私 待つわ。 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』



新幹線での移動中、小用に立ったところ。

男女兼用トレイの方は女性が数名お待ちのご様子だったので、男子専用(=小専用)の方が空くのを待つことに。
現在使用中で、入り口の脇で 1名(←「Aさん」とする)がお待ちという状況でした。
私は Aさんの後ろに並んで順番待ち。
その次は私の番・・・のはずでしたが。


Aさんが用を済ませてドアを開けて出て来たところを狙って、いつの間にやら小用トイレの向こう側に居た男性(←「Bさん」とする)が、さも

 「私、並んでましたから。」

という顔で先に入ってしまった。
少なくとも、Aさんが入室する時点ではその周辺には私しかいなかったので、次は当然私だと思っていたのに・・・。


見ると、向こう側には私を差し置いて先に入ってしまった Bさんの “ 次 “を待つ格好で、もう 1名いらっしゃるではないか。(←「Cさん」とする)
そして今まさにその後ろにもう 1名が並ばんとしている!!

私自身はそんなに逼迫していたわけではないものの このままでは完全に順番待ちから弾かれてしまうと思い、Cさんに

 「並んでいらっしゃます?」

と声を掛け、相手が頷くのを見て向こう側に回り込みました。
つまりは、私が Cさんの “ 後ろ “ に着くかっこうに。


すると、Cさん。
状況を察してくれた模様で、私に先に行くように勧めてくれました。


私は一旦遠慮して Cさんに先頭を譲りましたが、個室が空いたところで Cさんが改めて私に先に行くよう促してくれたので「じゃあ。」ということでお先に。
用を済ませて出たら改めてお礼を言おうと思っていましたが、Cさんは既に男女兼用の方に入ったものと思われ、別の方が先頭に並んでおりました。



この日は新幹線自体かなり混み合っておりました。
男女兼用トイレの方にしても、同じエリアにある 2つの個室を あちら側から来た人と/こちら側から来た人 がそれぞれ別の方向から順番待ちしている様な状況。
となると、なおさら

 〜 自分の方が早く並んでいたのに、向こう側の個室が先に空いたがために 自分より後に来た向こう側の人が先に入ってしまった。

みたいなややこしいことが起こりがちなわけです。


通路を兼ねた狭い空間で、特に明確なルールがあるわけでもないという混沌とした状況。
誰しもが早く済ませたいのはやまやまなれども、事が事だけに余程ずうずうしくない限り「私が先!」とも主張し難いシチュエーション。




そこで提案です。


よく、インディーズアイドルのライブ後物販などで見掛ける光景。
多数の演者さんそれぞれの物販列に並ぶファンが、

 

 『〇〇〇〇(← 演者名) 物販  最後尾』

 

などと書かれたパネルを持つシステムがあります。

パネル自体は演者側で用意したもので、最後尾に並ぶお客が自発的に前の人からそれを引き継いで掲げるという仕組みになっております。
ライブハウスの限られたスペースに複数の列が入り乱れて混乱を来しがちというところから生まれた合理的なシステムかと。
あと、演者に依ってはそのパネルに「お品書き(物販リスト)」が書かれていたりして、一石二鳥の効果も見込めます。


このシステムの応用で、最後尾の人が例えば

 

 『お手洗い[男子小専用]最後尾』

 

みたいなパネルを掲げることにすればよいのではないか。



・・・というのはさすがにアレなので。



代案。


以前から都内のコンビニなどではよく見掛ける、レジ前の床に貼られたレジ待ち誘導ステッカー。

「こちらでお待ちください」というレジ待ち列の先頭を指示するポイントがあって、その先 二股とか三股の矢印で空いた方のレジへと振り分けたりするヤツです。
新幹線トイレにもこれと同じ方式を導入すればよいのではないか?


このレジ待ち誘導ステッカー、最近では静岡界隈のコンビニでも見掛けるようになりました。
導入されてないお店で自発的にこれ風をやろうとすると、他のお客に「こいつ、並んでるのか?/並んでないのか?」と訝られた挙句、無視されて先に行かれてしまったりします。(店員さんもその意図を汲んでくれなかったり・・・。)
他人に気を遣い過ぎてしまうとむしろ波に乗れないのでした。
現状の新幹線のトイレもまさにそんな状況とも言えます。




上記 2案、いずれも欠点は

 ~ トイレを待っているのが あからさまに他人にバレてしまう。

ってところでしょうか。
男性はともかく、女性にとってはちょっとキツいかも。





そこで、さらなる代案です。


ハイテクを導入いたします。

新幹線トイレ周辺の床を、圧力センサー兼ディスプレイで構成。
トイレ周辺に立つ人を圧力センサーで感知し、その情報を基にトイレ待ちの順番を管理。

順番が回って来た人の足元に、

 

 『さあ、アナタの番です!!』

 

という表示とともに誘導の矢印が現れる。


もう一歩進めて、圧力センサーの情報から AI がそれぞれの人の『漏れそう指数』を割り出すシステム。
両足の接地時間や重心移動の推移から “ 逼迫度 “ を予測する。
例えば「内股で両脚に力を込めて踏ん張っている」とか、「小刻みな足踏みで尿意を紛らわせている」とか、様々なケースを学習させて より限界に近い人を優先的にトイレに誘導することが可能に。


・・・とか。




新幹線のトイレ待ちの事情、特に外国の方々にはその辺りの機微ってのは分かり難いのではないかと。
ぜひ、多くの外国人の来日が見込まれる『東京2020』までに実現を!

ってゆーか、外国の方々の方が主張がハッキリしている気がするので、むしろ「日本人のトイレ難民化防止策」として導入ご検討よろしくお願いいたします。





■ FJスズキ ■