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Mr.ROYALの徒然日記 PartⅡ

ブログタイトルそのまま、「徒然なるままに」書きたいことを書いていこうと思っております。

 管理人が生まれ育った静岡という土地は、

 

 基本的に雪が降ることはありません。

 

 それこそ沖縄を除く日本全国で大雪が降った時も、静岡だけ雨だった、ということはよくあります。

 

 だから万が一雪が降ろうものなら子供たちが大はしゃぎします。

 

 とはいえ雪だるまが作れるほど雪が降ることはまずありません。

 

 当然静岡にいるうちは雪の怖さを体感することもありません。

 

 雪が降らないなら冬でも暖かく過ごせるんじゃないか、と思われるかもしれませんが、

 

 決してそんなことはありません。

 

 確かに、一昔前はプロ野球チームがこの時期にキャンプを張っていた場所なので冬でも暖かいんです。

 

 しかし風が吹くと寒いんです。

 

 というより風が強い上に冷たいんです。

 

 実は静岡という町、冬になると遠州灘方面から強い西風が吹いてくるんです。

 

 この西風こそが静岡に雪が降らない最大な原因でもあるんですが、寒気も一緒に持ってくるので風が吹くと寒いんです。

 

 しかしこの辺の事情を他の地域出身の人間に説明しようとしてもなかなか理解してもらえません。

 

 さて。今回も前回の続きからスタートします。

 

 第94回選抜高校野球大会の出場校が発表されたのが1/28のこと。

 

 しかしあれから1週間経過してもネット上では昨秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファーのまさかの落選をめぐる騒動が沈静化する気配はありません。

 

 その一方で主催者の毎日新聞社及び高野連はこの問題に関して完全に沈黙。我が国の「アホ」マスコミもちょうど北京冬季五輪が開幕したことを受けて何とかこの騒動を沈静化しようと躍起になることでしょう。

 

 …そりゃそうですよね。

 

 だって自分たちの正当性を主張したところで聖隷クリストファーではなく大垣日大を選出するだけの明確な根拠、それも当該校及び周辺の関係者、そして何より今回の決定に怒り心頭の高校野球ファンを納得させられるだけの明確な根拠はおそらく提示できないでしょうから。

 

 そこで例のごとく高野連が提示している「選考基準」を再び登場させることにします。

 

  1.  大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
  2.  日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
  3.  校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
  4.  技能についてはその年度の新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
  5.  本大会はあくまで予選をもたないことを特色とする]。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。
 まあこれを読んだうえで今回の東海地区の選考、特に聖隷クリストファーと大垣日大のケースを当てはめるのなら、高野連は基本的に(4)(5)の項目から両校を比較してその結果として大垣日大を選出した、というのが大まかな説明。確かに高野連及び選考委員はこの選考基準に則って代表校を選んでいるので、手続き上は何の問題もないんです。
 
 しかし、この選考基準自体に大きな問題があります。
 
 そしてこの「大きな問題」を隠した状態でかつ選考理由として
 
 「個々の力に勝る」
 「チームの総合力が大垣日大の方が上」
 「甲子園で勝てるチームを選んだ」
 
 なんていかにも「とってつけたような理由」を前面に押し出し、東海大会直前にバッテリーの故障というアクシデントに見舞われながら準優勝という結果を残した聖隷クリストファーの選手たちの努力とチームとして積み重ねてきた知恵を踏みにじるような発言をしたから高校野球ファンが怒り狂っているんですよ。一部のファンからは聖隷クリストファーを何とかしてセンバツの舞台に立たせてほしい、なんて声も上がっていますが、
 
 …正直管理人は高野連の決定が覆ることはないと考えています。
 
 しかしここまで来たら高野連も記者会見を開いたうえで少なくとも聖隷クリストファーに対する無礼な発言(ととらえられている)の内容についてちゃんと説明しないと今回の騒動は収束しないどころかことあるごとに蒸し返されそうな気がしますね。、
 
 ※そもそもここで触れた「チームの総合力」「個々の力量」「甲子園で勝てるチーム」といった選考理由自体が「21世紀枠」の存在意義を自ら否定していることに気づいていないとしたらそれこそ滑稽なことなのですが、このことについては別の機会で。
 
 それは「センバツ」という大会形式の特質というべきなのかもしれませんが、出場校の選考過程において
 
 「高野連の役員や選考委員、そして主催者である毎日新聞の意向が入り込む余地が大きい」
 
言い換えれば
 
「いわゆる『大人の事情』が選考を左右する」
 
 だから過去のセンバツにおける「不可解」な選考のほとんどがそれなんですよね。
 
 逆に言ってしまえば「不可解な選考」をなくすには「大人の事情」が入り込む余地をなくしてしまえばいいだけのこと。
 
 一番手っ取り早いのは
 
「秋季大会を春のセンバツの予選と位置付ける」ことなんでしょうが、
 
 …そうすると今度は 「センバツ大会の独自性」というものも考えなければいけなくなる。
 
 だから「センバツ大会」と銘打っている以上、不可解な選考基準をなくす特効薬は「ない」というしかないんです。
 
  とはいえ、センバツ出場校の選考における各地区大会の優勝校と準優勝校の扱いだけは明確に
 
 「各地区大会の優勝校と準優勝校は不祥事がない限り無条件で選出する(ただし代表枠が1校の地区は優勝校のみ無条件選出)」
 
と一文入れておいた方が後々今回のようなトラブルが起きないように思いおますがいかがでしょうか?
 
 
 

 

 昨秋の東海大会で準優勝に輝き、過去の慣例からも春夏通して初の甲子園出場がほぼ確実視された聖隷クリストファーがまさかの落選→ベスト4の大垣日大の逆転選出という事態により大会前からすでにネット上で大炎上している今年のセンバツ。 

 

 もちろん高野連からも選考理由についての説明はあり、過去の大会においても不可解極まりない選考により涙をのんだ学校は数知れず。高校野球ファンからしてみればそれを含めての「センバツ大会」ではあるのですが、今回のケースにおいては誰がどう考えても

 

 「理不尽極まりない」

 

と感じているし、それゆえにいまだに騒動が沈静化しないのでしょう。

 

 だって高野連の説明は説明になっていないんですもん。

 

 さらに今回のケースにおいてはサンディエゴ・パドレスダルビッシュ有や元売ジャイアンツのエースにしてボストン・レッドソックス在籍時にはクローザーとしてチームのワールドチャンピオンに貢献した上原浩治まで参戦したものだから余計に火に油を注いでいる感じ。

 

 ここで前回のブログでも触れた高野連による出場校の選考基準、というものをもう1度提示することにします。

 

(1)大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。

(2)日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。

(3)校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。

(4)技能についてはその年度の新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。

(5)本大会はあくまで予選をもたないことを特色とする。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

 

 おそらく今回の高野連の説明は(4)と(5)の内容、特に(5)の内容を前面に押し出してきたものだろうと推測されます。

 

 しかし(4)と(5)の内容が明記されたのは第88回大会以降のこと。

 

 さらに(3)で「地域的な面も加味して選出する」とある時点でこの要素がかなり重視されていることは過去の選考事例からかなりはっきりしています。

 

 だから正直に

 

「東海地区の代表枠が2しかないところで静岡から2校選出するのは地域的なバランスが取れないから、大垣日大を選出しました。」

 

とでも言っておけばまだ多少の非難は受けてもここまでの騒動にはならなかったかもしれません。(もっとも今度は「他地区との選考基準の整合性が取れない」と批判は食らうでしょうが)

 

 でもそこで「個々の能力に優れている」とか「チームとしての総合力で選びました」なんて理由にならないとってつけたような理由を言ったもんだから「ふざけんじゃねえ!」と反応した、というのが実のところなんじゃないか、と勝手に推測しております。

 

 とはいえ、やっぱり今の選考方法では限界があるんですよね。

 

 ある程度の選考基準はあっても、そこに高野連の役員や選考委員よる「主観」なり「おかしなバランス感覚」が入り込む余地がある時点で「選考の公平さ」が担保されないんですよね。

 

  しかも前回のブログでもちょっと触れましたが朝日新聞や毎日新聞が大会の主催者になった最大の理由は「新聞の拡販」。当然そこには主催者の商売上の理由 も入ってくるので、さらに不可解な選考が発生する余地があります。

 

※2003年のセンバツで大阪代表が0になりそうな事態が発生した時に近畿大会で初戦敗退した近大付属を無理やり選出したのが一例。おそらく今回の大垣日大の選出も、「中京圏からの出場校が0になったら商売上の影響がある」という主催者側の「大人の事情」が持ち込まれたんじゃないかと疑っている人間も少なからずいると思われることも今回の大炎上につながっていると思われます。

 

 となるとやっぱり選考基準を「大人の事情が入り込まないものとする」のが一番なんでしょうかね。そうしないと選考上の不公平さがいつまでも残ることになるし・・・。というわけで次回のブログで「管理人的センバツ選考基準」について考えてみたいと思います。

 前回の続きから。

 

 まずはこちらの記事を読んでいただけると幸いです。

 以前から予選から一発勝負のトーナメント方式で行われる夏の選手権大会に対し、今回の聖隷クリストファーに限らず、センバツ出場校の選出に関してしばしば「不可解」なことが起こるのは高校野球ファンにとってはほぼ「常識」ともいえる話。その最大の理由として

 

「明確な選考基準がない」

 

と言ったところで前回のブログを打ち切りました。

 

 ではなぜセンバツにおいて明確な選考基準がないのか?

 

 これを説明するためにはセンバツの成り立ちを知る必要がありますので、ここから先はWikipediaからの引用も含めながら説明していこうと思います。

 

※文中ところどころに下線が引かれていますがこれは管理人による個人的なポイントですのでご容赦を。

 

 まず最初に大会の主催者について。

 

 夏の選手権大会の主催者は朝日新聞社なのですが、春のセンバツは毎日新聞社が主催者になります。


 もともと朝日新聞社が主催者として1914年に第1回の夏の選手権大会を開催した最大の理由は「新聞拡販」。そして中等野球(今の高校野球)の興隆に伴い夏の選手権大会が人気となり、その思惑通り朝日新聞は部数を伸ばしていきます。

 

 そして新聞拡販競争に結果的に出遅れる形となった毎日新聞は中等野球人気が新聞拡販に直結するという朝日新聞の成功例もあり、自らが主催者となって春季の選抜中等学校野球大会を創設したのが10年後の1924年のこと。第1回大会は名古屋の山本球場(のちの八事球場)で開催し、第2回大会から夏の選手権大会同様甲子園球場での開催となりました。この時に夏の選手権大会とは異なる選出基準の全国大会としたのはおそらく主催者である毎日新聞社のメンツでしょう。同じ形式で大会を実施したのでは「二番煎じ」でしかありませんし。

 

 こうして大会主催者である新聞社同士のメンツにごって開催されたセンバツですが、それゆえに「センバツの独自性」というものに非常にこだわることとなります。

 

 出場校の選考方法にしても夏大会は地方大会の優勝校が機械的に出場しているのに対し、春大会については選考委員会によって決定される、としているように。

 

 なお、高野連は出場校の選出基準を以下の通りとしています。

 

  1. 大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
  2. 日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
  3. 校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
  4. 技能についてはその年度の新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
  5. 本大会はあくまで予選をもたないことを特色とする]。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

 そして第88回大会からの改訂により「選考における試合内容の考慮」「秋季大会の位置づけ」に関する内容が明記されました。そして出場校が23校、5年ごとの記念大会においては出場校が34校ないし36校のため、毎年1校も出場できない府県が存在する代わりに地区大会で好成績を挙げれば複数校出場できる可能性があります

 そして現在の出場校の選考方法はこうなっています。

 

 出場校の選考は21世紀枠→一般選考枠の順で行われ、各都道府県の高野連推薦校の中から秋季地区大会(東京都大会・北海道大会は地区大会に相当)と府県大会の実績と地域的なバランスを考えた選考を前提としている。ただし選考会では高野連役員の意思が反映されるため、秋季地区大会で初戦敗退ながらも選ばれる学校もある。

 

 さらに細かくWikipediaの引用内容を見てみましょう。

 

 基本的には秋季大会の成績をもとに、地域性も考慮して決定する。ここで出場28校と補欠(代表校の出場辞退に備えるもので、各地区につき1~2チーム程度)を選出する。

  • 関東・東京、中国・四国の各地区の残り1校は両地区を比較した上で選出する。
  • 東京のみ、秋季大会が関東の枠組みから外れているため、単独選考となっている。2003年まではほぼ2枠で固定されており、それゆえ、1位校と2位校が揃って選出されるケースが多かった。背景には、毎日新聞東京本社の意向が反映しているともいわれる。21世紀枠への振り替えなどで出場枠が減枠され、関東との比較となった2004年以降は1枠となる年が多くなっている。
  • かつては近畿地区の枠は7校であり、2府4県から1校ずつ選ばれてもさらにもう1校枠があった。そのため近畿のいずれかの府県からは必ず2校選出されていた。 
  • 第75回大会まで各地区の出場枠は明文化されておらず、選考委員会で決定していたが、第76回大会以降前年7月の運営委員会で出場枠が決定され、一般枠は各地区の枠が明文化されるようになった。同大会以降も各地区の基本枠は現在に至るまで変動していない。 
  • 選考は地区別の小委員会で行われる。委員会の区分けは「北海道・関東・東京」「東北・近畿」「東海・北信越・九州」「中国・四国」選考委員は地区ごとに異なるため、地区によって全く逆の基準により選考がなされる場合がある。 
  • 上記の通り、秋季大会は当大会の予選ではなく参考資料にすぎないため、秋季大会の上位校を差し置いて下位校が選出される「逆転現象」が発生する場合もある。極端な例では2003年の第75回記念大会において、前年の北信越大会ベスト8の福井が同準優勝の福井商を上回って選出されている。2022年の第94回大会において、前年の東海大会ベスト4の大垣日大が同準優勝の聖隷クリストファーを上回って選出されている。21世紀枠導入以前は秋季地区大会での直接対決に敗れながら逆転選出される例も見られた。 
  • 「春は投手力」という格言があることから当落選上の場合はプロ注目の好投手を擁する学校が選出されやすい傾向にある。

 

 ここまで読んでこられた方にとってセンバツの出場校の選考に不可解さが付きまとう理由、そして明確な選考基準が設定できない理由が読み取れるかと思われます。

 

 今回のブログもちょっと長くなりましたので次回のブログでまたこの話題について触れようと思います。

 

 

 

 

 大垣日大(岐阜)が、サプライズ選出された。11年ぶり4度目の出場となる。

 

 日本高野連は28日、選考委員会を開き、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に出場する32校を選出した。

 

 東海地区は、出場校2枠。1校目は、東海大会で優勝した日大三島(静岡)が順当に選出された。

 

 2校目には、東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)ではなく、同4強で、県大会2位の大垣日大が選出された。選考理由としては、東海大会で前評判の高かった静岡の投手陣、優勝候補の享栄(愛知)を破ったことが評価され「総合力の高いチーム」と評された。

 

 ベテランの阪口慶三監督(77)が甲子園で指揮をとることになる。

 

 東海地区の補欠校には、聖隷クリストファーと至学館(愛知)が入った。

 

 このニュースを初めて知った時の管理人の反応は正直「え?」でしたよ。だって、東海大会の決勝は静岡県大会決勝と同じ日大三島と聖隷クリストファーでしたし、決勝戦で敗れたとはいえ過去の慣例から聖隷クリストファーの春夏通じての初出場を疑っていませんでしたからねえ。

あえて今回の選出を正当化するのであれば東海地区からの出場枠が「2」であり、その2枠を静岡で独占することは地域性の問題から避けたかった、ということなんでしょうが、

 

 それだと2018年の星稜日本航空石川(ともに石川)、去年の仙台育英柴田(ともに宮城)、そして今年の広陵広島商(ともに広島)といったいずれも同一県勢同士で地区大会の決勝を戦い、いずれも大差がついたにもかかわらず両校とも選出されたケースと比較しても整合性が取れません。(ちなみに東海大会決勝のスコアは6‐3とさほど大差はついておりません。なお大垣日大と日大三島との準決勝のスコアは5‐10とコールド負け一歩手前)

 

 さらに大垣日大を選出した理由として「総合力の高いチーム」という評価を挙げていたようですが、

 

 …聖隷クリストファーはエース兼4番打者&正捕手が東海大会直前及び大会中に故障のために出場不能→それでも岐阜県大会決勝で大垣日大を破った中京と今回聖隷クリストファーと並んで補欠校となった至学館を壮絶な逆転劇で下し、日大三島との決勝戦も途中までリードしていたんですが?4番打者不在に伴う攻撃力半減+控えのバッテリーで臨んだ東海大会で準優勝したチームのどこが大垣日大と比較して「総合力が劣る」と?

 

 そんな明らかに整合性が取れない、とってつけたような選考理由を恥ずかしげもなく公表した高野連及び選考委員に対し、案の定、ネット上で大炎上しているようですが、

 

 …管理人は今回の聖隷クリストファーの選出漏れについてこれ以上どうこう言うつもりはありません。

 

 なぜならここまでの話は落語でいうところの「枕」だから。

 

 むしろここから先が本題です。

 

 高校野球ファンを名乗る人間であればほぼ全員がご存じの通り、予選から一発勝負のトーナメント方式である夏の選手権大会と違い、センバツにおいては出場校が「「理不尽」で「不可解」な選出をされるケースがしばしば見られます。

 

 そんな「理不尽」で「不可解」な選出がなぜ起こるのか、と言えばその答えは極めて簡単で、

 

 「明確な選考基準がないから」

 

 の一言に尽きます。

 

 ではなぜ「明確な選考基準がない」のか。

 

 これを説明するには春のセンバツの成り立ちから説明しなければならないのですが、話が長くなりそうなので次回に続きます。