半身不随になったブラウン大学の3年生、おばあちゃんとお母さんにエスコートされて、ボストンのリハビリセンターから無事、キャンパスに戻りました車椅子生活ですけどね。良かった、良かった。
アイビーリーグで1番リベラルと言われるブラウン大学では、先週のパレスチナ支援学生のハンガー・ストライキ時に、散々、彼の名前がチャントされたようですが、本人は、猶予をもらってるサンクスギビングに撃たれてからの先学期の課題と今学期に履修している5科目の課題をこなすので、目一杯だとNYパブリックラジオの取材に答えているのが印象的でした。もうちゃんと、前を向いてる。いいですねえ。頑張って。
彼がキャンパスに戻った日に、日本では、東大が2027年から秋入学の5年制文理融合学士・修士プログラムを実施すると発表しました。いいんじゃないですかね。だって、専門によっては、文系・理系なんて分けてられないですよね。アメリカ大学の経済学部や社会学部は、微積関数やコンピューターが必須科目になってます。
アメリカ大学に入るには、文理関係なく、どの志願者もちゃんと数学も4年間取らないといけません。ご参考までに、有名私立に進学するために求められる高校履修内容はこれです。(高校は9年生から12年生の4年間。)
英語:4年間
数学:4年間 (数IIIまで取ると考えればいいかと)
社会:3年間
理科:3年以上(実験の必要な生物、化学、物理を含む)
外国語:3年以上(同じ言語であること)
美術・実技のアート(楽器、歌唱、ダンス、演劇):必要
選択科目:どの学問からでも
学士から修士まで一貫して取れちゃうと言うプログラムは、アメリカでは一般的です。筆者の息子も、このプログラムに大学3年の春に入れてもらって、そのまま同じ大学の大学院まで行きました。
ご参考までに、息子の大学の工学部の科学学士・修士(BS・MS)融合プログラムの説明がこれです。
その結果、息子の大学のプロファイルに載ってる学位のリストです。去年の夏、卒業しました。
ちょっと笑っちゃったのは、学部の学位(BS)が2回書いてあることですかね。一旦、大学に学部生として登録しちゃったからまず、BS1つ。その後で、融合プログラムで登録したから、BS2つ目。卒業証書は1枚ですが。。。(但し、MSの卒業証書は別)
どこの大学もこんなヘンテコな学位リストになってるんですかね。
*機械工学 科学学士 BS
*学士・修士融合 機械工学 科学学士 BS
*学士・修士融合 機械工学 科学修士 MS
学士・修士融合プログラムはエンジニアリング・スクールだけじゃなくて、文系の専攻にもあります。BA ・MA融合プログラム。ニューヨーク大学には、B S/MA融合なんていうのもあります。学部でビジネスを専攻してBS。大学院で会計学を専攻してMA.
気をつけて頂きたいのは、どこの大学も初めから一気に修士まで取らせるコースでの入学の形になっていないことです。大学の3年で、成績優秀者だけに与えられる特権だとお考えになればいいかと。息子の友達の中にはこのコースに入れなくて、大学院はUCバークレーに移った子もいます。(世界ラインキング的には、あっちの方がいいのかもしれませんけど。。。)
今回は、ご参考までに、大学からすんなり修士まで取るコースがアメリカには、あるよ、ってお話でした。東大も色々、模索しているようですねえ。日本を代表する大学として頑張ってもらいたいものです。
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