3月に入って、12年生(高3)は合否をドキドキしながら待っているんでしょうけど、君たちの出番は終わりです。天命を待つだけ。お約束とおり、大学エッセイの書き方について私見を述べたいと思います。
大学進学の本番を迎えた11年生がこれから、まだまだ頑張れるのがエッセイだと言うことを肝に銘じて下さい。アメリカの大学ではエッセイは合否を左右します。命がけで、取り組んじゃって下さい。冗談抜きに。
(娘の大学)
エッセイの課題は昨年度と全く同じです。
早期出願は10月だし、一般出願は年末だし、まだまだ時間あるよね、って余裕、余裕なんて思わないこと。毎年、コンサルしている受験生に口が酸っぱくなるほど言ってます。『日頃から考えておくように』って。
何かあったら、あっ、これエッセイに書けるかもって意識しておくことです。じゃないと、コンピューターの白いスクリーンをずっと眺めるなんてことになりますからね。
課題は昨年と同じく7つ。ここから自分のことを表現するのにピッタリなお題を選びます。ご参考までに、7つの課題をどう考えるか、筆者の個人的、独善的な視点からコメントしちゃいます。必ずしもこれが正解じゃないですからね。ひとりひとり、考え方が違わないと、ユニークさが出ませんから。
1. Some students have a background, identity, interest, or talent so meaningful they believe their application would be incomplete without it. If this sounds like you, please share your story.
ズバリ、『自分について書く』。純粋に他の人にとっては、どうでもいいことでも自分にとっては意味があることを書くこと。趣味でも、経験でも、興味でも、得意なことでも、自分自身を形作っていると思われることについて書く。大学側にどんな人間なのか理解してもらえることを目的として、書く。ポイントは、今までやって来たことを羅列しないで、どうして自分にとって意味があるのかをきっちり書くことですかねえ。
2. The lessons we take from obstacles we encounter can be fundamental to later success. Recount a time when you faced a challenge, setback, or failure. How did it affect you, and what did you learn from the experience?
『自分の人生で障害となったことから学んだことを書く』。これは、大学に等身大の自分を分かってもらうつもりで書く。いいカッコだけ見せるんじゃなくて、自分が足掻いた事実をちゃんと認める勇気が有って、それをどうやって克服したかを書く。その障害は、大きくても小さくても構わないけれども、それとどんな風に向き合ったのかを書くこと。
続きます。
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