今年も ニヤニヤしてまいりました。
9月29日(土)(喰う肉の日)、神戸の「ギャラリーヴィー」へ。
(中央の荘厳なビルの 3Fです。)
● こしあん個展 『モヤンモヤン展 2946~2958日め』
あっちも こっちも
そっちも ありです。
そんな感じでこうなりました。
私的には今年で 3度目の訪問、すでに 9月の恒例行事となりました。
あくまで「覚え書き」なので、これまでの経緯から始めると毎度毎度「そもそも・・・」というところからになってしまいます。
この際 興味のある方は昨年の覚え書きをご参照いただくということで。
→ 旧ブログへのリンク 『9/17(土)の まとめ (1/2)』
(私の文章にしては的確な まとめになっているのではないかと・・・。)
今年の目玉展示は、昨年個展からのリンク企画。
昨年、来場者がアンケート形式で
「色(全12色)」/「数字(0~9)」/「ひらがな」
を選んで投函。
こしあんさん がここからインスピレーションを得て さまざまな『守り神』を創出。
造形とキャラクター設定(?)の解説文をセットで展示するというもの。
全 70数点の投函があったそうですが、今回はそのうち 40点を創作とのこと。
その設定が、なかなかにヒネリのきいた ねちっこい仕上がりで、「う~む。」と唸らされたり、思わず「ぷっ!」と吹いたりしてしまいます。
その中でも「黒/0/ん」から生まれた『無の守り神』というのがインパクトありました。
この組み合わせをチョイスした人のデストロイな感性にも拍手を送りたい。
今回初の人形アニメ作品の中でも重要なキャラクターとして登場・・・、かと思いきや、意外に簡単に切り捨てられてましたけど。(笑)
そして、その人形アニメ作品がまた圧巻。
昨年のジオラマ・ストーリー展示のメインキャラ『興味屋ブック』が人形アニメに!!
今回の守り神と絡めたストーリー展開。
実際にアニメ化されていたのはストーリー冒頭部分のみの約 3分くいらい(?)でしたが、人形アニメ用に再制作された ブックの動きの緻密さに また唸る。
(眼とか耳とか、細か~く動いちゃってますので。)
お話の続きは こしあんさん お家芸、ジオラマを使ったフォト・ストーリー形式で壁にびっちり貼られていました。
ぐ~っと引き付けておいて ぽんと突き放す感じがクセになります。
あと、「間」ですね。
ブックの絶句している表情とか、フレーミングとか、絶妙です。
他にも、刺繍作品の新作など。
正確なタイトルは忘れましたが、「水玉模様の再構成」というのがツボでした。
以上、一切 伝わる気がしないので、ぜひ現場でご覧頂きたい!
(2012年 10月 6日(土)まで。)
恒例の手ぬぐいと、新作『興味屋ブック』の絵本(昨年のフォト・ストーリーを本にまとめたもの)、そして、念願の " 大振りな " 造形作品を購入いたしました。
考えてみたら、作家さんの一点モノの作品購入というのは それなりの責任が伴う行為なんだろうな~と今更にして思います。
もっと自覚を持たねば。
たっぷり 1時間半の作品鑑賞の後、すでにこれも恒例。
元町の中華街にてランチ。
昨年は、その後 名古屋に寄って 人生に於ける 割と重要なライブを観覧いたしました。
ついでにパルコで「岡本太郎展」も。
そこのところのつながりは特に意識したわけではありませんでしたが。
今年は・・・。
おおさか~。
「大船観音、キタ~!」(もちろん ウソです。)
万博記念公園にて、『太陽の塔』とご対面~。
42年越しの はじめましてでございます。
曇りでしたが、眩しすぎず ちょうどよい感じ。
圧倒的な存在感ではありますが、今は芝生の公園に囲まれて それこそ観音様然とした平和な佇まい。
ホントは違う気がするな~。
その昔には「破壊の限りを尽くした邪神」みたいな、もっとギラギラしてた時代があったと信じております。
~ 今は封印されて、誰もそんな過去を知らない。
小鳥が止まり、人々が集う憩いの場のシンボルとして静かに街を見下ろしている。
・・・みたいなイメージでしょうか。
台風接近中。
ちょうど雨から逃げるように万博公園を後にしました。
新大阪から新幹線。
とりあえず目の前の のぞみ自由席に飛び乗って、名古屋まで。
名古屋駅のホームで「きしめん」。
そして、光の速さで帰静と相成りました。
大阪出張の帰りなど、のぞみの自由席に乗れることに気付いてからは 毎度この手を使っております。(気付いたのが つい最近だというのがアレですが・・・。)
ということで、今回もまた すでに来年が楽しみでございます。
頭の中で モヤモヤしてるだけではいかん。
とにもかくにも「手を動かす」というのが重要だと、再認識させていただきました。
因みに・・・。
守り神の解説文は、『杉原紙』という和紙に書かれてました。
兵庫県の伝統工芸品とのことで、涼し気な透明感があります。
表を使うか/裏を使うか、試し書きをした切れっ端までも作品として展示してしまうという ねちっこさに、またニヤニヤさせられてしまいました。(笑)
■ FJスズキ ■