暑中お見舞い申し上げます
皆さんは、どんな夏をお過ごしですか
筆者は、ロードアイランド州ナラガンセットビーチに娘と出かけて来ました。日本人には、あまり馴染みの薄い場所ですが、アイビーリーグのブラウン大学から南に20分行った所にあります。ついでに言うと、ハーバード大学までは1時間ちょっと。
(ブラウンはプロビデンス、ハーバードはボストンにあります)
出かけた先は、娘の婚約者のお母さん所有のビーチハウス。女だけで、大いに盛り上がりました。
お母さんと波打ち際を散歩していたら、彼女が医大生だった頃の指導医にバッタリ。初老の渋いおじ様。世の中、狭い
お母さんは、初めから病理医志望だったそうですけど、ローテーションの際、大勢の外科医志望の学生を差し置いて、大人気のこの外科医の下につけたんだとか。そのことに他の学生は、メチャクチャ腹を立てたらしい。病理医志望くせにって。
お母さんは、有名外科医に『手術中に病巣を検査する病理医になるんだから、手術の手順に熟知する必要がある』ってアピールした結果、ポジションゲット。何事もプレゼン大事。
この外科医とのエピソードを聞いちゃいました。
彼のヌードを見たって。
お母さんが手術着を探して、飛び込んだのが男子ロッカールーム。そこにいいタイミングで、シャワーから水を垂らしながら素っ裸で現れたのが指導医。
『君、ここは男子ロッカールームだよ。』
『女子ロッカールームに手術着が無かったんです』
『見つけたのなら、出て行け』
その時、指導医は堂々と仁王立ちだったんだとか。はははは。
ちょっと、行動力のあるお母さんです。
そんなお母さんに育てられた婚約者は苦労してます。
お母さんは、以前バチカンのシスティーンチャペル壁画の修復に病理医として駆り出されて、絵の具の分析をしていたんですけど、当時イタリア人の庭師と仲良くなったんだそう。それで思いついて、田舎にある庭師の実家に、高校生の息子を夏休み中、送り込んじゃった。イタリア語を全く知らない息子を誰1人英語を話せないオリーブ畑しかない小さい村に。いやはや。
どうなったかって
婚約者は学校で習っていたラテン語を駆使して、オリーブ摘みやら、油搾りやらを手伝いながら1ヶ月過ごしたそうです。それからは毎年のように『里帰り』をしてます。今やイタリアは彼の第2の故郷。
確かに、イタリア語の元はラテン語ですよね。。。それにしても、かなり乱暴なお母さんです。ローマ旅行に一緒に出かけた娘が、レストランやお店でジョークを言い合ってる婚約者を見て驚いた、って報告してくれました。どうにかなるもんですねえ。
こんな、夏休みの過ごし方も悪くないですね。どうですか
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