また 1週間経ってしまいましたが。
1月 19日(土)、大阪にてライブ観覧。
ライブ観覧目的で大阪に出向くのは 今回初めてだったのですが、ちょっと悩んだ末に 高速バス利用に決定。
しかも、当日の深夜便でトンボ帰り。
高速バスの予約入れた後に全国的に大雪の日があって「あ~、しまった!」と思ったりもしましたが、当日は天気が良くてよかった。
道中、けっこう雪が積もってるところもありましたけど。
朝 7:30 静岡駅発、大阪駅到着が 13:00。
5時間半の行程。
今回ライブの出演者さん(の一部?)は 東京-大阪 を高速バス移動されてますので、それに比べたら楽勝でございます。(ということにしておきます。)
東京の電車乗り換えも未だにスマホ頼みですが、大阪は ほぼ未知の世界。
出張で新大阪から目的地までの往復とかいうのは ままあるのですが、大阪駅ってあんまり降り立った記憶が無いな~。
大体、何で『梅田駅』が3つもあるのだ? (笑)
大阪到着後、まずは阪神デパートで昼食。(特に深い意味はありませんが。)
そして、ライブの前に もう一つの目的地へ。
● 大阪くらしの今昔館 『マスダさんちの昭和レトロ家電展』
正月に静岡県美のマチュピチュ展を観に行った際、他の美術館のチラシコーナーでちょっと気になったのがこれ。
大阪だし、開催期間もライブの日と重なってるので行ってみることに。
事前情報は特に入れてなかったので、会場がどんなことろなのかも不明。
何とな~く抱いていた勝手なイメージとしては、
~ 市役所の 2F とかにありそうな、会議室に毛の生えたくらいのホール
みたいなところかな~、と。
実際、地下鉄駅から連絡通路で繋がった会場建物のエレベーターを上がってみるまではそんなイメージのままでしたが、違った!
「住まい情報センター」というビルの 8F~10F を使った小規模なテーマパーク的ノリの施設で、とりあえず入った常設展示の階で ちょっとビックリ。
ビルの中に「家」がある!
まずはその家並を階上から展望するかっこうに。
ちょっと大き目の模型かな? と思ったら、実際に人が歩いてる!
階下に降りてみると原寸大の江戸時代の街並が再現されていて、ところどころ演芸の出し物を演じる小劇場となっていました。
(上演時間の谷間だったので、出し物は観ませんでしたが。)
貸衣装もあるらしく、外国人のグループが多数、和服を着て街の中で写真を撮り合ってました。
「へ~~~~。」と思いながらもうひとつの常設展フロアに下ると、そっちは明治~昭和の街並をジオラマで再現した展示の部屋。
こっちの模型もなかなかのボリュームでしたが、加えて『八千草薫』さんのナレーションと二重構造のジオラマ展示とを組み合わせたストーリーの上演がなかなか見応えありました。
全体的に「お金 掛かってるな~。」という印象。(笑)
正直 何も期待してなかった分、ここまででけっこう楽しんでしまいましたが、ここでの本題は企画展。
『増田健一』さん という個人がコレクションした昭和の家電の展示。
いわゆる「三種の神器」や ほとんど企画倒れの複合家電など、テーマ別に構成された展示が ほのぼのしててよいです。
主に昭和 30年代モノ中心で、私的には「一世代前」という感覚でしたが、何だか大らかで夢がある時代だったんだな~と。
特に、トランジスタラジオなんかは 他の物理的な仕事を擁する家電と違って「音が鳴りさえすればよい」ということなんでしょう。
デザインの自由度が高いため " ムダに宇宙っぽい " 製品が横行していた様で。(笑)
今にして思うと「来なかった未来」みたいな郷愁も漂いますが、当時は一般大衆の夢や憧れの " 伸び代 " みたいなものに まだまだ余裕があったんだろうな~という気がします。
それにしても、展示品のほとんどがピッカピカ。
しかも、タグ付きの未使用新品も 信じられないくらいの数がコレクションされてます。
ほぼ一通り観終わったところで、突如 会場内に 増田さん 登場。
『電気鋏』(正に 電動のハサミ)の実演をされてました。
これもまた大らかな時代の製品ですな~。
今ならすぐに「PL法」がどうの とかいう話になっちゃいますけど・・・。
なんだか これだけで充分 大阪に来た甲斐があったな~と うっかり満足してしまいそうでしたが、主目的のライブ観覧も これまた大満足なのでした。
(長くなったので「2/2」につづく。)
■ FJスズキ ■