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マーケティングコンサルタント 東海 等のパワースポット的ブログ

心が豊かになる気づきや、
ビジネスに役立つヒントをお届け!

最近つくづく思うんだけど、

これだけ物や情報が溢れている時代だと、

欲しい物はすぐに見つかるけど、

その欲しい物の中にもたくさん選択肢があり、

どれを買うべきかの判断が難しくなってきている。


人は商品を買う時、いくら安い商品だとしても

損をしたくないという気持ちが働くので、

誰のどんな情報が正しいのかを知りたがる。

高額な商品だとなおさらである。


だから広告からの情報よりも、

自分が欲しい商品に詳しい人の意見や、

フェイスブックやリアルで繋がりのある人に

意見を求めたり、あるいはお店の店員に聞いてみて、

買うかどうかの判断をする。


最終的には信頼する人の意見が商品を買う決め手となる。

そして、商品を買う理由 と決め手となる信頼する人の

後押しがあれば、金額はそのあとの問題である。




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ビール1つとっても、これだけの選択肢がある。

以前大阪をブラついていた時に、

たまたま入ったセレクトショップの

トゥモローランドで一目惚れしたカバンがあった。


そのブランドはケンジイケダ。

特にカバンが欲しくてお店に入った訳ではないが、

そのカバンを見た途端、そのカバンを買わなければならない、

いや、買いたい理由を探している自分がいた。


人が買い物をする時は、自分が納得するだけの理由が欲しい。


だから、お店の広告では、商品やサービスの品名やスペックや

価格だけをうったえるのではなく、お客様がその商品やサービスを

買うに値する理由をチラシやPOPで説明してあげればいい。

例えばこんなPOPだとどうだろうか。 


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「モテる男のマストアイテム

 これ流しながらドライブして

 夜景とか行ったら大体の女の子は

 落とせますよ、お兄さん」


by ヴィレッジヴァンガードで見つけた音楽CDのPOP

IKEAのエレベーター内の写真 


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単なる移動手段のエレベーターでさえも広告媒体として使う。

いかにも海外っぽいセンスで僕は好き。


エレベーターという閉じ込められた静かな空間に

こんな写真があると、嫌でも目に入る。

そして、店内に入る前から買い物をする

ワクワク感が駆り立てられる。




IKEAで買い物をする魅力は、

ただ単に家具や雑貨を陳列して売っているのではなく、

デザイナーごとに家具や雑貨をコーディネートして

ライフスタイルを売っていること。

だから見ているだけでも楽しく、必要でなかった物も

ついつい欲しくなってしまう。


どんな商品やサービスを扱っているビジネスでも、

その商品やサービスをキュレーションする事によって

新たな価値と市場が創造できて、価格競争に巻き込まれない

独自化路線を進める事ができる。


差別化ではなく独自化が求められる今のこの時代には

キュレーションするチカラがとても重要で、求められる

スキルの1つだろう。



※キュレーション…モノや情報の意味をとらえなおして編集し、

            新しい価値をユーザーに提供すること。