春の嵐です。
近頃は、すっかりリモートワークとなった筆者も娘もお天気に左右されることはありませんが、息子は、暴風雨の中、地味に出勤しているようです。こっそり、GPSの確認をしましたから、間違いありません。ちゃんと出勤しています。
実験がない日は、時間を持て余したりしていると言うので、下っ端なんだから、仕事を選ばず、力仕事でもなんでも手伝えと息子に言ったんですけど、組合員の技術者たちの仕事を奪うことは出来ないと口を尖らせました。エンジニアがオペレーターの仕事をすると都合が悪いみたいです。
実際の機械操作をする技術者たちは、結構、貰ってるらしいです。残業なんかしたら息子よりもずっといいらしい。組合員だから、コーポレート雇用の社員よりも健康保険だとかの待遇もいいんだとか。へえ。
熟練工は、引くて数多で、高給取りだったりするんですけど、息子のようなエンジニアの仕事はやはり熟練工には、任せられないと言うことになっているようです。息子は、飛行機内のヒートコントロール装置の開発に携わっているんですが、こう言うコントロール・エンジニアは、少なくとも大卒以上が求めれます。つまり、製造過程の知識、ロボットのプログラミングが実践経験の他に必要で、どうしても工学部卒ということになります。ですが、実験中に問題がない時は、息子なぞ、ボーっと温度計を見ているだけのようですが。。。。
そんな、高給で、待遇もいい技術者に、最近の若者(Z世代)は大学進学をせず、志望する人が増加中だって、先日のウオールストリート・ジャーナルの記事で見つけました。へえ。賢いかも。。。
高い学費を払って大学を出ても、出だしから学生ローンという借金を背負うし、AIの活用で、ますます仕事に就きにくくなりそうなことを考えると、エリート大学に進学出来ないのなら、ここは、頭を切り替えて、技術者になった方が将来の展望は明るいという非常に堅実なZ世代の若者は判断しつつあるらしいです。なるほど。
どんな技術者かというと、まず大工さん、電気工事士(配線、設備、メンテ)、配管工(水道工事、設備技術者)、溶接工、温熱等の設備施工管理者なんていうのが人気のようです。下のチャートは、ここ10年でこの職業に携わる人が増えていることを物語っています。もちろん、自動車修理工も忘れてはいけません。確かに、絶対必要な人たちですよね。
技術者になるには、専門学校に行くか、職業コースがあるコミュニティ・カレッジ(市が経営する誰でも入れる短大)で技術を学ぶことになります。就職率も非常にいいんだとか。4大を出ても、結局、高卒と同じ仕事に就く場合も多い昨今、始めから覚悟して技術を身につけるというのも賢明な選択なのかもしれませんねえ。
自分の将来です。しっかり考えて下さいね。
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