今日は、朝から双子とチャットが飛び交いました。
まずは、息子から朝1番のメッセージは、コロンビア大学からのアラート。『学内に入れるのは、寮に住んでる学生だけだからね』という厳しい警告。キャンパスの外のアパートに住んでる学生は立ち入り禁止。つまり、リモート授業とテスト。
アメリカのニュースでは、コロンビア大学の建物の1つが学生に占拠されてしまったことを朝から大々的に報道中です。ここは、奇しくも、1968年にベトナム戦争反対を叫ぶ学生に占拠された建物でもあります。歴史は繰り返す
息子は、娘と筆者に占拠された校舎について教えてくれます。
『この校舎で燃焼工学のクラス、取ったよ』
『あっそう』
だから、どうだっていうんだ。。。。相変わらずの能天気ぶりです。
『スパイダーマン2で、トビー・マクガイヤーが教授と一緒に出て来た校舎だよ』
『へえ』
そうなんだ。でも緊張感が全くない。
コロンビアの学長は、イスラエルに関わる企業への投資を止めろという学生の要求を突っぱねましたけど、同時にガザ地区の援助になる投資もすることを発表し、反対の学生との歩み寄りを模索。ですが、これ以上、居座ったらを退学させると強気に出ています。絶対、キャンパスで卒業式を強行するつもりのようです。
娘の大学は、アイビーリーグでは最後に大学へのプロテストを始めたものの、息子の大学と違って、学生たちは、アメリカ人の子供なら誰でも知ってる黒人霊歌の『クンバヤ』を歌ったりするだけで、シュプレヒコールもなし。非常にメローなプロテスト。にもかかわらず、今日、大学が学生の要求を受け入れて、投資先を考え直すことを発表。テント村はあっさりの解散となりました。
娘はこのニュースにご満悦。さすが、アイビーリーグ1のリベラル大学。下の写真は、大学のある地方新聞『プロビデンス・ジャーナル』の記事からですけど、バンジョー持ってる学生がいたり、のんびりムードの様子がちょっとご愛嬌です。
(ブラウン大学のキャンパスの様子。ローカル紙『プロビデンス・ジャーナル』より)
ブラウン大学の決断が今後、他の大学に伝播するのかどうかは、不明ですけど、大学の態度が見て、進学先を考える材料にすることも出来るかもしれませんね。
連日連夜、全米の大学生のキャンパス不法占拠と逮捕が報じられています。大学生時代くらいしか、本当に社会正義について深く考えて、行動に移すことは出来ないよなあと日和見の大人である筆者は考えてしまいます。大人になると、日々の生活に追われて、世の中の大義のことなんて後回しになりますからねえ。
今学期ももうすぐ終わりです。ちゃんと期末試験受けて下さいね。お母さんは、それが心配です。
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