“ 缶 “ が欲しかった話 (前編) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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 「これって、何かに使えそう。」

・・・と思って とりえず捨てずに取っておいた空き箱や紙袋など、結局 何に使うでもなく積み重なって行くばかり。

まあまあ よくある話かと。


加えて私の場合、『造形材料』と称してホームセンターやら東急ハンズなどで見付けた「何とな~くカッコいい金具」とか「何とな~くメカニカルでメタリックなキッチン用品」とかを ついつい衝動買いしてしまい、これまた何に使うでもなく仕舞い込んで終わりというケース多数。

“ 持っていること “ 自体忘れてしまって何年も経っているなら、最早 “ 持っていない “ のと同じ。
数年に一度そんなモノをごっそりまとめて処分してやろうと思い立ち、あれやこれや 詰め込んだままの段ボール箱をひっくり返してみるも、そこでまた

 「あぁ、こんなモノ買ってたのね・・・。」

とか、

 「ここにあったのか!!」

とか、かえって記憶を掘り起こしてしまい

 「やっぱこれ、いつか何かに使えそう。」

と、改めて後生大事に仕舞い込むことの繰り返し。



『ときめく』とか『ときめかない』とかいう判断基準で言うのなら、『全部ときめく!』のですよ。
まったく。


尤も、若い頃に比べれば コレクター的に「あれもこれも全部欲しい!」という連鎖的な物欲衝動は大分 枯れて来た感じもいたします。
それでも時折、単発的に ビビッ! と来る衝動が抑えられなくなることもなきにしもあらず。





今回、たまたま ほぼ同タイミングで ビビッ! と来た「お菓子の缶」 2点。



「お菓子の缶」って、大人になってからはほとんど手にする機会がなかったのですが、子供の頃は某か大小所有していて、例えば父親の仕事場とか廃車置き場で拾った「何とな~くメカニカルな部品(・・・ってゆーか、自動車やバイクの部品なので放っておいても “ メカニカル “ だし)」やら「どこで拾ったのか分からない磁石」なんかを保存するのに使ってたりしました。





たまたま目にして ビビッ! と来た「お菓子の缶」、1点目。


◆ 『スターウォーズ展』の限定販売グッズ、クッキーの缶




現在、「静岡市美術館」 にて開催中。
(2016年1月23日 ~ 3月27日まで)


この『スターウォーズ展』、私的にはちょっとした因縁(?)がございまして。

昨年(2015年)5月の GW 期間中に東京に行った際。
要件の合間に数時間空きができるので事前に美術館など一通り情報を眺めたところ、特にピンと来る特別展などはなし。

辛うじて当時六本木ヒルズで開催されていた『スターウォーズ展』が候補に残ったものの、開催概要を見ても「?」という感じ。
とりあえず撮影に使われたプロップや衣装の展示というのは分かるのですが、その先が何ともぼんやりしとた印象で、何が観れるのかよく分からん。
もしかしたら「マニア垂涎の・・・」みたいなレアなコンテンツなども含まれるのかも知れませんが、私ごときの中途半端なファンには「う~む、謎だ・・・。」というくらいの感じ。

もしかしたら、” グッズ売る “ イベントなのか?



以前は美術館の一般的な美術関連の特別展など、限定グッズといえば図録とポストカードくらいが関の山でしたが。
近年は、それらに加えてクリアホルダーや一筆箋とか、あとは 手ぬぐいなんかも割と定番化しているようで。
さらには様々な関連グッズも導入して、美術館も けっこう商売気出してたりします。


特定の漫画やアニメタイトルを扱った展示などの場合は、むしろグッズ販売の方がメインではなかろうかという勢い。
『スターウォーズ展』も 何とな~くそんな匂いがしないでもない。(何とな~く。)


・・・などと思いつつも、その日 六本木ヒルズまで行ってみたところ「入場 2時間待ち」ですと!

あっさりスルーいたしました。
後に、巡回展で静美にやって来ると知って やっぱり無理して観なくてよかったな~、というお話。



で。
静美の会期になったところで、オフィシャルサイトの『グッズ紹介』のところを覗いて見る。
あくまで「踊らされない」ため、” 要らない “ のを確認するのが目的だったはずが・・・

 「あれ? このクッキーの “ 缶 “ 、なんだかいいじゃん!」

ということに。
現在(ダイエット目的ではない)糖質制限を課しているので、欲しいのは中身のクッキーではなくあくまで入れ物の “ 缶 “ 。
(とはいえ、ちゃんとクッキーも食べることにはなりますけど。)


早速ゲットいたしました。
「具体的に どこがどう よいのか?」と問われても、説明は出来ませぬが。




と、ここまで書いておきながら静美の『スターウォーズ展』、まだ観ておりません。
前売り券はゲット済み。
(この前売り券に関しても、ちょっと物欲の絡むお話があるので後述。)


同展、恐らく休日の混雑は必至。
となると、どのタイミングで行くかは熟慮が必要。
まあ、さすがに静岡で「入場 2時間待ち」は考え難いですけど、より快適な状況で観たいのです。

一方で気になるのは、グッズの売り切れ。
取り越し苦労であろうとは思いつつも、後で悔しい思いをするのもイヤなので。
こういう物欲って、一旦 数日~数週間 寝かしておくとあっさり消えて終わりだったりもしますが、今回のケースは明確な期限がある分、ちょっと焦燥感も入り交じっております。


ふと気づいたのですが。
今回の静美の場合は、ロビーに併設のミュージアムショップを全面的に『スターウォーズ展』のグッズ販売に振り向けるとのこと。
結果、展示は観なくてもショップには自由に出入り可能。
ちょうど休日に街中に出向く機会があったので、展示観覧は別の機会に改めるとして、人出の様子見を兼ねてショップを覗いてみることに。


すでに夕方に近い時間帯にも関わらず、ショップはかつて見たことないくらいに老若男女のお客で混雑。
その内のどのくらいが展示を観た人なのかは分かりませんが。


静美は開館からすでに 5年程になるかと思うのですが、会社の同僚がこの『スターウォーズ展』をきっかけに、

 「静岡市美術館ってどこ?」

なん~て会話をしているのを聞くにつけ、同展が改めて静美の存在自体をアピールし直すよい機会になっている気がいたします。
恐らく、静岡市内のみならず静岡県内や近隣他県からの動員も見込めるでしょうし。


静美には個人的にちょっとした思い入れもあるので こんなことをつらつらと書いておりますが、それ抜きでも いち静岡市民としてそんなことを思ってみてもいいんじゃなかろうか。


まあ、もっと掘り下げれば

 ~ 公立の美術館に掛かるべきコンテンツの有り様

みたいなところのお話もあるんでしょうけど・・・。





あ、物欲チケットの話。


1月11日(月・祝)、『芹沢銈介展』最終日ギリギリ滑り込みで観に行った際。
次回開催の『スターウォーズ展』はもう観に行くつもりだったので ついでに前売り券を買ってしまおうと。

前売りチケットに、限定グッズ付きのセット券というのがございまして。
(正確には、グッズの引き換え券付き。会期中にオリジナルデザインのてぬぐいと引き換え。)

限定 1,000枚とのことだったので、もう開催まで 2週間切ってるし とっくに売り切れだと思ってましたが、まだあるって。
衝動的に、「あ、じゃあそっちを。」とセット券買ってしまいました。
(前売り券単品より 1,400円も高いのに・・・。)


程なく「売り切れ」のアナウンスが上がっており、さらに 追加販売分も「売り切れ」とのこと。

恐らく「死ぬ程欲しい!」とか思ってて買い逃した人も居るはずなので、その 1枚を私なんぞが ふらふらっと手にしてしまって申し訳ないという後ろめたさも感じつつ。
逆に、もしホントに「死ぬ程欲しい!」と思っているのだとしたら、そんな私なんぞより 100倍のスピードでゲットしてなきゃウソなので、そこは気にしないことにする。






軽~い日常の話題のはずが 何故にこうなるのかよく分かりませんが、長くなったので分割いたします。

『後編』に つづく。(予定)




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