サンクスギビングが終わって、アメリカではホリデーシーズン開幕です。今年は、ユダヤ教のお祭りハヌカがちょっと早めの明日の夕方から始まります。でも、ホリデーだと浮かれるって感じじゃないかと思います。12月半ばから、早期出願者に合否の発表がありますからね。
大学生たちは、ホリデーシーズンの前にある期末テストや、冬休み帰省の準備でバタバタしている時期ですけど、娘の大学では、サンクスギビングに銃で撃たれた在校生の無事を祈る会が行われました。勿論、筆者の所属している父兄グループでもメッセージが飛び交いました。
(NYポストの記事)
ウェスト・バンク出身の3学生がバーモント州で撃たれて重傷。命こそ取り留めましたけど、娘の大学の学生は、脊髄を撃たれて、半身不随になりました。この3人は小学校時代からの仲良しで、現在、アイビーリーグと名門リベラルアーツに在学中のエリート。ちょっと凄い3人組。
娘の大学の学生は、お父さんがパレスチナ人、お母さんがアイルランド系アメリカ人で、バーモント州のおばあちゃんの家に友達2人を連れてサンクスギビング休みで滞在中。撃たれたのは、近所に住む叔父さんの家の従兄弟の誕生日会に出かけた帰り道。3人とも、パレスチナ人のスカーフをしていたことで、ヘイトクライムに遭遇。犯人はまだ捕まっていません。
大学は、イスラエル側に立っていることになってますが、自分の学生がこんな目にあったということで、一致団結して、半身不随になった学生に支援を惜しまないと言っています。まあ、そうでしょう。
父兄グループもサポートのメッセージが溢れてますが、彼のお母さんも定期的にアップデートをしてくれてます。
『皆さんのご厚意、感謝してます。息子は、今週中に退院して、リハビリセンターに移動出来そうです。本人は、出来るだけ早く大学に戻って、好きな数学の勉強を続けたいと言ってます。大学側も、息子が身体的にも精神的にも無理をしなくていいように、いろんな支援を提案してくれてます。これからもサポートよろしくお願いします』
ってこんな感じです。
バーモントの叔父さんもグループにお母さんに代わってポストしてました。
『短期、長期の治療とリハビリでかかる推定費用が400万ドル(約6億円)です。保険等でカバーする金額に限度があるので、200万ドル(3.5億円)の寄付集めに奔走してますが、皆さんからのご支援もあって、今日現在、120万ドル集まりました』
勿論、父兄会メンバーも奮って寄付してます大学も学生も父兄も、こういう時は、どっちのシンパなんて関係ないというのを知って、ちょっとホロっとしちゃいました。早く、大学に戻れるのを祈ってます。
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