某アイドルグループが出演する TV-CM 、おぼろげな記憶だと 1年くらい前に始まったんじゃなかったかと思いますが。
衣装がどうこうというネタのコント仕立て(?)で、何種類かあり。
一時 集中的に流れてはインターバルを取って、また忘れた頃に再開というパターンを繰り返している模様です。
我が家では、在宅の際は(下手すると不在の時も)TVは ほぼ点けっ放し。
でも、実際にはマジメに鑑賞している時間はその 1割にも満たないというのが実状です。
従って、先の CM も当初は 何度も見かけてはいたものの、結局何の CM なのか理解しておりませんでした。
恐らくこの TV-CM と連動したタイミングなのだと思いますが、過去何度か新聞に折り込みチラシが入っております。
最初にこのチラシを見かけた際、衣装の胸のロゴと、チラシの文面にあった「引越し」という単語から
「ああ、『ART』ね。」
と思ったのでした。
引越し大手の あの会社のチラシ& CM だったのかと。
もう「ドラえもん」は やめちゃったんだ・・・、と。
でも、よくよくチラシを眺めてみたら違った!
『ART』じゃなくて『ARI』でした。
ナルホド、あの衣装も「アリさん」だったわけね。
引越し業界の勢力図はよく存じませんが、それにしてもライバル会社の広告と見間違えられるようなビミョ~なビジュアルってどうなんでしょう?
ってゆーか、私が勝手に勘違いしただけか・・・。
で、ちょっと思い出した。
恐らくもう 10年以上前、『柏木博』氏の著書で読んだのだったと思いますが。
『アート引越センター』にまつわるエピソード。(急に実名。)
概ねこんな感じだったと記憶しております。
~ 一般顧客が普段ほぼ馴染みのない引越し業者を選ぶ際、「電話帳の一番上にある業者」を選ぶ傾向にあるというところに目を付けた個人経営の小さな引越し業者。
ならば電話帳の一番上に載る名前にすればいいじゃん、ということで『アート引越センター』と名付けて大成功。
というお話。
コロンブスの卵的発想とでも申しましょうか。
ここまではある意味 美談的な香りも漂いますが、その後がいけません。
~ 「電話帳の一番上」の法則に気付いた同業他社。
ならば、『アート』より上に載る名前にすればいいじゃん、ということで『アーク引越センター』と名付けた。
さらに、
~ とにかく電話帳の上の方を占拠せんと『アーア』とか、挙げ句の果てには仮名より上位に来るアルファベットで『A』なんていう節操のない名前まで登場し始めた。
という状況があったそうで。
実例として名古屋地区の電話帳のコピーが掲載されてましたが、今現在どうなってるのかは分かりません。
そんな熾烈な顧客の争奪戦を繰り広げている引越し業界。
ならば 実はあのビジュアル、最初から『ARI』が『ART』に偽装&便乗するのが目的だったんじゃないのか。
・・・な~んて邪推はあくまでフィクションであり、実在の企業・団体とは あまり関係ありません。
いろんな意味で " 消される " かも。
■ FJスズキ ■