4/12(土) 高田馬場 四谷天窓.comfort 『松本佳奈&ツヅリ・ヅクリ2マンライブ!』 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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東京で、お昼のライブ観覧。

せっかくの東京というのもあって、どこか夜ライブもセットで観られればと思って情報当たりましたが、今回は早めに切り上げて のんびり行って/帰ってということに。


朝 6:00 静岡発の高速バスにて。
東京の日中最高気温は 20度くらいになるという予報でしたが、さすがに朝 6:00 時点では冬装備が必要なレベル。
この時期は着るもの悩みます。



途中、足柄サービスエリアの富士山。



いつもより近くで観ると、改めて「1m くらいなら簡単に削れるんじゃないのか?」って思うんですが。(← まだ言ってる。)

私の見立てでは、日本のどこかに『何らかの思想を背景に富士山の寸法を変えようとしている勢力』が存在しているに違いない。
恐らく、「削りたい勢力」と「盛りたい勢力」との力が拮抗していて、結果的に『3,776m』を保ち続けているのだ。

(あぁ、妄想は楽しいな~。)





9:30 前に新宿駅到着。
その後はもう “ いつもの “ パターンで、渋谷まで出て パルコ・ブックセンター → 東急ハンズ。

パルコ・ギャラリーでは、モーションディスプレイ作家の『ムットーニ』氏 の個展やってました。
氏の作品を最初に拝見したのは、かれこれ 20年くらい前の名古屋パルコ・ギャラリーだったと記憶しております。
展示のみならず、作品を動かしながら 口上や弾き語りでストーリーを語るというパフォーマンスも展開されてました。
今回は 動いてる作品は見れませんでしたが、片隅に楽器が置いてあったので 恐らく氏の在廊時には同様のパフォーマンスタイムも設けられているのではないかと思います。

実を言うと、必ずしもズバリ “ そこ “ ではありませんが、私の『マグネシア』ネタの原点も「造形物と音楽の融合」みたいなところからの発想でありました。
その成れの果てが “ アレ “ なのでございます。(というか、まだまだ途上ですけど・・・。)

ムットーニ氏 作品、「これ欲しい~~~っ!!」というのが 1点ありましたが、先立つものがない&飾れる場所がない。(多分、壁が落ちる。)




東急ハンズではこれまた毎度のことながら、『造形材料』と称して いつ/何に 使うのか分からない細々としたものをいくつか購入。
7F のカフェで昼食を摂った際、トレイに敷いてあったチラシに目が留まる。

 ~ 乗船研究者の皆様へ 有人潜水調査船「しんかい6500」利用の手引き(抜粋)
    (独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC))




7F は科学標本やら化学実験器具コーナーにカフェが併設されていて、以前からそういう呼び名だったかどうかは記憶にないのですが『深海ラボCAFE』ということになっておりました。
深海生物関連グッズとかが一気に増えていたので、もしかしたら期間限定コラボみたいな企画なのかも知れません。
カフェのテーブルには JAMSTEC 発行の広報誌の見本も置いてありました。

先のチラシ、まあ 半分以上はシャレだと思いますが、もしかしたらこれをきっかけに『しんかい6500』を何かに利用したいという人が現れるかも知れない。
因みに、私はもうミッション決めてます。

 ~ マネキンの首を捜しに行きたい。


(あぁ、妄想は楽しいな~。(Reprise))







さて。
本題です。



● 高田馬場 四谷天窓.comfort
 『松本佳奈&ツヅリ・ヅクリ2マンライブ!~種と鍵、君の花が開くまで~』





高田馬場駅近くの「四谷天窓.comfort」、同じビル内 3F の「四谷天窓」の方には 2度ほど おジャマしたことがありましたが、5F の「~ .comfort」は お初でした。


もともと『ツヅリ・ヅクリ』さん お目当てで。
過去にもライブにおジャマするたびに ちょこちょこと書かせていただいておりますが、東京を拠点に活動中の Pf. + Vo.『菅井宏美(ムム)』さん / Per. 『金山典世(てん)』さん のアコースティックデュオ。

5/17(土)に、渋谷「duo」という大舞台でのワンマンライブを控えていらっしゃるお二人ですが、私は残念ながらその日はどうしても外せない仕事が重なって断念。
今回は 4/16 の新譜発売の前の会場先行発売アリとのことなので、「ワンマンの分も・・・」とまではいきませんが CD 購入も兼ねておジャマして参りました。




出演順に。



◆ 『松本佳奈』さん

Pf. 弾き語り女性。
アコギ『奥野祐介』さん のサポートあり。


ここ最近の例に習って 事前情報入れずに臨みました。お名前から「女性」なのは ほぼ間違いないと踏んでおりましたが(笑)、演奏形態も知らないまま。

第一声の低いトーンに「おっ!」ってなりました。


ご本人曰く「楽しすぎて演奏予定時間 大幅にオーバーしてしまった。」とのこと。
MC しゃべり過ぎた、と。

確かに、MC では楽曲の背景とかを一通り語るタイプの方なんだな~と思って拝見しておりました。



以前、某シンガーソングライター のライブを拝見した際のお話。
恐らくご本人的には一球入魂の代表曲という位置付けなんでしょう。その曲に込められた思いや 背景にある実体験などを 1 から 10 まですべて語ってしまった上で、

 「では、聴いて下さい。」

という流れ。

 「いや いや いや。その “ 1 から 10 “ までを あなたの『歌』で聴かせてくださいよ。」

と、心の中でツッコミ入れさせていただきました。
むしろ思い入れが強すぎる結果なのかな~と。
全くの老婆心ですが、例えば CD でのみ聴いてる人とか/ラジオで流れた場合とか、純粋に「楽曲」だけで伝えなきゃいけない場面をイメージしなきゃいかんのじゃないかと。



・・・な~んてことを思っておりましたが、松本佳奈さん の場合はちょっと違った。

確かに曲は MC での説明通りの内容だな~とも思ったのですが、「もともと小説家になりたかった。」とか「 “ 言葉 “ を伝えたい。」とおっしゃるだけに、その MC もセットですんなり入って来るというか。
あまり 前のめり過ぎない分 素直に聴ける、という感じ。


考えてみたら音楽に限らず 何らかの表現というのは、世に放たれた時点で作者の手を離れて受け手の解釈に委ねられるというケースの方が むしろ圧倒的に一般的なわけで。
そういう意味では、これを

 ~ 送り手自身の言葉で “ 作品を語る “ ことまでを含めてのパフォーマンス

と捉えれば、それが観られるのは やっぱり『ライブ』観覧の特権とも言えるのかな~、という都合の良い解釈にします。
まあ、そこのところは ご本人のキャラ次第で 許せる/許せない というのもあるかも知れませんが。(要するに、私の個人的な好みが その受け取り方に大いに影響しているわけです。)


カバーで『中島みゆき』さん の「ファイト!」を演られてましたが、そこでも「言葉」を軸にした独特の向き合い方をされてるな~と感じさせるものがありました。


松本佳奈さん、5/28 に新譜発売。
そして、5/30(金)には ツヅリ・ヅクリさん と同じ 渋谷「duo」にてワンマンライブとのこと。


3rd CD 『生きているだけの価値』、ゲットです。



因みに。
ご本人の手によるワンマンライブ告知動画はこちら ↓

  『種を蒔いてみた。~2014年5月30日(金)松本佳奈ワンマンライブ告知ムービー第一弾~』

・・・なんですが。
これって、果たして “ プラス “ になってるのか?
(私的には大好物なんですけど。(笑))

ちょっと 意味的なフォローが必要な気もするので、勝手ながら フライヤー記載の4コマ漫画のクローズアップも載せさせていただきます。
セットでご覧くださいませ。




(松本佳奈さん、漫画家にもなりたいそうで・・・。)






◆ 『ツヅリ・ヅクリ』さん

ツヅリ・ヅクリさん、快進撃中!(笑) ってゆーか マジメに、ですが・・・。
こちらもアコギのサポートあり。


今回発売の 新CD 『鍵がえし』レコーディングに際して、ブログのレポートで新機軸の楽器編成を取り入れている様子は拝見しておりました。
発売に先立って Ustream で公開された新曲、実際聴いてみると「おぉ、攻めてる!」という印象。

これまた先行公開された「ツバメ」の MV も、楽曲のロックなテイストと相まって 改めて “ 攻めてる感 “ 満載でございます。



ネット動画と連動した前作の『カバー・ヅクリ』以降、てんさん が G. や B. にも取り組まれてサウンドの幅を拡げてます。
恐らく そうした “ 幅 “ をライブで再現する意味もあるかと思いますが、昨年(2013年)12月の 同レコ発ライブにも今回サポート G. の『笠間洋平』さん が参加されてました。

もともとの ベーシックなアコースティックデュオの形態から、サポート G. あり、そして 5/17ワンマンでは『鍵がえし』レコーディングメンバー勢揃いでのライブとのこと。


う~む、どれも観たい!


今回ライブで すでに新曲を CD アレンジとは違う G. 入りのアコバージョンで聴けたわけで、この仕様もまた『 “ ザ “ ツヅリ・ヅクリ』な側面もあり。

5/17 ワンマンも 恐らくライブとしてはレアな編成になると思うので、誰か私の代わりにライブ観て、脳のその記憶の部分だけ移植して欲しい。

(さすがにこの妄想はちょっと悲しい・・・。)



新譜『鍵がえし』、ゲットです。


こちらは「漫画家」ではありませんが(笑)、ツヅリ・ヅクリさん CD のジャケット画は ムムさん が手がけていらっしゃいます。



今回、ちょっと前からどうしても気になっていた『赤いセーター』の件を ムムさん に確認できてスッキリいたしました。
(読んでいる方は、意味が分からなくてモヤモヤすると思いますけど。)





アンコールの スピッツ「チェリー」のカバーは、全出演者参加。
もちろん、時折見掛ける “ 何とな~くコラボ “ 的なものとは一線を画すハイクオリティな演奏でございました。








ツヅリ・ヅクリさん 新曲の「ツバメ」MV が、4/11(金)放送済みの 日テレ『ミュージックドラゴン』 の「サビなび!」というコーナーで一部紹介されました。



来週 4/18(金)24:58 からの放送でも流れる予定とのこと。


因みに。(Reprise)
同 MV はフルバージョンで YouTube で視聴可能です。

 『ツバメ/ツヅリ・ヅクリ』









帰りは、夕方 17:20 新宿(代々木)発の高速バスにて。

昼ライブならでは ですが、こんな感じの あまりガツガツしない行程もアリだな~。





■ FJスズキ ■