五反田にてライブ観覧。
魂は半分 西の空に飛ばしてきましたが、西風が強かった~。
(一応 たどり着けたみたいで よかった。)
今回はいつにも増して個人的な「覚え書き」。
● 6/8(金) 平沢進 PHONON 2555
「2555」は仏暦。
因みに、『鳥肌実』氏は皇紀ですね。(無関係。)
五反田の「ゆうぽうとホール」にて。
転がり落ちそうな 2階席から。
ステージ上に島が 3つセットされていたので、それぞれを使い分けながらパフォーマンスするのかと思ったら、今回はサポートが 2人。
下手にティンパニスト(でよい?)が。
上手には タッチパネル式ギターを抱えた『PEVO 1号』。アルミクリアーの Talbo も使用。シングルPU のカバーを利用して青色LEDを仕込むってのはナイスです。
平沢氏 本人は、既に定番のセット一式。
センターにキーボード、脇には『ICE 9』。
そして、変態系 レーザー・ハープ。
スタンドに置かれた『PHOTON』は何故か早々に片付けられてしまったので、「今日は " デストロイ " は無いのね…。」と思っていたら…。
なんだか、開発中でトップシークレットという金属ボディの 新型ギター登場。
う~ん。ちょっと「らしくない」と思ったのは私だけ?
3日間公演の最終日ということで、恐らくネットにはネタバレ情報が上がってるはずですが、実はその辺あまり興味ないので " 素 " で臨みました。
初っぱなからヒット曲攻勢。
と思ったけど、「ヒット」はしてないか…。
ファンにはお馴染み 定番曲攻勢で ご機嫌うかがいって感じでしょうか。
会場、テンション上がる!
私も鳥肌立ちっぱなし。(「実」氏 は、尚 無関係。)
次第に馴染みの薄い 新し目の曲にシフトするに連れ、ちょっとした疑問が浮かぶ。
(何故に新し目の曲が馴染み薄なのかは ヒ・ミ・ツ。)
ホントは疑問というより以前から確信があって、今回はその検証をしてみようと。
大音響のコンサートに何を求めるのか? という話になるわけなのですが、一般的な話は放棄して「平沢進ファン」として というところに限定。
定番曲は鳥肌立ちっぱなし。
ホントは一緒に歌ってしまいたいところを グッとガマン。ノドに力が入ります。
馴染みの薄い曲にも何段階かあるのですが、
・歌詞がちょっと怪しい
・曲は知ってるけど、歌詞はサビ以外はかなり怪しい
とか。
私のライブでの基本的な姿勢は「浴びる」なので、大音響を浴びたらもう充分なのですが、殊 平沢氏 に関しては「歌」が聴きたい。「歌詞」を ちゃんと聞き取りたい。
なのに…。
あの高音のザリザリした感じは…。
知ってる曲は 自動的に脳内で歌詞を補完しながら聴いてしまうのですが、冷静に考えてみると 実際には ほぼ聞き取れてないんじゃないかと。
中盤から、できるだけ客観的に聴いてみようと試みる。
馴染みは薄くても 聴いたことのある曲はどうしても補完が効いてしまうのですが、一見さんだったらどうなんだろう。
更に。
平沢氏 の場合、あえてロック的なビート感を排除する傾向にあるので、それこそ 一見さんだったら曲の輪郭すら掴めなかったりするんじゃなかろうか。
そんな ザリザリ感です。
途中 1曲、新譜に入る予定だという 恐らく初披露の新曲が。
もちろん、私は初めて聴きます。
ならば、ということで 最大限 意識を集中して歌詞の聞き取り実験を敢行。
結果は…。
マジメな話、「1語も」聞き取れなかった!!
いえね。
私は 平沢氏 のあの唯一無二の周波数スペクトルを持つヴォイスが ひとつのインストルメントとして主旋律を奏でてくれているだけで すでに涙ちょちょぎれてますので。
それ以上求めたら バチ当たりますよね。
ですよね。
終盤に向けて ヒット曲…、じゃなくて定番曲でまたまた鳥肌立ちっぱなし。
アンコールでは「テスラ・コイル」の放電も炸裂!
終わり良ければ すべてよし。
これでいいのだ。
(いいのか?)
■ FJスズキ ■