(「一日目」からつづく。)
4/19(土)。
東京の Pf. 弾き語りシンガーソングライター『小林未郁(こばやしみか)』さん ライブ観覧、三日連続の中日。
名古屋だがや。
夜のライブ前までに ちょっと寄り道、など。
まずは名古屋恒例、駅ホームにて きしめん。

考えてみたら自宅で 朝 5:00 に朝食を済ませていたので、朝 9:00 過ぎのこれはいったい・・・。
おやつ?
9:40 ~
● 名古屋市美術館 『マインドフルネス! 高橋コレクション展 決定版2014』
久々の名古屋市美。

精神科医で現代美術コレクターの『高橋龍太郎』氏 のコレクションからの出展とのこと。
平面/立体/映像/インスタレーション作品 など。
展示会場入ってすぐ、メインビジュアルにも使われている この作品のみ撮影可。
普段は高橋医師の診療所の玄関に飾られているそうです。

(草間彌生、『ハーイ、コンニチワ! ヤヨイちゃん 2004』/『ハーイ、コンニチワ! ポチ 2004』)
まあ、毎度のことながら現代美術といっても難しいことはよく分かりませんが、あくまで表層的なところだけのお話として「こういう表現もアリなのね・・・。」という “ 目からウロコ感 “ というか、” 何でもアリじゃん感 “ が好きなのです。

図録には、作者ごとに高橋医師のコメントが。
恐らくご本人的にはいろいろ深~い理解をされての上だと思いますが、平易な言葉で作者や作品との関わりなどを記されていて、作家自体が「リアルタムで動いている」という空気が伝わって来ます。
美術館を出たところで、11:00 過ぎ。
よくよく考えたら、そんなに早く名古屋入りする必要もなかった。
宿のチェックインまではまだまだ時間あり過ぎ。
ノープランのまま大須まで歩いて商店街をブラブラ。
「コメ兵」で中古ギターを眺めたり。(← 長居をすると危険。(笑))
そんなこんなで、そろそろ昼食時という段に。
普段 特に食に対するこだわりもなく、「名古屋と言えば・・・」的なものもこれといって思いつかない。(きしめん は別として。)
ふと思い出した。
今年 2月に初めて行った「弐込味亭(にこみてい)」の『薬膳 味噌煮込みうどん』。
弐込味亭を会場に開催されたアート系のイベントへおジャマした際に食べましたが、味音痴の私としてはどちらかというと食感の積み重ねで印象に残っておりました。
堅めの麺/八丁味噌の苦み/松の実・クコの実・銀杏の食感など。
地下鉄を乗り継いでぶらっと行ってみましたが、お店の入り口の張り紙を見てちょっと焦った。
営業時間が 昼の部/夜の部 に分かれていて、昼の部は 14:30 まで。ラストオーダーは 14:10 まで。
そういえば、確かに件のイベントも 昼/夜 の営業時間の合間を縫っての開催でした。
入店が 14:00 でギリギリ。
もっとも、多少の融通は利かせてくれるとは思いますけど。
今回も『薬膳 味噌煮込みうどん』を注文。
14:00 に食べるうどんは ちょっと遅めの昼食? 早めのおやつ?

写真撮ってる間に大分落ち着いてしまいましたが、テーブルに置かれた時点では 汁がグラグラと沸騰して ものすご~い勢いで湯気を吹き上げておりました。
恐らく、地獄に堕ちたら こんな煮えたぎった汁を延々と飲まされ続けたりするに違いない。
私は猫舌なので、地獄に堕ちないように気を付けます。
考えてみたら、「きしめん」も「味噌煮込みうどん」も ともに名古屋名物と謳われておりますが、料理としてそんなに “ 近いところ “ を囲い込んじゃうのってちょっとズルい気がする。
例えば、
~ 「ういろう」と「すあま」の両方を名物として取り込んでしまう。
みたいな。
例え話の方がむしろ分かり難い。
ってゆーか、例えになってないか・・・。
そんなことを思いながらも、結局 きしめん と 味噌煮込みうどん 両方を立て続けに食べてしまうってのが そもそも味音痴の証左に他ならないということか。
~ フツーは「ういろう」と「すあま」続けて食わねぇだろ!?
みたいな。
無理な例え話は 無用な混乱を来す。
この前後の数日間、もう 4月も半ばを過ぎているというのに寒気が入るとかで結構肌寒かった。
見た目にちょっと重いけれど、裏地付きの上着で正解。
薬膳うどんで暖まって さらに正解。
弐込味亭から桜山駅に戻る途中、「名古屋市博物館」で浮世絵展をやってるというので これまたぶらりと寄ってみることに。
「現代美術」の後の「浮世絵」って、「シュークリーム」食べた後に「すあま」って感じで・・・・・
14:45 ~
● 名古屋市博物館 『国際浮世絵学会創立50周年記念「大浮世絵展」』

前回 2月も同じ流れで博物館に寄ってみましたが、その時はちょうど特別展の狭間に当たって 常設展のみ、ほとんどガラガラの貸し切り状態で、夜ライブまでの時間調整を兼ねて 休憩しながらだらだらと観覧。
今回もそんなイメージで、浮世絵には取り立てて興味があるわけでもないのですが、まあ 時間調整と休憩的に。
・・・な~んて思ってたら大誤算。
入場券売り場の 3つの窓口に常時それぞれ 2~3人程度が並んでいるのを見て「そこそこ 人入ってる?」と思いつつ、実際に展示室に入ってみたら大混雑でございました。
みなさん マジメに食い入るように鑑賞されてるので、全然前に進む気配なし。
仕方がないので 人垣の後ろから後頭部を眺めながら ほぼスルー。たま~に空いている作品だけ間近で少しじっくり鑑賞して、あっという間に出口に到達。
(私的には、巷でよくある『印象派展』とかと同じパターン。ほぼ行きませんけど。)
そんなに混んでること自体 意外だったのですが、さらに意外だったのは 入場者が老若男女と幅広い。
浮世絵といえば 年配の方中心かと想像しておりましたが、女子高生と思しき 2~3人組とか 大学生くらいのカップルとかも けっこう入ってました。
みなさん、浮世絵に何を求めているのか?
って、別に『浮世絵』そのものが鑑賞の対象な訳で、そこに変な捻りは要らないか・・・。
有名処の作品も一堂に会していた模様なので、もし機会があったら改めてじっくり観てみたい。
(と言いつつ、そんな “ 機会 “ は決して自動的にはやって来ませんが・・・。)
“ 休憩がてら “ なんていう不謹慎な態度で臨んだ罰が当たって むしろ疲れたので、美術館脇のカフェで一休み。
ぼちぼちと名駅近くの宿まで行って、チェックイン。
そして本題。
ですが、ペース配分 完全に間違えてる。
味噌煮込みうどんで無用にテンション上がってしまったので、こちらはさらりと『覚え書き』を。
19:30 ~
● 大曽根 BLUE FROG 「小林未郁ワンマンライブ『秘密のカクテル 二杯目』」
バーと花屋さんが表裏に。

すでに暗くて見えませんが、壁の画は店長さんが描かれたとのこと。
裏テーマ「ファン感謝祭」。
いわゆる「作り込みワンマン」とは違い、茶色いアップライトピアノでひたすら弾き語り。
従って、客席から見えるのは 真横~後頭部 という普段はあまりお目にかかれないレイアウト。
前日の浜松に続き、この季節限定の『萼』という楽曲。今のところ CD にも収録されていないので しかと脳に刻み込みたい・・・けど、すぐに抜けちゃいます。
印象的な前奏のリフだけは ようやく染み付いた感あり。
アンコール込みで、たっぷり 2時間弱くらいだったでしょうか。
やっぱり、宿を取ってると そこまでじっくり聴けてよいな~。
終電を気にしてそわそわしなくてよいので。
あと、演目的にも/お店のレイアウト的にも 途中退出はヒジョ~に勇気が要ります。
ってゆ~か、確実に空気ぶち壊しになってまうので、少なくとも状況を「分かって行っている」立場としては それは『禁じ手』というくらいの覚悟で臨まないといかんな~という自己縛りもありますので。

小林未郁さん、急遽 翌日(4/20(日))に「au NAGOYA」前のイベントで歌うことが決定とのこと。
詳細はツイッターでという告知でしたが、時間帯によっては ちょっと悩ましい状況になりかねないな~・・・、などと思いつつ。
三日目につづく。(予定)
■ FJスズキ ■