3/7(金)『小林未郁主催スリーマンライブ in 名古屋BLUE FROG〜毒ガ良薬ト化ス時〜』 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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インフルエンザで諸々段取りが少しずつズレたお陰。
開演に間に合った~。



名古屋にて、東京の Pf. 弾き語りシンガーソングライター『小林未郁』さん 主催ライブ観覧。


会場は、昨年一度 小林未郁さん ワンマンライブを拝見した大曽根駅近くの「BLUE FROG」というライブバー。
園芸店と表裏で経営されているとのことで。
" 表裏 " と言っても どちらかが「裏稼業」とかいうことではなく、建物の構造的に・・・ってことですが。






「何故に名古屋で?」という素朴な疑問もありましたが、旧知のお三方が集合ということだそうです。
加えて、O.A. の方も。




出演は・・・


◆ O.A. 『ミカミッヒ』さん
男性 アコギ弾き語り。
大阪より。
男臭い風貌からは ちょっと意外とも思える " 浮揚感 " のある声色&メロディーと歌詞センス。
ただし、「ちょっと意外」というのは私の勝手な主観でしかないので何の参考にもならないとは思いますけど。

バーなのでやっぱりアルコールかな~と思って生ビールをオーダー。
終演後に感想をお伝えした際、呂律が回ってなくて恐らくウマく伝わらなかった気がしてちょっと悔やまれますが、まあ 酔ってなくてもちゃんと伝えられたかどうかは怪しい。
CD ゲットです。



◆ 『あきいちこ』さん
女性 Pf. 弾き語り。
ここ何回かはバンドや 3ピースなどで拝見してたので、私的には久しぶりのソロ弾き語りスタイルにて。

このお店 普段はジャズ中心らしく、入り口に近いところに茶色いアップライトピアノが据え付けられております。
件の 小林未郁さん ワンマンの際、このレイアウトのため お客に背を向けて歌うというのがご本人的にも普段とは違った感覚があったようなのですが、ただ、こちらは楽曲のテイストも含めて ある意味イメージ出来る範疇。
これが あきいちこさん となると、過去にグランドピアノで弾き語る姿は拝見しておりますが、どちらかというと前にぽ~んと出る楽曲が多い方なのでアップライトで背後からというのはどうもイメージが湧かない。
そういう意味でも興味津々でありましたが、結果 お店の奥側にステージ設置、エレピでの演奏でした。
恐らく他 2組がギター弾き語りの方だったこともあっての このレイアウトかと思います。「あぁ、やっぱりね・・・。」でしたけども。(笑)

それはさておき。
最新曲の『バタフライ』、先日の 2/11 ワンマンを意識してのバンドアレンジ中心の楽曲かとも思いましたが、弾き語りでもやっぱり楽曲自体に力があるな~と。
毎度こればっか言ってますが。



◆ 『hiroumi』さん
男性 アコギ弾き語り&インスト。
打ち込みトラックをバックに、パッドコントローラーによる演奏とアコギとボーカル。
背後に設置したスクリーンの映像と相まって、" 浮遊感 " のある楽曲。
先の ミカミッヒさん の " 浮揚感 " とどう使い分けたらよいか迷いましたが、「渋谷系」というのが浮かびました。私の認識がズレている気もするのでこれまた参考にはならないと思いますけど。

演奏者への照明は落とした状態で、スクリーン投射の映像がカブって時折その姿が浮かび上がるという " 演出 " ・・・なのかハード的な制約もあったのかどうかは分かりませんが、それも込みで " 浮遊感 " たっぷり。
ご本人 MC で「お酒飲みながら ふわふわした感じで聴いてください。」みたいなことを度々おっしゃてたので、むしろ「目を見開いて聴いてやろう。」とか思ってました。
が。
やっぱりアルコール入ってたのとこれまた楽曲の " 浮遊感 " にすっかりやられて、私も宙を漂っておりました。



◆ 『小林未郁』さん
女性 Pf. 弾き語り。
思い返すとそんなに頻繁にライブを拝見しているわけでもないのですが、ここ最近拝見していたライブの中では昨年発売のアルバム『紫陽花迷路』からの楽曲が中心という印象でした。
そんな状況も踏まえて今回は " 久しぶり " な楽曲も聞けて、改めて「あぁ、この曲いいな~。」と思ったり。
ライブごとに いろんな状況を踏まえて新/旧バランスなどを考慮したセットリストであろうことは間違いないと思うので、どの曲に当たるかはその日の「お楽しみ」。
まあ、当然といえば当然なんですが。
今回の名古屋 2Days で翌日はまたちょっと違った雰囲気の選曲で演られたようなので、そういう意味ではどちらも観たかった気はします。
あと、特に積極的に聴きたい曲を聴く方法としては、ガンバって都内ブッキングライブにも足繁く通うとか。(物理的にムリですが・・・。)


ステージの背景に恐らく店長さんが描いたと思われる大きな絵が飾られていて、全編通じて場の雰囲気を支配してた印象もあり。
その絵、特に 小林未郁さん のイメージと今回のイベントタイトル「毒ガ良薬ト化ス時」とのマッチングを感じましたが、そこを意図したものなのかどうかは不明。
というか、そういう視点から観てるのでそう思えるということか・・・。


私は美術館などで作品鑑賞の際には割と個々の作品のタイトルを気にします。
手っ取り早く鑑賞したい場合はむしろ先にタイトル見てしまう。
作品のイメージを限定してしまうという意味では諸刃の剣なのかもな~と思っておりますが、一方で そのタイトルが果たして作者の " 真意 " なのかどうかというのは常に疑っているというのも事実ではあります。

・・・という話になると確実に迷宮入りなので。
要は、各所で凝ったイベントタイトルを拝見するにつけ 何とな~く主催者の意図が透けて見える気もする反面、勝手に深読みしたところで実は意外にテキトーなんじゃないのか? とか。


う~む。
結局 迷宮入りなので切り上げます。(苦)
もしまとまったら また別の機会に・・・。









翌日(3/8)、自身 久々のライブ出演に向けて 某か一段ステップを上った気がしましたが、これも気のせいだな・・・きっと。





■ FJスズキ ■