今日の日暮から、ユダヤ教の祭日パスオーバーが始まります。娘は、いつものように、ボストンのBFの実家に聖餐にお呼ばれのようです。あれです。ほら、イエス・キリストが使徒たちと行った最後の晩餐。あれがユダヤ教の聖餐です。
このところお騒がせのコロンビア大学の学生に、学内のラバイ(ユダヤ教のお坊さん)が学内から退去した方がいいいとお触れを出しちゃいました。パスオーバーですし、帰省するのもありかもですが。授業もついにオンラインになっちゃいました。安全第一
同じアイビーリーグのイエール大学にも逮捕者が出っちゃったりしてますが、今日は、全く違うお話です。
皆さんも大好きな医大のお話。
先月、医大卒業を控えた学生にとって、将来を左右する大切な『マッチ・デー』というのがありました。これは、何を専門にして、どこで研修医になれるかが決まる日です。学生側の希望と、募集している病院とをマッチさせて結果が発表されます。
今年の初めにアルバート・アインシュタイン医大の無償化が発表されましたけど、寄付をした小児科教授の意図は、奨学金返済の為に魂を売らないで、意義のある研究や好きな専門医になって欲しいというものでした。
ですが、STATの記事は、無償化しても、医大生のなりたい専門医は、高給が取れるものらしいというものでした。
ご参考までに、医大生の人気の専門を挙げますね。
麻酔科、総合外科、皮膚科、形成外科、脳神経外科、産婦人科、整形外科。
なるほど。。。
で、不人気なのが
内科、小児科
実際、どのくらい平均年収が違うかと言うと、
内科:$250,000 - $275,000 (約3,7000 - 4,000万円)
心臓外科: $507,0000 (約7,6000万円)
整形外科: $573,000 (約8,5000万円)
うーーん、確かに違いが大きい生涯収入に8億円の差が出来るこれだけ違えば、やっぱり魂を売っちゃいかも。。。。
例として上がっているのは、無償化されて数年たっているニューヨーク大の医学生の行き先です。ここは、NYという場所柄だけでなく、無償ということで、この所全米1難関の医大にのし上がっていて、優秀な学生を集めていることは衆目の一致する所です。ここの医大から今年の卒業生数が107人で、内科志望はわずか2人。しかも、ここの学生が行くのがNY周辺を中心に、大都市の大病院ばかり。うーーん。
全米で今年の医大卒数は4万人で、悲しいかな小児科は200人、内科は600人、募集人員に足りていないんだとか。
苦労して医大を出たら、町医者じゃなくて、やっぱり大病院でバリバリ働いて、バリバリ稼ぎたいと言う気持ちも分からないではないですけど、まあ、歩いていけるところにある町医者は、すごく有難いです。筆者のかかりつけの内科医もかなりの年配です。いつまで診てもらえるんですかねえ。。。
それでは、皆様、ご病気をせず、息災にお暮らし下さい。
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