on a knife-edge [1] | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』



 『夏のカニ泡』

って、ものすご~く妥当な感じがしたのに 微妙に違ってた。





それはさておき。



連日、TVニュースやら新聞報道では『猛暑』とか『酷暑』とか『災害級の暑さ』といった言葉が飛び交っております。


確かに「暑い。」とは思うものの、申し訳のないことに平日日中は冷房の効いた部屋でのほほんと仕事している身としては、そんなに危機感を感じるほどではないというのが本音だったりいたします。

しかも、どうやら静岡県というのは周辺都県の中では “ 相対的に “ 涼しい方らしい・・・というのも、もしかしたら(私が)あまり危機感を感じていない一因なのかも。



と、そんな風に呑気に構えてはおりますが。
一方で「確かに暑い。」と実感する場面もなきにしもあらず。



例えば・・・。

夜 帰宅すると、” 家が熱い “ 。
特に西日が照りつける 2F は、「熱が籠もる」というよりは「家そのものが発熱している」状態。
明らかに壁が熱を発しております。
夜ですらこんな状況だってことは、もし西日が直射中の時間帯に ここにいたら・・・。

 「確かに。
  これは人が死ぬ暑さだ・・・。」


因みに。
キッチンの壁に設置されたガス会社からのリース(だと思いましたが)のガス漏れ警報器。

「熱中症」の警告機能が付いていて、灼熱の太陽を思わせる深〜いオレンジ色の LED が確か 7月半ばごろから昼夜問わず ず〜〜〜っと灯りっぱなし。
音声による警告機能はどういうタイミングで鳴るのかよく分かりませんが、先日休みの日、お昼前後の時間帯に 1時間おきくらいで鳴ってるのは確認しました。
(冬場には「乾燥」の注意を促す青い LED が点灯します。)



もう一つ、「暑い」を実感する場面。
例えば・・・。

所要で訪れた炎天下の東京お台場。
街の造りが全く人工的というのも暑さを加速させている要因なのかどうか、水分を補給しながらでも屋外を 10分間歩いただけでふらふらに。
毎度ギリギリのタイミングで冷房の効いた電車や屋内に逃げ込めたのでセーフでしたが、直射日光もさることながら「空間そのものが熱い」状態。

  「確かに。
   これは人が死ぬ暑さだ・・・。」

日がな熱波に晒されてお仕事されている方々にしてみたら「甘い!」ってお話かとも存じますが。
私の体力のレベルといったら恐らく熱中症になりやすいと言われている高齢者寄りだと思いますので、その点はご容赦いただきたい。



それにしても、街を歩くだけで命が危ないって・・・。
これまでフツーに生活していたはずの地球上に最早 居場所がない。
これって、人工物に守られていないと即 “ 死 “ に繋がるという、なんだか「近未来SF」的な感覚。
火星のテラフォーミングとかより先に地球を再テラフォーミング(?)しないといかんのじゃなかろうか。




ダメ押しにもう一つ。
例えば・・・。

玄関の赤外線センサーライトの反応が明らかに鈍い。
ライトの仕様はちゃんと確認してはおりませんが、恐らく” 常温 “ としてMAX 30℃ くらいの中でヒトの体温 36℃ 前後を感知するような想定ではなかろうかと思います。
環境自体の温度がその 36℃ を超えていたら、私の存在に気付いてもらえない。





で、ふと気付いたのですが・・・。



この暑さの原因は、

 〜 年々地球が温暖化しているから。

というところで最早 疑いの余地なしという空気が醸成されております。
寒波が襲うと、それもまた

 〜 地球温暖化による環境の変化。

が原因だとも言われますけど。
(更にはその「地球温暖化」は、人類の活動により引き起こされたものだというのも既に常識・・・みたいなお話かと。)



現在の地球の環境というのは奇跡的な偶然の積み重ねの上に成り立っているもの故にものすご〜くデリケートで、ちょっとバランスが崩れただけで大きく変動してしまうものだという言説はよく耳にいたします。

恐らくその通りなのでしょう。
(もっと遡れば「この宇宙の成り立ち自体が・・・」ってことなのでしょうけど、話の焦点がアレなので割愛。)


逆に言うと、今この地球の環境が現存する生物の生存に適したものであるのは、ホントに “ たまたまの偶然の産物 “ ってことなわけで。
明日/1ヶ月後/1年後、ましてや 10年後/100年後 にも地球上でヒトが暮らして行けるかどうかなんて、そもそも誰も保証してくれていなかった!!


仮に地球の平均気温が「過去 100年間で 1℃上昇」していたとしても、それってまだまだ充分にその “ 奇跡的な偶然の積み重ね “ の範疇に収まってるレベルなんじゃなかろうか。

従って、もし明日 突然に地球の温度があっさり 10℃ 上昇したとしても。
神様に「何故に?」と問うたところで、

 「知らんがな。」

って言われるに違いない。
誰も「絶対にそうはならない 。」なんて保証してくれてなかった・・・。



同様に、明日もサンマが食べられるかどうかなんて誰も保証してくれてないし。

人類の存亡に関わる「天変地異」も、地球全体の規模で見たらやっぱり “ 奇跡的な偶然の積み重ね “ の振れ幅の中に収まってる気もいたします。




だからこそ。
この一瞬一瞬を大切に生きなければ。


・・・と思えるかというと、なかなかね〜。




■ FJスズキ ■