“ なんちゃって “ にもほどがある『CASINO』JLモデル ★Reprise★ 『その10』 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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『その9』から つづく。)





今回はこちらの方。


◆ 課題2 (『なんちゃって JLカジノ 1』オリジナル復元)
 ● 2−1:ピックガードを再取り付け。
 ● 2−2:ペグをクルーソンタイプに戻す。《済》
 ● 2−3:コントロール類を戻す。
 ● 2−4:GK-3ピックアップを外す。《済》


『CASINO』 2本とも作業中で「アコギ代わりにポロロ〜ンと鳴らす」モノがないので、先にこちらを鳴らせる状態に戻します。


既に「2-2」と「2-4」のミッションは完了済み。

「2-1」は、保存してあったはずのオリジナルのピックガードが行方不明のため保留中。
引き続き家の中を捜索中ではありますが、既に “ あるはずの場所 “ には「無い」ことを一通り確認済みなので、正直行き詰まっております。
最終手段としてはサードパーティーの代替品に頼ることになるかと・・・。



そして、「2-3」のコントロール類。
「Before」の状態は ↓ こちら。


一応『ジョン・レノン・モデル』を意識した構成になっております。
これを『’65年リイシューモデル』のオリジナル状態に戻します。


普段ここまでバラす機会もあまりないので、ついでに トップを中心にコンパウンド掛けでツヤ出しを。
(サイドとかバックはいつでも出来るので。)

『タミヤ』のコンパウンド、もう 10年以上前から使い切れてなくて大分 水気(?)が抜けてしまっておりますが、まだまだ使えるので大丈夫。
「細目」から「仕上げ目」まで掛けるとかなりクリアーになりますが、まあ カーモデル みたいに究極のツヤを求めるわけではないので「細目」一発で終わらせます。


あと、ピクアップのニッケルメッキのサビと曇りは金属磨きで緑青だけ軽〜く落とす感じで。

磨き過ぎるとメッキ自体が剥げるので。

一気に外すと面倒なので、部分ごとに 外して→磨いて→戻して の繰り返し。





私の管理の問題も大いにあるかとは思うのですが、以前はこのニッケルメッキの曇りが許せないと思っておりました。
メッキはやはりクロムのギラギラ感がよいな〜と。

が。
今回(とは言っても既に数年前になってしまいましたが・・・)『CASINO Coupe』を購入した際、むしろ塗装のグロス感と共に新品のメッキのギラギラ感がちょっとうるさい気がしてしまいました。
(歳を重ねたせい?)

この『Coupe』のギラギラ度合いはクロムメッキかな〜とも思ったのですが、メーカーのスペックによるとこちらも『’65年リイシュー』と同じくニッケルメッキだそうで。
にわかには信じ難い気がしなくもないのですが、こっちもいずれは適度に(?)曇ってくれるってことだと思います。
ホンモノの『JLモデル』もメッキ類はけっこうガビガビ状態なので、早く落ち着いて欲しい。



今回の「After」状態。


 

 

そういえば・・・、なんですが。

 


この『CASINO』をはじめとする箱モノのエレキギター、電装類はどうやって仕込むんでしょう?
開口部は左右の f字ホールと/ピックアップのキャビティしかない。
『335』とかだとセンターブロックもあるので、尚更ややこしいことになる気がしますけど。

昔どこかで「配線済みの回路をワイヤーで吊って・・・。」みたいな噂は聞いたことありますが、ちゃんと調べたことないので謎のままです。
私の想像では、きっと ボトルシップ職人/もしくは『Mr.マリック』が・・・・・


いえ、なんでもないです。





この『’65年リイシュー』の方ですが、実は当初の想定外のリペアが必要となってしまいまして。
次回はそこのところの顛末を。





『その11』へ つづく。)





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