毎度々々、「さらりと『覚え書き』」とか言いつつ、全然 “ さらり “ とは行きませぬ。
それは恐らく、
~ 『さらりとした梅酒』って、言う程 “ さらり “ としてないよねぇ。
というのと相似形なんではなかろうかと。
(私は飲んだことないので、あくまで他人から聞いた話です。)
“ さらりとした “ という特性やら形容が商品の売りになるってことは、そもそもの梅酒が如何に “ どろどろとした “ ものであり しかもそれが消費者にネガティブに捉えられているかという証左に他ならないのだ・・・って、そんな余計なこと書いてるから先へ進まない。
10/4(日)に、大阪への日帰り出張あり。
前々回記事の通り「泊まり」出張の頻度は決して高くないのですが、今回はむしろ自腹一泊で前乗りしてでも盛り込みたい用件が・・・。
ひとつめ。
● グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
『進撃の巨人展 WALL OSAKA』

先日書いた「上野の森美術館」の『大河原邦男展』訪問の記事 でもちょろっと触れておりますが、
~ 今年(2015年)1月に東京で開催された『進撃の巨人展』、限定CD 購入目的で行ったものの、CD 売り切れで購入できず。
という事件(?)がございました。
その時の詳しい顛末をしたためたのが ↓ こちらの記事。
◆ 2015/02/11 記事
『2015/1/18(日) 新春 東京日和・・・後半。(・・・の前編)』
◆ 2015/02/14 記事
『2015/1/18(日) 新春 東京日和・・・後半。(・・・の後編)』
読み返してみたら、我ながらよくぞここまで “ どろどろとした “ 文章が書けたものだと感心してしまいました。
その後、夏には大分で巡回展の開催あり。
確か 漫画の作者が大分出身で、” 凱旋 “ 的なお話だったかと思います。
さすがに大分まで CD 買いには行けませんが、大阪なら何とかなりそう・・・と思っていたところにウマいタイミングで出張発生。
出張当日は仕事で動きが取れないので(ってゆーか、それが本題ですけど)、前乗りで諸々ミッション遂行という流れに。
(相変わらず罰当たり。)
東京展では、事前に日時指定の前売り券の購入が必要でした。
大阪展に関しては、初日から 3日間のみ同様の日時指定前売り券が必要とのこと。
私の訪問時はもう通常の前売り券で入場可な時期だったので、コンビニで購入。(当日券もあり。)
今回、東京展ではスルーしていた『360° 体感シアター “哮” (こう)』というオプションのコンテンツ(別料金)のチケットも前売りで購入。(こちらは日時指定あり。)
ヘッドマウントディスプレイを着けて観る 3Dムービー作品。
正直なところ さほど興味はなかった上に、東京では このコンテンツのためにまた長~い列に並ぶ必要があったので、完全に避けておりました。
大阪の方も CD 購入目的での訪問というのは変わりませんが、まあ せっかくなので・・・という感じ。
開場と同じ 10:00 からの回を選択したので、本編に入場する前に 先に『360° 体感シアター “哮”』専用の入場待機列へ。
ここで解説のチラシ&スタッフからの説明あり。

20人単位くらいで 順次入れ替え制。
『シアター』という響きから、何とな~く暗い空間に押し込められるイメージを抱いておりましたが、全然違った。
会議室みたいな明るい部屋に椅子&テーブル、各席にヘッドマウントディスプレイが置かれております。
考えてみれば、このヘッドマウントディスプレイで鑑賞するわけなので、部屋の雰囲気とかはどうでもよいのね。
ただ、スタッフの おねいさん方はきっちり作品由来の隊員コスプレ&小芝居付きの取り扱い解説で、雰囲気盛り上げていらっしゃいましたよ。
むははは。
このヘッドマウントディスプレイ、先に配られたチラシにも説明がありましたが、装着にちょっとコツが要るので若干焦る。
ヘッドフォン一体型な上に密着度も重要なので、なかなかタイトな作りになっております。
特に、私の様に眼鏡掛けてる場合は 先に眼鏡をディスプレイの方に突っ込んでおいた方がよいとか、或いは 表のどこだかを触ると緊急停止してしまうので絶対に触らない様に・・・とか。
更には、服を脱いで塩をよ~くもみ込んでください、とか。(ウソです。)
3Dムービーは、恐らく正味 5分程度だったかと思います。
これまた毎度こんなことばかり言ってると そのうちに怒られますが、正直 特に内容に期待はしておりませんでした。
んがが・・・。
「うひょ~~~っ!!」
って感じです。
もうネタバレとか心配する必要はないでしょうし、そもそも私が文章で書いても数パーセントも伝わらないと思うので書いてしまいますけど・・・。
前後上下左右 360° 全周に 3D CG の仮想空間が拡がる中で、調査兵団の一員の目線で壁の上やら建物の間を跳び回ったり、巨人とのバトルを体感。
巨人に喰われそうになったり。(ってゆーか、ほぼ喰われます。)
ムービーの画風は、意外にも(?)TVアニメのそれです。
3D CG ではあるものの、リアルな実写風 CGではなく あくまで アニメテイストの風景の中。
にもかかわらず、ものすご~~く臨場感があって、正に「うひょ~~~っ!!」って感じ。
最近、ヒトの空間認識にまつわる錯覚を利用した騙し絵なんてのを TV とかでよく見掛けます。
そこで重要なのは、表面的なテクスチャーのリアルさではなく、遠近法によるパースなど構造的な認識の方だそうで。(そういう感覚は、後天的に経験で培われるものらしい。)
恐らくその方が少ない情報でより迅速に的確に空間認識が可能で、環境が変わっても(テクスチャーが変わっても)適応し易いってことなんでしょう。
逆に、そのシンプルさ故に 騙し易い/騙され易い ってことでもあるのだな、きっと。
実際、ムービー中のテクスチャーは完全にアニメ画テイストで 表面的なリアリティーには乏しいのですが、正に「その空間の中に居る!」という “ 錯覚 “ を覚えます。
これに動きが加わると、尚更「うひょ~~~っ!!」って感じなのでした。
「期待していない。」と言うと一見ネガティブな印象かもしれませんが、結果が期待以上だった場合には より相対的な落差が稼げるという意味で “ お得 “ だと思います。
・・・と、テンション上がりつつ『進撃の巨人展』本編へ。
でもやっぱり、こっちは東京に続き ホントにさらりと鑑賞。(むしろ通過?)
そそくさと、お目当ての物販コーナー・・・ではなく、『兵団購買部』へ。

遂に、限定 CD ゲットです。
めでたし、めでたし。
それにしても。
会場の「グランフロント大阪」って・・・。
~ とりあえず 行けば分かるだろう。
と思ってましたが、私の空間認識能力では太刀打ち出来ませんでした。(苦)

ギリギリで開場時刻には間に合いましたけどね。
(「後編」もしくは「中編」につづく。)
■ FJスズキ ■