する事でトラブルを起こしている場所を特定できたりします(診断


そして
復旧作業をしたり、迂回させたりするのを
治療と考えます。





でもその前に、トラブルを回避するの事も大切ですよね。

線路や電車の日頃のメンテナンス
運行ルートの安全確認
運転士の健康状態やマインド



それが私たちでいうと
日々できる養生となります。






そこで、まずはその気血の流れに大切な経絡をケアしていきましょう。


主に使う経絡は
十二本の正経と、二本の督脈、任脈の十四本。

それぞれが特定の臓器に関わっています。循環ルートは決まっていて
全身を一筆書きのように十二本の経絡は繋がり「気」を循環させています。



まずは、先程もお話ししました「春の気の巡り」に関する経絡ケア

「伸ばす」

ということ。


五行学説では「春=肝・胆」を労ってあげる。
経絡も肝や胆の経絡があり、だいたい身体の側面を通っています。


なので鬱々としたら、手を伸ばして脇を伸ばしたくなりますよね、伸びしたらスッとしませんか?



はい、早速伸ばしていきましょう。
座ったままでも大丈夫です!


まずは呼吸を整えて。
丹田を意識してみます。

丹田の場所も正確な位置というのもあるそうですが、
ざっくりいうとお尻の穴とおへそを結んだ真ん中あたりだそうです。


息を整えたら、鼻から息を吸いながら両手をうーんと上に伸ばします

腕はそのまま口からふっーっと息吐いて
更に上に上に引っ張られているように。
脇の下、腕の側面も伸ばしてー
耳を挟むようにするとさらに伸びます。
腰は反らないでー
腕とは反対に丹田から下は地中深く根が伸びていくように下へ下へ。

息を吸って少し腕を緩めて、また息を吐いて、腕は上へ、お尻は下へー

これを気持ちのいい、と感じる程度で繰り返します。
決して頑張はないでくださいね。

顔を上にあげたり左右にゆらゆらしても気持ちいいです。
丹田から下はどっしりと下を忘れずにね。



肝胆の経絡、大腸、小腸、三焦の経絡が伸びていきます

私の稚拙な絵でごめんなさい💦



そして次は更に脇伸ばし、
同じように、息を吸いながら横に倒して
吐いて手を遠くへ伸ばしていきます。

呼吸を続けて気持ち良いところにしておいてくださいね。
忘れずに、丹田からは下へ、ね。
親指は内回転から上へ向けると、腕の内側
心、心包、肺の経絡が伸ばされます。

左右行って下さいね。


いずれも必ず、無理に頑張って伸ばさず、気持ち良いところで止めて置いてください。


そして伸びにくいところ、痛いと感じるとろを観察しておいて下さい

決して身体の柔らかさは関係なく、
伸ばして戻したあと気血がじんわりと巡るのを感じたら十分です。
ほんとそれで十分、それがちゃんと巡っていることになりますから。