こんなに雑でも インカ帝国。 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


今年の初夢は 何らか『太もも』に関する内容だったことは確かなのですが、その他 詳細は全く覚えておりません。



昨日、本年 一発目の美術館訪問。
相変わらず動機は不純ですが、「正月らしい厳かな気分に浸る」という目的で。


● 静岡県立美術館 『マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展』




ほぼ 10:00 に美術館入り口に到着したところ、既に開館済み。
恐らく、入場待ち客がそれなりに大勢いたのに加えて かなり冷え込んでいたため、美術館側の配慮なのだと思います。

けっこう人気の企画らしく、1F に特設の入場券売り場ができてました。
いつもの「し~ん」とした空気を味わいたかったのですが、ちょっと外した感じ。
正月なのに・・・。
いや、「正月だから」なのか?


みなさん けっこうマジメに入り口付近から順番に鑑賞してるので、どうしても入り口付近が混雑。
なので、人垣が薄れるちょっと奥の展示まで ほぼスルーして、そこから少しマジメに鑑賞。

確か、この企画は巡回展でどこか他所でもやってたはずなんですが、東京とかだったら およそ『他人の後頭部』だけ観て終わってしまう気がする。
同じ入場料払うのなら、静岡の方が断然お得だと思います。

でも、ロダン館は年度内 改装工事中で休館だそうで。
しかも、その巻き添えで連絡通路(ブリッジ・ギャラリー)も閉鎖。
私の大好きな「エルンスト・バルラハ」の作品が観れません。
一応 常設展は観れるので、ロダン館休館分の値引きとかは ないわけね・・・。




全 5体のミイラがインパクトありました。
けっこう生々しい。(乾いてますけど。)

単に「グロいモノ見たさ」だと言ってしまえばその通りなんですが、ひとつの造形物として まじまじと眺めてしまう感覚と

 「あぁ、これは " ヒト " なんだ・・・。」

という感慨とが入り乱れて、若干 混乱。


・・・という内部的な状況を、

 「何か 表現に使えるかも。」

と、打算的に俯瞰している自分。




場内で上演されているマチュピチュの 3D映像作品(10分くらい?)も、当初 スルーしようと思ってましたが観たらけっこう面白い。
高所恐怖症の方にはキツいかもしれませんが。



ロビーには、通常のショップとは別に特設の物販コーナーが。

今回、私としては珍しく図録の「自動購入」は回避。
見返したいモノといったらミイラくらいですが、かといって手元に写真なりで残しておくモノでもないかな~、と。

その代わりというわけではありませんが、何やらヒジョ~にレアだというコーヒーを購入。
グラム単価で言ったら、普段買ってるレギュラー・コーヒーの 5倍くらい。
いかな 自称『違いの分からない男』とて、「うまい/まずい」は別としても さすがに " 違い " は分からないとヤバい気がしますが・・・。
(まだ飲んでないので、ひっそりと試すことにします。)



おまけ。
4月から「草間彌生」さんの企画展があるとのことで、その前振りでしょう。
県民ギャラリー前の屋外に作品が展示されていて、「撮影はご自由に」とのこと。
(自由なのは " 撮影 " まで?)






■ FJスズキ ■