名古屋で『あきいちこ』さん ワンマンライブ観覧。
その前に、刈谷に寄り道。
● 刈谷市美術館 『井上洋介図鑑展【漫画、タブロー、絵本】』

ライブは夕方からなので、それまでに寄れるネタは・・・と探した結果。
『井上洋介』と聞いて、不覚にもピンと来なかったのですが、一応 メインビジュアルの作風を見て「 " ピ " の半濁点くらい来た」くらいの感じでしょうか。
美術館 HP の企画展紹介文にあった『エロ・グロ・ナンセンス』の文言に即反応。
刈谷は東海道線沿いだし、ちょうどよいロケーションなのだ。
数年ぶりの刈谷市美術館。
『岸田劉生』展を観に行った記憶があります。
もう一回 何かで行ったような気が・・・。
刈谷駅の駅舎自体の記憶はほとんどありませんでしたが、確実に新しくなってる!
そして、駅から直結の空中回廊(?)が。
(割と最近 某所で見掛けたパターンのヤツや!)

道路を越えて、駅南にあるショッピングセンター+市の出先機関の入った施設(??)みたいな建物に繋がっております。
他にも、いかにも「再開発されました」的な市の施設がど~んと建ってたり。
駅から徒歩 10分くらい。
記憶の中にあった美術館は、割と渋めのコンクリート造りの建物だったのですが。
こちらにも再開発の手が及んでいた!

この企画展、どうやら
『井上洋介図鑑 漫画、タブロー、絵本……奇想天外な表現世界』
という作品集の出版に合わせたものらしい。
(これもまた、割と最近 某所で見掛けたパターンのヤツや!)
展示作品を観て、「ああ、言われてみれば・・・。」という感じ。
絵本作品とか、『天井桟敷』の公演ポスターとか。
グロいけど何となくコミカルな油絵作品群に惹かれました。
作者の戦争体験が色濃く反映されているということらしく、それはそれで重く受け止めるべきかとも思うのですが、それを踏まえての『エロ・グロ・ナンセンス』ってことなんだろ~な~と。漠然と。
『図鑑』購入。
ただ、掲載されたちっちゃな作品写真を見るにつけ、脳内では
「やっぱり『ライブ』というのは特定の時間に特定の場所に " 行く " こと自体が重要な目的なのだな~。」
というリフレイン。

最終日の 2/23 までに、もう一回行けるチャンスがあるかも・・・。
『ライブ』で充分 脳に刻んで、『図鑑』は鑑賞対象でなく『ライブ』の記憶を呼び覚ますためのトリガーとして機能してもらえばよいかと思います。
そして、主目的のライブ観覧。
● 大須 Electric Lady Land (E.L.L.)
『 あきいちこワンマンライブ NextOne -ACT5 バタフライ- 』
昨年(2013年)6/9 以来のワンマンライブ拝見。
E.L.L. という会場選択自体がひとつの挑戦という位置付けのようで、具体的な動員目標を掲げて自分自身にプレッシャーを掛ける、みたいなところも。
残念ながら その目標には到達ならずということでしたが、椅子席と立見でちょうどよく埋まってた感じでしたけど。これ以上動員増えたらオールスタンディング?(笑)
ご本人の Pf. 弾き語りに、G. / B. / Drs. のサポートありのバンド形態にて。
新譜 シングルCD『バタフライ』のレコ発を兼ねたワンマン。
この『バタフライ』というタイトルが今回ライブのテーマでもあり、毎回 ワンマンライブのテーマがその時々の音楽活動そのもののテーマに直結しているのではないかと解釈しております。
以前、『陽廻り』という楽曲に「力があるな~。」と感じ、今回の『バタフライ』にもまた力を感じる・・・という、私としては珍しい反応が続いております。
この「力」というのは比喩的なものではなく、何か物理的な「力」を感じるのでございます。そんなバナナという話ではありますが。
もう 10日も経ってしまいましたが 未だに余韻が残る・・・という、これもまた私としては珍しい反応。
あきいちこさん、早くも 6/27(金)に 三たび E.L.L. ワンマン決定だそうです。
(うっ、平日・・・。)
次はオールスタンディングですかね。

このオレンジ色のアレ、正しい使い方はあんな場面でそんな風にアレする感じなのですが、次回その一線を越えられるかどうかは私自身にとっての挑戦なのだな。
きっと。
■ FJスズキ ■