朝から力が抜けちゃいました。ははは。これじゃあ、我が家の息子と一緒じゃないかって。うーん。
幼少から知っている知り合いの坊ちゃんのお話です。
彼は、現在12年生、高校3年生で、スポーツ推薦で超名門大学への進学が決まり順風満帆。この坊ちゃんは、息子のお下がりの『ハーディー・ボーイズ』(アメリカの少年が必ず読む高校生兄弟探偵シリーズ)やら着古した服だの有り難がってもらってくれていた少年ですけど、高校では、息子と違って、スーパースターです。なんせ、将来プロになるかもしれない素材ですからね。
そんな彼が高校新聞にインタビューを受けて答えている内容が抱腹絶倒。
質問:高校生活を3ワードで表すとしたら何でしょう
回答:ゴルフと宿題
えっ、ちょっと待って3ワードですよね。『And』も1文字勘定
息子に言ったら、彼は正しい、と真顔でコメント。まあ、いいですけどね。似たもの男子。
質問:試合中にブラバンに応援してもらうとしたら、どの曲がいいかな
回答:理想的には、何もなしで。ゴルフは集中力が要りますから。
はははは。ごもっとも。
12年生は、大学の合否も出て、やっと息をついたところですが、世の中、既に次の受験生に焦点があたりつつあります。
先日、カリフォルニア大学が、進学要件科目にデータ・サイエンスを落として、代数2以上の高等数学を必修にすると言う件でブログを書きましたけど、地元のロサンゼルス・タイムズは、読者から大きい反響を受けているようです。
賛否両論。
賛成のある男性はこう語ってます。
『数学は、STEM(理数工)の基礎です。数学が無かったら、橋も架からないし、コンピュータープログラミングも出来ないし、薬だって作れない。船の運行も出来なければ、人工衛星との通信も、飛行機やロケットも飛ばせない。我々の創造を現実のものにしてくれるキーですよ。。。。。(中略)数学教育に失敗すれば、米国はスーパーパワーのポジションをキープすることは不可能です』
めちゃくちゃ、アメリカ人らしいコメント。スーパーパワーまで行っちゃう。
反対の年配女性の投書。
『私もアルジェブラじゃなくてデータサイエンスを取りたかったです。私が高校生だった頃は、60年前ですけど、データサイエンスに逃げることが出来なくて、再履修しましたから。それでも結果はD。苦労しました。でも、ちゃんと40年間高校のカウンセラーをやってます。数学出来ませんでしたけど。ちゃんと現実の社会を見て、すべての人に高等数学を強要する意味があるのか、考えてもらいたいと思うんですけど』
まあ、どっちもごもっともなんでしょうね。
ちなみに、コンサル会社に入った経済専攻の娘は、毎日のように微分積分と格闘しているようです。エアロスペース・エンジニアの息子は、全然、数学は使ってないとボヤいてます。不思議なもんです。
いずれにせよ、数学は、勉強しても損はしないようですから、取り敢えず、頑張って下さい。
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