※患者会：JBTA（脳腫瘍ネットワーク）のホームページ情報です。
デリタクト注に関して、患者会が要望書のご提出や、製造販売業者の第一三共株式会社・製造業者のデンカ株式会社と面談くださっていたそうです。
心より感謝申し上げます。
供給に関する、両社からの回答文書です。
第一三共株式会社・デンカ株式会社：2024年3月：遺伝子発現治療製品 「デリタクト注」の供給に関する現状及び今後の見通しについて
本年中に全国の医療機関に供給すること（施設を広げること）は現時点では難しいと見込んでいる、との内容でした。
私は本品を必要とされる方の治療選択肢の一つとなるよう、安定的な供給が得られる日を心待ちにしています。また、実施施設が増え、投与方法で定位脳手術以外も選択できるようになることを願っています。
余談ですが、本品の薬価は、製薬企業からすると想定より低かったのではないかと推測します。海外の高い薬剤を購入されつつ、国産の薬剤の薬価が抑えられることにより、製薬企業の日本に向けた臨床試験や開発への意欲が削がれてしまわないかと素人ながら懸念しています。具体案は思いつきませんが、もっと国が支援して、ご尽力くださっている医療者や製薬企業の方々を取り巻く環境が改善されますように。
