一昨日、大統領選挙のディベートがフィラデルフィアでありましたけど、その寸前に娘からハリス副大統領がパトカーに先導され、前後に複数の公用車を連ねて会場に向かう様子の動画をもらいました。
娘はペンシルベニア州フィラデルフィアに住んでいます。
娘は、日本食屋で『ネギトロ』ではなく『ネギ牛巻き』というよく分からないものを堪能して、アパートに戻る途中で、このコンボイに出会したんだそうです。共和党と民主党が拮抗するペンシルベニア州ですが、ハリスを応援する熱狂的な歓声が沿道から上がっていました。へえ。
今、大統領選でも争点になってる合併問題で揺れるUSスチールもペンシルベニア州にあります。
USスチールのことは、筆者もちょっと気になってます。
息子が学部時代にインターンをした会社ですしね。研究所のエンジニアたちは、いい人ばかりで、仲良しで、誕生会だのなんだの理由をつけては、仕事の後に飲み会をしたりして、楽しい毎日だったようです。でも、ほろ酔いのエンジニアたちからUSスチールの凋落の歴史を散々聞かされたと言ってました。
国の政策に振り回されて、ヨーロッパ各地に工場建設をさせられても、その国に引き渡され、資産に出来なかったことだとか、日本を始めとする鉄鋼会社に追いつかれ、追い越され、複数の工場閉鎖に追い込まれ、『あそこに見えるビルも売ったんだよ』とか、『あそこの土地も今、売りに出してるんだ』とか、そんな話ばっかり息子は、インターン中に聞かされました。世界の1の鉄鋼会社だったんですけどねえ。日本が中国に投資して、色んな目にあったのとちょっと似ているような気がします。
インターンした会社に就職するというのが、大学生の鉄板なんですけど、アメリカ1の貧困都市と言われているインディアナ州ゲリーに送られる可能性があるので、息子はUSスチールには絶対に行きたくないと必死だったようです。『人生詰んじゃう』って真剣に思ったようです。何でもあるマンハッタンから廃墟が並ぶゲリーじゃあ、確かにギャップが大きいかもですが。。。。
ゲリーにある製鉄所
『鉄は国家なり』と言われた頃とは違うと言っても、こういう素材製造業は国内に持っていることが必要な気がするんですけど、どうでしょうねえ。息子は、結局、エアロスペース業界に就職しました。
今、アメリカの大学4年生は、本格的に就活を開始したところですすけど、アメリカの失業率は去年の9月の3.5%と比べて、現状4.3%ですからねえ。まあ、厳しそうです。
ご参考までに業種別の求人表をお見せします。
USスチールのような製造業はやっぱり、苦戦してますねえ。それとIT業界も。第1次産業、第2時産業には是非、頑張ってもらいたいと個人的には思うんですけどね。だって、これがないと自分で何も生み出せない筆者なんて、どうしようもないですから。政治家の皆さんには、頑張って保護してもらいたいと思ってます。。。
知ってるとお得な『アメリカ大学進学情報』と『面白い生活』について、NY地区から発信しています! 是非、下のボタンをクリックして応援して下さいね!