作文する会と、煙橋6日目 | 地味な変わり者のひとりごと

地味な変わり者のひとりごと

会話では聞き手に回りがち。
人は自分の話にはそれほど興味がないと気づいた。
でも自分のことを話したくなることもある、ということでブログを始めてみます。

友達を増やそうキャンペーンの一環として、今朝はちょっと思い切ってクリエイティブライティングのmeetupに参加してきました。趣味で小説を書いたりしている人たちの集まりです。私はフィクションは書けないしこれからも書くことはないと思うけど、文章を作ることは好きなのでなんとかなるかなと。

 

会場が中央駅近くで、似たような会が同じ場所で同じ時刻から開催されているのでどういうことだろうと思って片方に行ってみたら、そちらはお題をもらって練習する会で、もう片方はすでに取り組んでいるプロジェクトがある人が黙って書く会で、もともと1つのグループだったそうです。仲違いしたとかそういう事情だったらどうしよう、と思っていたのでホッとしました爆  笑

 

お題をもらって決まった時間の中で書く、と聞いた時はやたら難しそうに感じて「マズったかも」と焦りましたが書いたものを別に人に見せる必要もないということで、試してみることにしました。

 

お題はランダムに選ばれたいくつかの言葉だったり絵で、それを元に20分くらい各自書いてみます。お題があると思ったよりもすらすら書けることに驚きました。4つのエクササイズのうち2つについては、書いたものを読んで他の人に聞いてもらいました。読むなんて最初は絶対無理と思っていたけど意外とその気になったんですね。でも緊張して発音がひどかったですあせる

 

2つ目のエクササイズで使った、6面に異なる絵が描かれたサイコロ。

サイコロを振って現れた9つの絵柄がお題になります。

私は噴水と炎を題材として使いました。

 

この会を通じて友達が増えるかどうかはわからないけど、大変に興味深い体験だったのでまた参加してみたいです。1時半ちょっと前に解散し、猛烈にお腹が空いてしまったので駅を降りた後にあるケバブ屋でケバブボックスを買ってしまいました。明日氷河期が来てもおかしくないくらい珍しい行動です。クリエイティブライティングで頭が柔軟になったのかもしれません目

 

今日の参加者は8名で、私ともう一人は初めてだけど後の人は常連さんでした。韓国人、ギリシャ人、ポルトガル人、ブルガリア人、ドイツ人2人、アメリカ人、私、というメンツでした。常連さん同士はけっこう仲がよさそうで、後から入っていくのは大変そうだけど、多くの時間は書くことに集中できるので気まずくなる時間も少なかったです。

 

ガーベラ  ガーベラ  ガーベラ

 

さて、煙橋6日目、5月6日の月曜日の記録です。

 

この日は朝、元職場に行って共同創業者のIとおしゃべりする予定でした。5月の第一月曜日は英国では祝日なので本来は職場にいるのはおかしいのですが、諸事情によりいつも忙しいIは残念ながらこの日もオフィスにいました。オフィスまでは徒歩45分くらい。通って行った界隈は市内ではあまり評判が良くなくて、人によっては露骨に「ああ、XXね」というような言い方をするけど「住んでいる人にとってはそこがホームなのに失礼なことを言うなぁ、住めるものなら住みたいわ!」と思いながら歩きました爆  笑

 

オフィスに近づいてきたら、庭が立派なお家がありました。

フェンス越しに失礼して撮ってます。

ここは恵まれた人の住まいと思われます。

もともと土地は誰のものでもないのに、どこかのタイミングで土地を手にした者と

その子孫が圧倒的に有利になる世界はアンフェアです。

 

Iの提案で、川を渡った反対側にあるカフェに行きました。ここは小屋でコーヒーとちょっとしたパンなどを提供していて、外で飲む場所です。雨が多い土地なので日によって売上が大きく変わりそうです。Iはよく来るそうで、お店のお兄さんたちとスモールトークをしていました。

 

 

仕事に不満があって辞めた職場のボスと付き合いを続けているというのは特殊かもしれませんが、Iには人を惹きつけるものがあるし、いつも働きすぎなので放っておけません。私の母よりちょっと上のIですが、今でもほぼ一年中働いています。お母様もとても長生きされたので、遺伝子エリートなのかもしれません。仕事が大変なだけでなく、先日パスポート等を盗まれたりとプレイベートでも不運なことがあり、落ち込み気味のようでした。

 

忙しい中で、1時間半ほど時間を割いてくれたIに感謝です。返信が来なくても、また時々メールを送ろうと思います。

 

土曜にAとお昼を食べたギリシャ系ファーストフード店の店構え。

なかなか可愛いのです。

 

次は12時半ごろに美容師さんと待ち合わせをしていたのでシティセンターまで歩きました。ちょっとだけ時間があったから、White Stuffという服屋さんに行って2枚で40ポンドの半袖Tシャツ2枚と大幅に値下げしてあった長袖Tシャツを一枚購入しました。この店は全体的にサイズが大きめで、店頭には6がほとんどなくて8からだったのでさらに大きめになってしまいましたが、色や柄が好みのものが多いので立ち寄れて満足しました。

 

美容師さんのCさんとは煙橋で2番目に古いパブThe Eagleに行きました(DNAの二重螺旋構造を発見したワトソンとクリックがよく飲みに行ったパブとして有名)。何度か行ったことがあり、今回改めて入ってみたら、観光客にも人気の場所だけどオーセンティックさが守られていて素晴らしいなと感じました。テーブルには本物の花が少しずつ生けられていて、照明は控えめ。各部屋の形がそれぞれ特徴的なので、これまでに来た時にどのテーブルを使ったかまで覚えていました。

 

 

2人ともNeck OilというクラフトビールのセッションIPAを頼みました。エールを好きになるにはまだ時間がかかりそうです。料理は、迷った挙句フィッシュアンドチップスを1つ頼んでシェアすることにしました。最近のパブのメニューには困ってしまうことにカロリー数が書いてあることが多くて、伝統的なパブメニュー(フィッシュアンドチップスとかパイとか)は2000キロカロリーに迫っていたります。そんなの見てしまったらもう絶対に注文できなくなりそうです。

 

フィッシュアンドチップスは1900キロカロリー越えでしたが、届いた料理はなんだかおしゃれな雰囲気で、芋の量もかなり控えめで本当に1900あるのか!?と疑ってしまいました。Cさんいわく「ディープフライは結構いっちゃう」ということでしたが。エンドウ豆を潰した副菜がフレッシュで、まめまめしくて美味しかったです。

 

 

料理を食べた後は、Cさんの案内で別のパブ、The Anchorへ。CさんはまたNeck Oil、私は水でした。雨がぱらついていましたが川沿いのテラス席に座りました。パンティング(長い棒で川底を突いて制御する小舟に乗る)の起点が近くにあるので行き交う小舟がたくさん見えます。私は実はパンティングは一度もやりませんでした。Cさんもやったことがないと言っていました爆  笑

 

 

 

Cさんとサロンの外で会うのは初めてでしたが、とても楽しい時間になり感謝です。Cさんは最近、これまで働いてきたサロンのオーナーになりました。もともと最大2人しか美容師さんが働けない小さいところなので、今後は1人体制でのびのびやっていくそうです。当初からオーナーになりたかったけど、ビザ申請や不動産の購入時には給料をもらっている立場の方が都合が良くて、それらがすべて落ち着くまで待ったそうです。

 

途中映画の話をしたら『The Monk and the Gun』というブータンが舞台の話を勧めてもらいました。現居住地では今年の8月に公開のようなので、覚えておきます。

 

 

Cさんと別れた後は、こんな小道を抜けてTと待ち合わせているパブThe Elm Treeへ。ここはベルギービールを豊富に扱っているて、Tは行ったことがないということで紹介しようと思いました。Tはお腹の調子が悪く、私もアルコールは十分だったのでお茶にしたのですが爆  笑 お茶はなんと1ポンドでした。扱っている飲料は特殊だけど、雰囲気は非常にアットホームで、静かに飲んでいる人も多いという珍しいお店です。

 

Elm Treeの天井。

このお店のデコレーションはセンスがちょっと不思議で

なぜかハロウィンの飾りも残ってました。

 

パブではけっこう犬に会います。

よく躾けられていて大人しくできる子が多いです。

 

Tとは今回何度か会って、ちょっと申し訳なく思っているのが、相手がTだからと甘えて暗い話もしてしまったこと。そして年金とか引退後の生活について言及しすぎたことです。私にとってもまだ先の話だけど、Tの方が若いのでこういう話はちょっと遠慮しないとなと反省です。

 

思えばTが弱音を吐いたり、不満を漏らしたりしたのは聞いたことがありません。物価のえげつない上がり方について話をしていた時に「うちもそのうち住めなくなるかも」と言っていた時くらいです。Tの住まいは10人くらいの大所帯でのシェアハウスなので、日々の生活でのストレスはかなり大きいと思います。おそらくある程度貯金をするためにそこで我慢しているのだと思いますがそこも予算オーバーになりそうなんて悲しくなります。

 

Tとはコロナ以前、時々映画を一緒に観に行っていたので、今回その伝統を復活させようということで、パブで喋った後は私にとっては2回目の『Civil War』を観に行ってきました。映画もすごく高くなっていてびっくりです。ミニシアター系の映画館で、映画が始まる前に以前は流れていたEU系組織に関する宣伝(?)がなくなっていて、やはりそうかと思いました。この組織から補助金のようなものが出ていたのだと思います。

 

前の列に座っていたカップルはワインボトルをおそらく持参していて、1本飲み切っていました。最初の1杯は映画館のバーで購入してそのグラスを使っていたのか、グラスまで家から持ってきたのかは不明ですが乾杯の時にいい音が出るグラスでした滝汗 お酒が進むような映画ではないのですごいなと思いました笑い泣き

 

Tも体験を楽しんでくれて何よりでした。

 

 

 

Tと別れた後は公園を突っ切って、川を渡って住宅街を歩いてMの家に戻りました。Mと夕飯を食べて話をしていたら『Mamma Mia』が好きということで熱弁されました爆  笑 翌朝はきちんと起きて帰らないとなので、11時くらいに部屋に引っ込みました。