昨日、アイビーリーグの1つコロンビア大学の騒動について書きましたけど、西海岸の名門大学でも色々あります。
まずは、西海岸のNo1リベラルアーツ・カレッジのポモナ・カレッジのお話から。
ここは、クレアモント大学の1つです。イギリスのオックスフォードには、いくつもの大学が内蔵されていることはご存知の通りでしょうけど、同じパターン。
ロサンジェルス郊外にあるクレアモントは7大学から構成されています。5つのリベラルアーツ・カレッジと2つの大学院。
ポモナ・カレッジ
クレアモント大学院
スクリプス・カレッジ
クレアモント・マッキーナ・カレッジ
ハービーマッド・カレッジ
ピッツアー・カレッジ
ケック大学院
どこも合格率10%以下の超難関大学です。
で、ここで起こっているのが、もちろんパレスチナ支援学生のプロテスト
地元紙ロサンゼルス・タイムズによると、学長室を占拠したポモナ・カレッジの学生20人が逮捕されることにまでなったようです。うーーん。
学生と議論せず、いきなり警察に逮捕させたのは、やり過ぎじゃないかと言われてるとか、言われてないとか。。。。まあねえ。
マスク、サングラス、スカーフで顔を隠して、半袖、半パンのパレスチナ支援の学生たちがプロテストしているのを見て、なんだか、農家の人たちが、休憩を取ってるみたいだなあ、と不謹慎なことを考えちゃいました。すみません。。。。
学生たちは、大学の資金源についてプロテストしてます。イスラエルに関係している企業からの献金は受けるべきじゃない、大学のファンドもそんな企業に投資すべきじゃない、ということらしいです。
戦争反対とかを大学に訴えても仕方ないですけど、まあ、こういうことなら大学に圧力をかけることは出来るのかもしれないですねえ。なるほど。
同じクレアモントのピッツアーの運営委員会は、学生、教職員で構成されているんですけど、そこは、イスラエル関連のコースのボイコットを48対19で可決。学長が、授業ボイコットは許さないと拒否権を行使しました。うーん、揉めてますねえ、ここも。
ロサンジェルス市内にある名門私立南カリフォルニア大学(USC)でも、ちょっと問題が記事になりました。
卒業式でスピーチをするはずの卒業生代表がイスラム教徒で、大学側は、問題発言をされてはマズイと思ったのか、スピーチを止めさせることにしたらしいです。無事に卒業式を執り行いたい大学の気持ちも分からなくもないですけど、どうですかねえ。
ってことで、卒業式を前に東西に関わらず、米国内の大学は大荒れ中です。
皆様は、お健やかにお過ごし下さい。
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