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フロリダ(タンパベイエリア)より

アメリカフロリダ州タンパベイエリアでの生活記です。

今年も税金申告の季節がやってきました。アメリカ在住の方々はご存知だと思いますが、こちらでは普通の勤め人で、特に変わったこと(多額の医療費出費や災害による被害など)がなくとも確定申告が義務付けられています。


サラリーマンなんだから日本のように最初から正確な額を給料から天引きしてくれればいいのに、と思いますが、アメリカでは各個人がデフォルトで自営業者みたいに扱われていて、様々な課税額調整や控除の恩恵を受けるには面倒な確定申告をしなければなりません。


夫も私も独身時代の殆どは賃貸暮らしで住宅ローンや(直接支払う)固定資産税がなかったので比較的簡単に自力で申告書類を揃えることができましたが、夫は家を購入した年の申告はそれまでと全く勝手が違うということで大手の税金申告サービス会社に依頼したようです。追加料金を払っておけば、申告に間違いがあって追徴課税を受けてもその分はサービス会社が全額補償するとかいうシステムを利用したようです。


住宅ローン関係はその年の経験からどのように計算されるのかがわかったので、それ以降はオンラインの確定申告ソフトウェア(数十ドル)で申告をしています。毎年同じ会社のものを使うと、前年入力したデータ(氏名や住所、勤務先情報など)が自動的に出てくるのでいくらか楽なのですが、それでもどう区分すれば良いのか分からない収入があったり、なかなか税金関係の書類が届かない金融機関があったりで、毎年2~3週末は確定申告に費やしているような気が。


まあこちらではそういうシステムだから仕方ないと思っていますが、納める側にしても、チェックする側にしても効率の良いシステムだとは思えない・・・


申告を終えると、よほどあからさまなミスや虚偽がない限りは数週間以内に申告した過払い分がそのまま戻ってくるのですが、それを受け取った後でも5年間はいつ監査を受けても大丈夫なように全ての書類(確定申告のコピー、領収書や銀行のステートメント、給与明細など)を保存しなければならないというのが厄介物ドクロ


当局が5年以内に監査の通知を郵送したものの、住所変更や紛失などで実際に連絡を受けたの6年目に入ってから、などということもあるので実際には7~8年分は保存が必要だそうです。


しかし今年は運よく全ての必要書類が早めに揃ったので、2月の1週目にして申告を完了させることができましたクラッカーということで今日の夜は結婚記念日ベルとバレンタイン恋の矢のお祝いを兼ねてサラソタの日本食レストランに割り箸ウェブ上の各種レビューもなかなかよろしいので、ちょっと期待してます。


でもこっち(特にフロリダ)のレビューって、同じ人の書いた他のレビューを見てみたらそこらのチェーンのファミレス(○ップルビーズとか、オ○ーブガーデンとか、レッド○ブスターとか)も同じような、あるいはそれ以上の高評価だったりして、いまいち信頼できないのも事実あせる


うちの近くのそこそこいけてるカジュアルなレストランのレビューなんか、料理の質やサービスについては褒めてあるものの

一人当たり25ドル程度と(価格が)高いので、気をつけて」

とか書かれてるしDASH!


その店で25ドルのメインコースっていったらステーキかシーフードだったと思うんだけど。パスタやチキンは20ドルそこそこだったはず。そりゃ、そこらのピザ屋よりは高いけど、明らかにレベルが違うでしょ汗


ちなみに今夜行くサラソタのお店はドレスコードの遵守に苦労してるみたいで、予約時にスマートカジュアルだって念を押されました。どうやらジャージ姿などで入店を試みる人々がいるらしく。まあ特に冬季はリゾート気分の中高年人口が多いフロリダらしい話ではあります。寒い北部を脱出して来たからには半袖や短パンを着て日光を楽しみたいんだろうし、防寒着が要らないからジャージ上下とかで軽くアクティブに過ごしたいという気持ちもわかるけれどね。

以前の記事 で、クリスマスに親類を迎えるにあたっていかに私がいい加減なホステスであったかについて書いたのですが、実はうちのわんわん素晴らしいホステスであったことが判明ひらめき電球


ちなみにゲストは寄生虫汗最初はびっくりしましたね。「え、ちゃんとお世話してるのに、何で?」みたいな。


こちらでは幼稚園や小学校で児童の頭髪にシラミが集団発生ということがたまにあるらしいですが、学校側が各家庭で駆除してくださいと連絡をしても、「シラミなんか持ってるのは衛生の良くない、貧しい家の子だけ」と思い込んでわが子の頭はシラミ満載でそのまんま、という中~やや上流家庭の親が結構いたりするらしいです。


私も正直「うちの子に限って寄生虫なんて」という気分がわからなくもなかったです。でも良く考えたらフロリダなんて年中高温多湿で、実際、庭仕事などをしていて変な細菌に感染して大変な目にあった、なんて人の話も珍しくないですから、寄生虫も実は色々いるんでしょうね。

最近わんわんはお腹の調子が悪かったんですが、食欲も元気もあるし、何せ散歩中にやたらクンクン嗅ぎ回ったり(特にゴミ収集日の前夜はご近所さん全世帯のゴミ箱をチェックしたがる)、周りが暗いと飼い主の目を盗んで拾い食いを試みたりする悪い癖があるので(直そうとはしてるんですが、まだ1歳ちょっとで若いから特に興味津々なんですよね。しかもテリア系らしく何かに気を惹かれるともうそれだけで頭がいっぱいアップ)、単発で半日~2日くらいお腹がゆるくなることは珍しくないんです。多分変なものを吸い込んだり舐めたり食べたりしたんだろう、ということで。


しかし今回は調子を崩してから4日間、人間の食事のおこぼれは完全にシャットアウト、水でふやかしたドライフードのみという味気ない病人食のようなものを少なめに与えていても良くならない。一度、Pepto-Bismolを体重に合わせて4mL混ぜて様子を見たのですが、一時的にやや良くなっただけで、その後は水様便に逆戻り。


月曜日はMLK Dayで、私の職場では祝日でしたが夫の職場は通常業務。昼下がりにふと、もしかしたら、と思ってかかりつけの動物病院に電話してみると、そちらも通常通りの診療をしているとのこと。その後短い散歩に行ったのですが、その時にもまた水様便だったので、こりゃダメだ、と受診を決めました。


散歩中にうんこ袋で何とかすくい上げた少量の水様便をジップロックの袋に移して動物病院へ。月曜日で、しかもアポなし、診療終了の2時間前のチェックインだったので暫く待つことを覚悟していたものの、ラッキーなことに5分後のアポにキャンセルが出ていてそこに入れてもらえることに。しかも、あまり普通の外来には出ておられないはずのロマンスグレー系院長先生じきじきの診察ドキドキ


結果、whipwormという、線虫の一種が見つかりまして。幸い腸以外(脳神経系など)に悪さをすることはなく、数週間分の内服薬で駆除できるそうで一安心。しかしこの線虫の卵は自然環境(土壌など)においての生存力が強いので再感染する可能性も高く、犬糸状虫の予防薬でこの線虫にも効果的なものがあるので、手持ちの予防薬が切れ次第そちらに切り替えましょうとのことに。

この院長先生、元は捨て犬だったうちのわんわんをレスキューしてくれたシェルターの設立者なんです。うちのわんわんが今日元気に生きているのも、そしてうちの家族の一員として迎えることができたのも、元はといえば全てこの院長先生のお陰。彼は自らメディカルディレクターとしてシェルターの動物達の治療を行う傍ら、一般住民に対して低料金でペットの避妊・去勢手術を行うサービスも提供。しかも私財をなげうって、このあたりでは唯一のドッグパークを運営されています。


このドッグパーク、無料で一般に解放されているんですが、これって実は色々とリスクもあることだと思うんですよ。例えば敷地内で事故が起きた時の責任とか。もちろん弁護士に相談した上で行っていることでしょうけれど、例えば「敷地内での事故には一切責任を負いません」という看板を入り口に掲げていても、「(サイズや掲示位置が悪いため)看板に気付かなかった」、「自分が利用した時には掲示されていなかった」などといちゃもんをつけて、悪徳弁護士とグルで訴訟を起こす人も沢山いますからね、アメリカには。


実際、このドッグパークについては、管轄の郡に


ADA(公共施設における障害者のアクセス確保のための連邦法)に順ずる障害者用駐車場(舗装済で入り口まで何フィート以内とか)がなく、入り口のゲート(犬の脱走防止のために2重になっていて、大型犬でも開けられないように金具は高い位置についている)が車椅子では使用困難だ


という苦情が障害者団体経由で寄せられ、それに端を発して昨年の夏には郡がパークの障害者向け設備の改善および改善完了まで無期限の閉鎖を命じた上に、土地の所有者である院長先生に対して毎日数千ドル単位(プラス利子と延滞ペナルティー)の罰金を科するというひどい話になったそうです。結局何らかの形でこの問題は解決したようですが、また違った形でこのようなとんでもないトラブルに巻き込まれる可能性はあるのでしょう。


ちなみに地元新聞のネット掲示板においては

「車椅子利用者で介助者もいないのに、ドッグパークでの運動が必要な大きな犬をペットとして飼育するなんてありえない。この苦情は障害者という立場を利用した悪質な嫌がらせだ。」

「私は車椅子利用の夫および飼い犬と一緒にこのパークを利用しているが、ゲートのすぐ隣に障害者用駐車スペースがあり、未舗装ながら車椅子での移動に苦労したことはない。」

「そのうち、(ドッグパーク全体を占める)芝生も、車椅子で簡単に移動できるように全部舗装して、(トイレの存在しないパークに)身障者用トイレを作れとか言い出すんだろう。犬のための公園だってことがわからないのか。」

といったような辛辣な意見が続々でした。


慈善事業でも、ポーンと資金を寄付するようなものは比較的簡単かも知れないけれど、こういう風に実際にサービスを不特定多数に提供するというのは本当に大変で、リスクも大きいんだなと思った出来事でした。

ここ数日のフロリダは異様に寒いペンギンんです(フロリダにしては)。

最高気温も華氏で50度台、最低気温は32度(摂氏0度)ギリギリです。

例年2、3度はそういう日もあるのですが、今回は1週間近く連日この寒さ、ということで州知事も非常事態宣言を出したそうな。主に霜によるイチゴや柑橘類などの農作物の被害の救済が目的らしいですが、地域の児童館のような施設を特別に夜間ホームレスの人々の避難所として開放したり、ここよりも冷え込みが厳しく、夜間や早朝の気温が氷点下まで下がっている州の北部では学校の暖房が追いつかないために休校になったりしているらしいです。

寒冷地にお住まいの方々には信じられないかも知れませんが、フロリダの建物の中って、いざ寒波が来ると体感温度が低いんですよね。大体において冷房がメインの空調システム(吹き出し口は天井、あるいは天井に近い壁面にある)から、主に電気を熱源とした生暖かい温風が出てくるんですが、ご存知の通り暖かい空気は上昇しますから、シーリングファンなどのない部屋では足寒頭熱そのものです(例:職場の自分のオフィス)。

フロリダの家は、夏はガンガン冷房するから断熱もしっかりしているんだろうと思っていたけれど、なんせもともともの電気代のレートが低いので、同じ家にこれから10年スパンで住まない限り(あるいはオイルショックのようなエネルギー危機が再来しない限り)、断熱材を多く入れたり、窓を2重・3重サッシに入れ替えたりしても元が取れないんですねえ。家を売るにしても、このあたりのマーケットで買い手が重視するのはやはりgraniteのカウンタートップとか、ステンレスの家電とか、カーペットではなくフローリングの床とかいったもので、エネルギー効率の良し悪しを気にする人は少数派みたいです(コンロがガスじゃないとイヤ、という人は結構いますけど)。

うちは幸い都市ガスが来ているので、オーブンとコンロ、衣類乾燥機、温水器、そして暖房はガスのお世話になってます。でもこのあたりはオール電化のサブディビジョンも多く、そういう所ではこのような寒波が来ると夏の冷房以上に電気代がかさむがま口財布らしいです(水温の上がる夏と違って、空気も水も両方余計に温めないといけないですからね)。大きな家で屋外のホットタブを稼動していたりすると、電気代だけで月に1000ドル超とか普通らしいです。

でもこの寒波、マナティーを見るには最高ですよ。発電所の排水路や自然泉の周囲は水温が比較的高いので、そういうところに群がっています。年末に遊びに来ていた親類も、しっかりマナティーを観察できて満足できたようです。