本日はTVアニメ『葬送のフリーレン』ピアノ・ソロアルバム発売日ということで、オリジナルサウンドトラックの中から印象的な5曲をメドレーにアレンジして演奏しました。

 


For 1000 Years

まるで何もない闇の中に一筋の光が射し込むような、雄大な時の流れと物語の始まりを彷彿とさせる美しい一曲です。
自然の中を歩いていくようなイメージにしたくて梢の音を入れたりしました。

Journey of a Lifetime ~ Frieren Main Theme

メドレーを構想するにあたり、この曲とWhere the Blue-Moon Weed Growsどっちを入れようか真剣に悩みました(蒼月草のシーンはガチで泣いたので)
……が、やっぱり一気にアニメの世界へ惹き込まれたこの曲に決めました!
アニメ第1話で登場した勇者一行の凱旋パレードをイメージして、賑やかな街の喧噪やコーラス隊を追加しています。
リズムはポップラテンキットをメインに使って打ち込みました。

Time Flows Ever Onward

劇中で時代を感じさせる古めかしい弦の音色に魅了されていたので、メドレーにするなら必ず入れたいと思った曲でした。
原曲にはリズムはほとんどありませんが、せっかくエレクトーンでアレンジするなら……ということでチャイナキットを主役にしてリズムを打ち込みました。
(全然関係ないんですけど、昔ヤマハのテキストに載っていた『膨らまなかったシュークリーム』っていう曲と似ているなと思ったのですが、どなたか同意してくださる方はいらっしゃいますか?)

Grassy Turtles and Seed Rats

こちらもアニメで流れるとテンションが上がる一曲だったので、どうにかして入れたい!!と思いました。
タイトルにもある通り、シードラットや背中に植物が生えているゾウガメがモチーフになった曲のようなので、森の中のワンシーンを想起させる南国調の鳥の鳴き声を入れました。
リズムも音色も原曲より豪華なアレンジに仕上げています。

Zoltraak

言わずもがな大好きな曲です。確かアイゼンの「あいつはとんでもない戦士になる」というセリフ(回想)とともに、シュタルクが満を持して戦った時に流れたと思うんですが、あまりにかっこよすぎてブワアアッて鳥肌が立ったのを思い出しました。
ターキッシュキットを中心にリズムを打ち込み、色々な伝統楽器の音色を組み合わせて演奏しました。
Grassy Turtles~で入れた鳥たちの鳴き声をそのまま接続することで、魔法使いたちによる空中戦をイメージさせるような世界観に仕上げています。冒頭の笛のソロでブワッと後ろを通り過ぎる風の音がお気に入りです愛

なお、最後のクレジットはあの印象的な次回予告を意識しました。



撮影スタジオは『終端の王と異世界の騎士』でお世話になったスタジオダリ様です。以前撮影したころにはまだ出来上がっていなかった新エリア(アーチ形の広場)を中心に撮影させていただきました。
スタッフの皆様も撮影風景を見に来てくださいまして、「迫力がすごい!」「楽しさが伝わって来てずっと見ていたい気持ちになります」と仰っていただけてとても嬉しかったですラブキューン

お陰様で勇者一行がかつてクリアしたダンジョンのように、奥行きのある素敵な映像が撮れました。改めましてありがとうございました!


鍵盤の上には蒼月草をイメージした造花を飾り、スモークマシンでフリーレンの背後から漏れ出る魔力を表現しました。
また、今回初めて電動ジンバルを撮影に取り入れています。弾いてみた動画の撮影を始めてからというもの、ずっとこれがやりたかったんだよ~~~!という映像が撮れていて感無量です!
ぜひ色んな方に見て頂きたいなと思っています。



当日はそれぞれフリーレンとフェルンをイメージした衣装を持ち寄って臨みました。
汐日はボーダー柄のインナーは手持ちのものを使用しましたが、ケープ付ジャケットは新規で購入し、スカートはジャケットに合わせて同色のものを作りました。が、前髪を下ろしたせいかふてぶてしい態度のせいか、どちらかというとゼーリエっぽい仕上がりに……ww

ですが逆光に照らされたときの人外っぽい雰囲気だったり、魔導書を見つけて楽しそうにしている無邪気さを出せていたらいいなと思います!

 

 \ 暗いよー! 怖いよー! /


対するとまとちゃんはもうどこからどう見ても完璧なフェルンでしたね!原作によく似た黒いカーディガンを通販サイトで見つけて購入し、さらにウィッグに紫色のメッシュが入っているというこだわりまで見せてくれまして……!
そんなとまとちゃんはdropboxで録音ファイルを更新するたびに「魔王が倒せない勇者一行」→「スライムなら倒せそう」みたいにだんだん強くなっていくのが面白かったです(笑)
とまとちゃん、今回もたいへんお世話になりました!

 

 

余談ですが「とまとちゃん本当にフェルンそっくり!見た目もだけど中身までそっくりだよね。フリーサイズにおけるお母さんというか……会社でも後輩ちゃんの面倒見とかすごく良いし」って言ってたら、とても穏やかな笑顔で「汐日ちゃんはシュタルクに似てるよねニコニコ」と言ってくれました。

 

!!???

そ、そうか!!!

実は事前にフリーレン弾くんですよ~と会社の人に言った時、「確かに汐日さんはフリーレンぽいよね~」というありがたいお言葉を頂戴したんですが、実は内心「そうでもないんじゃ……?身長のことかな……?無気力」って思っていたんですよね。

でもとまとちゃんに言われて納得しました。確かに考えてみれば「今日の白鴉ちゃん元気なくない……?驚き私何か変なこと言っちゃったかな……魂が抜ける」ってすぐとまとちゃんに相談していたあたり、フェルンのご機嫌を気にしてアワアワしてるシュタルクっぽかった気がする。

あとコンクール当日、直前まで「お腹痛い……ネガティブ」とか言ってびびってたわりに、いざステージに出ていくと何とかなる辺りも、攻撃するときは腹をくくるシュタルクに似てたかもしれない……爆笑

あ、なるほどそっちだったんだ笑と爆笑してしまいました。

新たな気付きを授けてくれてありがとう、とまとちゃん……

 

▼ねんがんのツイステオリジナルサウンドトラックが発売されたぞ!!!!
というわけでマレノア様の子守歌……もとい『The Dawn of a Dream』と『いつか夢で』をマッシュアップでアレンジして演奏してみました。

 


ツイステの劇伴は原作のモチーフが使われた楽曲が多く、そのあたりがプレイしていて楽しい点の一つでもあるのですが、今回の『The Dawn of a Dream』はまさに一度聴いただけで「『いつか夢』のコード進行と一緒だコレ!!!!!」というのがわかる非常に美しい曲です。
歌詞に込められた深い愛情とマレノア様の声の優しさ、しかし歌われているシーンの凄惨さに気づかされた時にはショックを隠すことができませんでしたし、後から見返せば見返すほど涙なしには見れない号泣必須のシーンで拙者は何度リピートしたかわからんでござ(ここで手記は途切れている)



今回のアンサンブルの最大の特徴はリズムカウントが一切ないという点です。
これまでの演奏動画は事前に録音しておいた音声を合成しているのですが、今回の楽曲は当日エレクトーンのwav録音機能で録音した音声をそのまま使用しています。
また、フリーサイズのメンバーはお互い離れて暮らしているので、事前の合わせ練習は一切できていません。したがっていわゆるぶっつけ本番ですびっくり
しかも直前まで別の曲の演奏動画を撮り続けていたので、スタジオ撤収まで残り10分を切ってからのスタートとなりました魂が抜ける
最初にタイミングを確認するために1回、次に問題のあった個所を改善するために2回、そして3回目に演奏した映像を撮ったところで撮影終了となりました。
これだけの短い時間で呼吸を合わせて演奏できたのは、ひとえにこれまで積み重ねてきた5年分のアンサンブルの経験値の賜物なのではないでしょうか……!
 

今回は原曲にこめられた究極のテーマを表現するため、あえてストリングスのみというシンプルな音色でアレンジを作成しましたので、その分和音の響きにはこだわって音符を配置しております。

短い時間ではありましたが、こんなふうにお互い目を見ながらリアルタイムで音楽を作ることができてすごく楽しかったです!
とまとちゃん、怒涛のスケジュールではありましたが、お付き合いいただき本当にありがとうございました!ニコニコ


ツイステを始めて約3年半、いよいよ待ちに待った推しのメイン章がやってきました。
それだけでも相当嬉しいのに、さらにBGMがケルト系民族調とあらば絶対に弾きたいに決まってますよね!チュー
というわけで、久々に大自然をバックに屋外アンサンブルをしてまいりました。
作中でも印象的な『夜明け』をテーマに、移り変わりゆく空の色彩を楽しんでいただける動画になっているかと思います。




茨の国のBGMは何曲かありますが、その中から特に大好きな3曲を繋げてメドレーにアレンジしました。
1曲目は茨の国の兵士たちが夜の焚火を囲んで野営しているシーンをイメージして、パチパチと弾ける焚火の音を入れてみました。
暮れなずむ空に笛の音色が響いて溶けていくような感じに仕上げています。





2曲目はレ・ミゼラブルの民衆の歌のイメージで、原曲にはない重厚なコーラスを重ねてみました。
愚かな私は推しのメイン章という事実に浮かれていて、初回は攻略サイトを全く見ずにストーリーを進めてしまい驚きパーティーがどんどんやられていって絶望的な状況に立たされてしまいまして……えーん

でもそんな時にこの曲が流れて、かなり心を奮い立たせることができたので、ボロボロになってもみんなで歌を歌うことで気持ちを奮い立たせるようなイメージが出来上がりました。



茨の国の兵士たちが奮起するシーンも印象的だったので、武器を叩きつける音や戦いの喧噪などを入れています。
またサビの前に入っている鳥の声は、動物たちを呼び寄せて敵の目をかいくぐり、城から脱出するシルバーくんをイメージしました。



3曲目は今までとは比べものにならないほど強い、明らかに違う文明の機械が現れたときの絶望を、冷たい印象を与える硬質なリズムの音で表現しました。
豊かな自然を容赦なく破壊していく機械の無情さが、激しい音色で表現できていたら嬉しいなと思います。
余談ですが、最後の鍵盤アップの撮影の際に車が4台くらいまとめて通っていきまして、それが劇中に登場する装甲掘削機のように見えて胸が苦しくなりましたネガティブ



衣装はウィキッドのような対比が出せたらいいなということで、夜明けの騎士とリリアちゃんのダブル親父コンビ笑でまとめました!
汐日は大好きなシルバーくんのグッズでエレクトーンをデコっておりまして、例えばエレクトーンの上にはブルームバースデーのコースターが置いてあったり……



コードにはおめかしバースデーのロゼットがぶら下がっていたり……



あと映ってないかもなんですけど、襟元におめかしバースデーのピンブローチがついていたりします!



靴下はエンドレスハロウィンナイトの睡蓮をイメージして選びました。
全体を通して「戦いたくないけど戦うしかない」夜明けさんの気持ちで演奏したのでしんどみ満載でした泣



最後に、撮影地のBBQハウスSETOさまには本当にお世話になりました!ニコニコ
夕方の時間が一番映えるという情報はもちろん、何時頃に日が沈むのかを教えてくださいましたし、日没が近くなると薪をくべて焚火もしていただけたので、夕焼けの赤と火の赤が混ざり合い、時折弾ける炭と火花も華やかでとても素敵な映像になりました!

本当にありがとうございました。

 

 

当日は雲に隠れて見えませんでしたが、偶然にもダイヤモンド富士が見られる時期だったそうで、たくさんの方がカメラを構えていらっしゃいましたキョロキョロ
また来年同じ時期に伺ったら、今度こそダイヤモンド富士が見られるかもしれませんよだれ楽しみです!

 

次に演奏する曲も、茨の国メドレーのように壮大な楽曲になっておりますので、ぜひぜひ楽しみにしていてくださいませ!

それでは飛び出すハート