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わたしと鬱と

うつ病のお話です。
※このようなお話が苦手な方は閲覧注意です

職を失ってすぐは酷く落ち込み荒れていましたが
次第に「これで職場の人に迷惑もかけずにすむし良かったんだ」
「あんなセクハラだらけの職場やめて正解だったんだ」
と開き直れるようになっていきました
季節は初夏でした

外に出れる日も増え 楽しいことがあれば笑えるようにもなり
少し良くなっている気がする と思えるようになりました
薬の量も減り とても調子が悪くなったときに飲むようにと
軽めの頓服薬だけになりました
顔色も良くなったと言われ
やせ細っていた体も少し元に戻りつつありました

落ち着いてくると
仕事をしていない自分をさぼっているように思い始めました
しかし
社会復帰はそう簡単にはいきませんでした
自信がもてなかったのです
調子の良い日も増えたといっても毎日同じ時間に起きられるわけではなく
天気の良し悪しに左右され
外に出られても他人と話をすることはできず
ある特有のにおい(男性の汗臭さや加齢臭)がするとパニックになり
とてもじゃないけれど毎日仕事に出て行けるとはいえませんでした

うつ病になってからの1日は本当に長くなりました
時間の感覚は状態が悪くなれば悪くなるほど長く感じられ
5分毎に時計を見る・・・なんてこともよくありました

病院では悪いほうに考えないようにといわれていましたが
頭は勝手に悪いほうへと考えを持っていくばかりで
気がついたら悪循環が始まっていて自分でもどうにもできなくなります
何も考えられない状態のときは薬を飲んで落ち着かせればなんとかなっていましたが
少し回復してくると薬を飲むという行為に疑問を抱き始めました
うつ病だと診断された直後より外に出られるようになってからの気分の良し悪しの変化が大変でした

楽しく笑う声を聞くと楽しく笑えない自分に悲しくて涙が止まらなくなり
怒声が聞こえると自分が怒られたような気がして怖くなりパニックに
ちょっとした声色でも過剰に反応していました
とても過敏になっていたのだと思います

相手が悪気もなく何気なく言った言葉でさえ
少しでもマイナスに捕らえられるようなことがあればパニックになっていました
そういう意味で言ったんじゃないよ!と強く言われるとさらに怖くなり泣き喚き
相手を困らせることばかりでした

私自身もそう捕らえたいわけではなく
思考回路が勝手にそのように捕らえてしまっていたのでどうすればいいのかわかりませんでした
そのような些細なことでのパニックは日常的に起こり
パニックになって暴れて薬を飲み落ち着かせることも多々ありました


周囲の方には「いったい何なの?」と思われるような行動も多いと思われますが
あまり深く問いかけず聞き役に回るほうが良いのであろうと思います
耳を傾けてもすぐには話し出せないかもしれません
それでも焦らせないであげてください
うつ病の治療は当人も周囲も忍耐力が必要だと 私は思います
素人だけではどうにもできないことはその道のプロに相談するしかありませんが
傍にいてくれる人たちがいたから私は今まで死なずに生きてこれました
何か特別なことをしてくれなくても心の支えになります
話を聞いてくれるだけでも気持ちが違います

焦らないのは難しいことかもしれません
しかし焦ってもいいことにはなりません
ゆっくりと息をして今日できたことを褒めてあげてください
些細なことを褒めてください
ダメな日があっても責めないでください
うまくいかないときは休んでください
私はテレビを見ないようにしていました
テレビを見ることはとても苦痛だったからです
地震が起きた日もテレビをつけておらず
まさかあんなに被害が出ているとは知りませんでした
私が地震のことを知ったのは彼氏からの連絡を受けてからでした

地震の被害が明らかになっていくにつれて
どんどん私の気持ちも落ち込んでいきました
しばらくするとボランティアの募集もはじまりましたが
私にはそれすらできませんでした
とても自分の存在がむなしくなりました
役立たず私が死ねばよかったのに・・・・




月日は流れて4月になりました
1日から私は会社の人間ではなくなりました
会社と縁が切れたと思うと少し気が楽になりましたが
それ以後も家に引きこもる日が続きました

もう仕事のことを心配しなくていいと思うと楽になり
これからどうするんだろうと思うと苦になり
ある程度のところまでは回復しましたがその後は良くなる気配がありませんでした
家にこもって1日の半分は寝て暮らし食事も1日1回
天気が悪いときは悲しくなり
天気のいい日は少し楽になり
外に出歩ける日は少しだけ外に出て
体調が悪くなれば引きこもり
ぼーっとして何も考えていないように思えたり
急に悲しくなって泣き出したり
このままではダメだと思い何かを始めてみたり
やってみるとなかなかうまくいかず集中力も持たず挫折して再び落ち込み
そんなことを何日も何ヶ月も繰り返していました