まだまだ続く 妄想連鎖。 / のち、時々リアル。 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


10月20日(土)、東京へ。
メインは さるライブの観覧。
(お猿のライブじゃありません。)


いつもはその前にいろいろと用件を詰め込みますが、今回はいくつか事前情報だけ拾って、あとは割と場当たり的に。

もう、スマートフォン さまさまでございます。
電車乗り換え情報とか、地図とか。
おかげでアドリブが効かない私でも、ある程度は臨機応変に行動出来るので。

こういった情報機器は本来 五感を拡張する向きに働くのが正しいのでしょうが、怠け者の私が使うと 五感を退化させる方向にしか働かない気がする。
スマホ頼りで、今まで以上に " 鼻が利かない " 状況に陥りつつあります。




それはさておき。
さらりと、「覚え書き」。



まずは新宿界隈をウロウロ。

弱冠ミーハーな理由により、さる カフェ(お猿のカフェではありません)にて昼食を・・・、と思ったのですが。
お店の前まで行ってオモテの看板を見たら、この日はランチ・ライブがある日とのことで通常の営業ではありませんでした。
というか、多分 土曜は定常的にランチ・ライブやってるんじゃないかという気もするので、単なるリサーチ不足ですね。
結構 歩いたのに。(苦)



気を取り直して 中野へ。

中野でのお目当ての会場は 13:00 オープンなので、その前に駅前アーケード街で昼食を。
ちょっと奥まで歩いてみましたが、結局 さる ファストフード店(お猿の ファスト・・・、以下自粛)にて。


そして、お目当ての場所は・・・。


● OMEGA ALGEA 「二階健 期間限定カフェ『二階から目薬』」



とってもアンダーグラウンド(?)なカフェ&ギャラリー「オメガアルゲア」にて、映像クリエイター『二階健』氏の展示イベント。

例によって前後関係がよく分かってませんが、ちょっと面白そうだったので。
ビジュアル系バンドの PV なども手掛けている方だそうなので、きっと若い女性が大挙して押し掛けているんじゃないかという懸念もあったのですが。
(まあ、場違いなところに独りでポツ~ンというのは慣れてますけど。)

行ってみたら、まだ早い時間だったためか割と余裕で入れました。
(といっても、スペース的には決して広い場所ではありませんが・・・。)
当日夕方にはご本人参加のイベントがあったので、そっちは さぞかし盛り上がったことでしょう。

展示は、二階氏 のアンティーク・コレクションを中心に、造形やコラージュ的作品なども。
PV などの映像作品にプロップとして登場したという品々がひしめき合ってましたが、私的には 古~い人体解剖図/模型標本/医療ポスター/怪し気な医療器具などがツボでした。
(映像作品とかは未見なので、いずれ。)

二階氏 のブログに主な展示物(他)の紹介が。 → 「二階健オフィシャルBLOG」


『童話神社』という展示で おみくじ 1回引いて、ポストカードセットも購入。
この童話神社のコンセプトに首肯。



「カフェ」としての限定メニューもあったので本来は " そこ " なんでしょうが、今回はパス。
次の段取りもあったのと、「20分後に 二階さん 到着しま~す。」とのアナウンスにちょっとビビったので。(笑)

 「えっ? それって逆じゃね?」
というのが一般的かと思いますが、まあ、そこはそんな感じです。





次は、どうしても行ってしまう お定まりの 渋谷パルコへ。


B1F に下りて、入り口脇のパルコギャラリーを一瞥してスルー。
反対側の LOGOS(洋書店) に入ろうとしたら、

 「あれ? 無くなってる!?」


実際には、LOGOS がパルコブックセンター(和書)の一角に、「洋書コーナー」的な形で吸収されてしまった感じ。かなり圧縮されてます。

元の LOGOS のスペースは服屋で埋まってました。
結果、和書の方も売り場を圧縮されてしまって しょぼしょぼな感じに・・・。

以前にも書きましたが、例えば洋書の物量で勝るお店なら他にもたくさんあるはずなのですが、私的にはそっちで溺れるよりも、ここの LOGOS のセレクトに乗っかるくらいがちょうどよいな~と思っておりました。

残念・・・。


テンション下がりつつ、もう一つのお定まり 東急ハンズへ。

前回来た時には既に 7F が売り場を兼ねたカフェになってました。
「ヴンダーカマー」的コンセプト(?)は本来なら 私的にはもっと食指が動いて然るべきかと思うのですが、「何故かここには乗れないな~。」という印象の再確認に終わりました。
特に今回は、二階健氏 の展示を観てしまった後というのもあったのですが、ちょっと健全すぎる嫌いが・・・。
もっとも、東急ハンズ に " あの " おどろおどろしさを期待するのが そもそもアレなんですけど。

もう一段 テンション下がる。




次の目的地は、その低いテンションのままではちょっとキツいかな~と弱腰になりつつ。


● 新宿ゴールデン街 『すみれの天窓』

女性デュオ『黒色すみれ』さん の経営するカフェ。
他のスタッフさん含め、ご本人たちも当番制でお店に立ったりしてるそうで。

ところが、演奏活動との両立が難しくなり 2013年1月10日 にて閉店とのこと。

「そのうちに行ってみよう。」とは思っていたのですが、今回を逃すともうチャンスはないかも。
というこで、とにかく行ってみる。


実は 先ほど新宿に寄った際、お店の場所だけ確認しておこうとゴールデン街をウロウロしてみたのですが、見付からなかった・・・。
HP の地図とか携帯の地図とかでエリアは分かっているのに、ひしめき合うお店群の中から目印の看板を見付けられなかった。(苦)


新宿の『ゴールデン街』って、名前はよく聞いても どんなところなのか全く分かってませんでした。
よくある「○○銀座」みたいな商店街的なモノかな~、くらいの認識。

出掛ける前日、YouTube で 黒色すみれ さんの映像を観ていたら、関連動画として「すみれの天窓」が紹介されている TV番組がいくつか出て来ました。
参考までにと思い観てみたところ・・・。

 ~ バラエティ番組の中で「 " 今時の " ゴールデン街 を紹介します」的な切り口の特集。人気店のひとつとして「すみれの天窓」も登場。

といったもの。

ナルホド。
" 今時の " ゴールデン街に関しては、

 ~ " 以前とは大分イメージが変わり " 、若い女性が独りで行っても楽しめる。

というところがポイントのようです。
とはいえ、私的には今回のきっかけがなければ 決して足を踏み入れることすらなかったんじゃないかな~と思います、きっと。


お店の HP のアクセス情報の解説文をよ~く読み直して ようやく見付けました。



開店時間の 17:00 に着いた時には まだ看板に灯が灯ってなかったのですが、キンチョ~しながら 恐る恐る階段を上る。
入り口の札が『準備中』だったので声をかけてみようかどうかちょっと迷っていると、ちょうど お店の方が出て来て招じ入れられました。

この日のお店番は『樋口舞』さん という歌い手さん。
近々ワンマンライブもあるそうで。

店内は 10席ほど。
『黒色すみれ』絡みの展示物多数。
おふたりと親交のあるという『ティム・バートン』監督のサインも。
加えて、時節柄 ハロウィン仕様の飾り付けもあり。


時間の都合もあったのでコーヒー 1杯くらいにしておこうかと思っていたのですが、せっかくなので食事も。
ハッシュドビーフとコーヒーのセットを。
自前で写真は撮らなかったのですが、私の後にハッシュドビーフを発注したお客さんの分の写真(笑)がこちら。 → 「喫茶すみれの天窓Diary」

ここまでの行程でテンション下がってましたが、ハッシュドビーフで蘇った!


私が お店に居る間だけで、私を含め 7名の来店。
恐らく、黒色すみれ のご本人当番日とかは常連さんでいっぱいなんでしょう。
ここでライブも演ったりしてるらしいんですが、いったいどんな密度になっているのやら。


とにかく、一度行けてよかった。




そしてこの日のメイン。


● 『ツヅリ・ヅクリ特典ワンマンライブ~オオカミとお菓子の家~』

都内の さる ケーキ屋さん(お猿の・・・、無視)にて、『ツヅリ・ヅクリ』さんのワンマンライブ観覧。

Vo. + Pf. 『菅井宏美(ムム)』さん と、Per. 『金山典世(てん)』さん の男女デュオ。

私的には、昨年(2011年)の「やらまいかミュージックフェスティバル in はままつ」にて初拝見。
シンプルな構成なのにバンドサウンドみたいな分厚い音に惹かれて立ち止まって聴いていたところ、『こころぐらり』という楽曲にガツンとやられました。

以降、ライブ観覧のチャンスをうかがっていたものの叶わず。
けっこうなハイペースでリリースされる CD(ミニアルバム)は通販にて入手、という状況でした。


今回のライブ、タイトルに「特典」と ありますが・・・。


ちょっと入り組んでますが、

 ~ 2012年12月15日 『ツヅリ・ヅクリ2ndワンマンライブ』の前売りチケット購入者、先着 30名限定の特典無料ライブ

というものでした。


ケーキ屋さんを借り切って、PA設営から入場の受付まで、ご本人たちによる手作りライブという趣き。
当日は USTREAM の生中継もあり。(録画は → こちら で公開中。)

手作りといえば、ドリンク用の紙コップ、菅井さん 直筆によるイラスト入り。
CDジャケットの絵も自ら手掛けている 菅井さん ですが、例えばこういう端々のおもてなし精神みたいなものが 音楽を含めた表現にも滲み出ている気がします。


演奏中は終始 おふたりがアイコンタクトを交わしながら ものすご~く楽しそうにニコニコされていたので、私もついつい釣られて笑ってた気がします。
但し、私の場合は「ニコニコ」ではなく「ニヤニヤ」になってたと思うのでブキミでスミマセン。(苦)

休憩を挟んでトータル 約2時間。
息のピッタリと合った演奏と、ビミョ~に噛み合ない MC がまたツボだったりしますが。


改めて 12月15日のワンマンライブが楽しみでございます。
それまでにチャンスがあれば どこかのライブにもおジャマしたい。





そういえば。
会場で他のお客さんと ちょっとお知り合いになりまして。
事前に ある情報がきっかけで何とな~くご縁を感じていた方だったのですが、その場にいるのがご本人だと分かり、半ば強引に(?)ごあいさつさせていただいた次第。

たまには妄想の延長が " リアル " に喰い込んでみたりもするのだな~。
まあ、そこは私の心掛け次第ということではありますけど。


帰りの時間の都合で 終演後ほどなく会場を後にしましたが、恐らく帰途ず~っと「ニヤニヤ」してたと思います。
職質受けなくてよかった。




まだ余韻に浸ってる感じなので 特に結びはありません。
以上!

(全然 " さらりと " ではなかった・・・。)



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